見出し画像

肉が気軽に食べられなくなる時代がやがてやってくる!

ロシアによるウクライナ侵攻による物価高が日本をはじめ世界中で
深刻な状況になっています。特にヨーロッパでおいてはエネルギーを
ロシアに頼っていたので、西側諸国のロシアへの制裁がカウンター
パンチとしてかなり深刻な問題になってきています。

電気代やガス代ばかりでなく、色々なものが値上がりして、世界中の
人々の家計が圧迫されています。

そんな中、こんな世界情勢おいて、ヨーロッパでは「肉税」と呼ばれる
税制の導入が、一部の国で議論されています。

たとえば、ドイツでは、肉類にかかる消費税率を12%引き上げる案も
議論されています。これは、牛肉などの肉類を使った食品に対する
特別な課税措置です。

イギリスは、ユースティス大臣が肉税を「温室効果ガス排出量の大きい
食品への課税」と表現し、オランダでも環境負荷への懸念から肉税の
導入検討が始まっているようです。

どうして肉に税金をかけようとしているのでしょうか?

それは、畜産業による温室効果ガス排出の問題です。人間が排出する
温室効果ガスのうち、約14.5%は畜産業とその関連産業によって発生
しているという事実があります。

特に、家畜のなかでも反芻動物である牛は、体内での消化の過程で
温室効果ガスのメタンが発生してしまう動物なのです。

地球環境の負荷への懸念から、課税による肉類の消費抑制が目論んで
いるのです。これは、いわゆるカーボンニュートラルの一環で
「炭素税」の一種です。

また、肉税検討の背景としては、肉類の過剰摂取が疾患のリスクを
高めるという極めて健康上の問題が懸念されていることもこの税を
導入する要因になっています。

世界中でファーストフードのお店で気軽に肉を食べ続けていること
で肉類の過剰摂取が疾患のリスクを高めることにつながっていると
気づきはじめたのです。

この流れは、税金という形よりは、肉に代わる代替肉(フェイクミート)、植物由来のプロテインミートや培養肉の普及にも追い風になると
思っています。

今まさに、欧米各国の現状をみると、このプロテインミートが
コテコテのヴィーガン(純粋な菜食主義者)ばかりでなく、ときどき
魚や肉類を摂取するフレキシタリアンの流行に合致する食材として
トレンドになってきています。

日本ではまだまだこれからなので、今まさに参入しておくべき絶好の
タイミングなので、新規事業としてこの分野に参入を画策しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?