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AIが仕事を奪うというパラドックス!

新しい技術が現れるたびに、人々は自分の仕事が無くなるのではないかと不安になります。2000年代にはパソコンのOSが急速に普及し、インターネット環境が整ったことで、誰もが手軽にネットを使えるようになりました。これは第一次IT革命と呼べるでしょう。

2010年代に入ると、iPhoneやAndroidスマートフォンの普及が始まりました。つまり、誰もがモバイルコンピューターを持ち歩き、いつでもどこでもネットに接続できるようになりました。これに伴い、TwitterやFacebook、YouTubeなどのソーシャルメディアが隆盛を極め、第二次IT革命が訪れました。

そして2020年代に入り、ChatGPTをはじめとする生成AIが登場しました。これが第三次IT革命であり、過去の革命と比較してもその衝撃は絶大なトレンドとなっています。

それに伴い、AIがこれまでの仕事を奪うという話題が増えてきました。確かに、以下のような仕事の25%がなくなる可能性があります。

<事務・管理サポート、法務関連、建築・エンジニアリング、自然科学・事務・管理サポート、経営・財務関連、コミュニティおよびソーシャルサービス、マネジメント、営業・販売関連、コンピュータ関連、農業・漁業・林業、保安・警備関連、医療従事者および技術者、教育関連・図書館、医療補助、アート・デザイン・エンターテイメント・スポーツ・メディア>

(出典:Goldman Sachs Global Investment Research)

米ゴールドマン・サックスは、今後アメリカでAIが及ぼす影響として、事務・管理サポートなどの職種の半分近くがなくなると予測しています。
しかし、生成AI関連ビジネスを営む私としては、AIを巧みに利用する人とそうでない人の間で、デジタルデバイド以上に深刻なAIデバイドが生じると確信しています。

上述の仕事の中でも、資料作成や単純な分析業務など、従来ホワイトカラーが行っていた仕事はほとんどなくなるでしょう。
しかし、コンテンツクリエイターやコピーライター、マーケッターなどの職種は、生成AIを活用するスキルを身につけることで、新たな職種が生まれることが必然です。

そのため、これからも生き残るためには、生成AIを巧みに活用するためのスキルを習得し、日々精進しなければ、取り残されることになるでしょう。



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