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老荘思想の「上善は水のごとし」

「上善水のごとし」というとのんべい、呑助の人にとっては日本酒の
上善如水を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
今回は言葉の意味を考察してみたい。

上善水のごとしとは、
理想は水のように生きること。水は万物に影響を与えながら相手に
逆らわず、嫌がる低いところに身をおいているというたとえ。

老子が言っているのは、葛藤しながら勇気をふるわして相手と争わない
ことではなく、ごく自然な振る舞いをすることにあります。そこには、
心理的な葛藤や力みの入る余地がありません。「方円の器に従う」という
言葉で表わしています。

方円の器に従うとは、
器なりに形を変える水にはどこにも無理というものがありません。そう
いう処世こそ上善なのであるということ。

人生において不遇のときは、変にジタバタせず、じっとチャンスを待つ
生き方に通じます。
実際に今、私自身がそんな中にいます。ビジネスパートナーとして
絶好の相手3人から直前で次々に破談にされて、ほんとうに人間不信に
陥りました。

しかし、起ったこと現実は変えられません。そこからどんな学びがあって
次に生かすかという境地がまさに「上善水のごとし」でチャンスを待つ
姿勢にあるのではないかと思っています。

それができれば、人生の長い勝負において、大打撃の不覚をとることは
ないと今は、確信しています。

受けに強い人は、自然の流れに逆らわないので調子を乱すことがあり
ません。仮に乱すことがあっても立ち直りが早いと言えます。そして
勝負強い。いつもコンスタントにマイペースに生きていくことができ
ます。

受けがが強いと言って思い出されるのが59連勝という不滅の記録を
打ち立てた相撲の横綱双葉山を思い出します。彼は受けて立つ相撲を
信条にしていました。

また、将棋の世界では大山康晴さんがいます。彼も堅実無頼な受けの
将棋で長年将棋界のトップに君臨し続けました。

ビジネスの世界でも「創業は易く守成は難し」という言葉があるとおり、
水のように柔軟な姿勢で守りに強い人材を登用することで、長く企業経営
を維持することができます。

ただし、伝統にあぐらをかいて、進取の気性を失ってしまうと衰退して
しまいます。常にイノベーションすること忘れない姿勢も重要です。

現在じっと我慢の時期にあります。
占星術においても11月、12月は無理に行動しても良好な結果は得られ
ないと出ています。新規事の開始は時期をずらしたほうが賢明という
暗示がありました。

今が我慢の時!


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