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【CL愛知】本戦出場ミライドンデッキ

はじめに

みなさん初めまして。ゆうやと申します。
初のチャンピオンズリーグ参加でしたが、CL愛知にてDay1で予選7勝2敗で本戦に出場することができました。
Day2は惜しくも1-4で負け越してしまいましたが、プレミが目立ち、もう少しプレミを減らせていたらもっと勝率を上げることもできたかと思います。(相手の引きが強すぎた試合もあるのでそこは難しいですが…)
デッキの完成はかなり高く、他の方の参考になる点もあるかと思いnoteにまとめます。

環境予想

【Tier1】
ロストギラティナ、一撃ルギア、ミュウ、ミライドン
【Tier2】
ロストバレット、アルセウス系統(ギラティナ等)
【Tier3】
サーナイト、連撃系

環境予想デッキ主要カード

Day1は予選が9回戦あるため、安定感のあるロスト系統(ギラティナ含む)やミライドン、もしくは上振れたら止まらない一撃ルギアやミュウが多いと予想しました。2中でも比較的組みやすくどのデッキにも対応力のあるロストギラティナのシェアは特に高い予想しました。

デッキ選択

デッキ選択はシティリーグで2ターン目のアッセンブルスターが使えず、苦い思い出をしたルギアを除き、ロストギラティナ、ミライドン、アルセウス系統のデッキを候補としていました。
環境のシェアが多いと予想したロスト系統のデッキ、ミュウデッキ、ミライドンデッキに対して選考を取ることでいずれにも刺さるクレッフィを採用したデッキが予選9回戦を戦う上で丸いと思い、ミライドンとクレッフィを混ぜたデッキを使用することとしました。

クレッフィ(特性:いたずらロック)

クレッフィを採用することで環境デッキに対して下記のような立ち回りが可能となります。
(対ロストギラティナ)
・主にキュワワー、ウッウ等の特性を止めることができます。
相手がアクロマの実験やアビスシークができない場合、レジエレキVのスイッチボルトで嵌めることでイージーウィンを目指すことができます。

(対雪道ミュウ)
・ゲノセクトの特性フュージョンシステムを止めることができます。
先行でクレッフィを前に出すことであなぬけのひも、ボスの指令、クロススイッチャー、またそれにアクセスできる森の封印石やウッウロボがない場合、初手のバトルVIPパスでの展開を抑制し、2ターン目以降にポケモンを並べにくくすることができます。

(対ミライドン)
・ミライドンの特性タンデムユニットを止めることができます。
相手のミライドン展開前にクレッフィを押し付けることで展開を遅らせることができます。ミラー対面ではレジエレキVMAXを使って相手のVポケモンやミライドンexを倒していくことが重要となるため進化やエネを貯める時間稼ぎが可能となります。

デッキリスト

実際に使用したデッキがこちらになります。

当日使用したデッキ

採用枚数

ミライドンex

ミライドンex1枚からレジエレキVを3体展開するために最低2枚必要。また、初手で引くと安定感が上がり、サイド落ちをケアしての3枚採用。

レジエレキV・レジエレキVMAX

対ロストに対してスイッチボルトではめるため、下技のライトニングウォールも強力なためを必須。
VMAXは3体並べることでミライドンex、ライコウVの最大火力が310となりミュウVMAXやサーナイトex等がワンパン圏内に入るため、並べやすくするために最大枚数の4枚ずつ採用。

ライコウV

少ないエネルギーで高打点を出せて小回りが利くため必須。
特性のしゅんそくも地味に強く、エレキジェネレーターが下振れた際に後1フォトンブラスターから後1ライトニングロンドに切り替える等、使い道も非常に多い。パチリスの非エクポケモン等と違ってHPが200あり、相手の非エクポケモンの攻撃でワンパンされにくい点も非常に評価が高い。
このデッキはエレキジェネレーターでのエネ加速がキーなため、技を使うためにエネをトラッシュしたり、次の番に攻撃ができなくなったり、ワンパンされやすいポケモンに比べて燃費が良く必ずと言っていいほどどの対面にも使用する。枠の関係上1枚のみの採用。

クレッフィ

初動で立つと自身の展開にも影響が出るため、サイド落ちを考慮した2枚採用。ミュウ、ロスト対面での後攻の場合のみクレッフィスタートは地味に強く、後攻の場合、手札の状況次第ではあえてクレッフィを前に置く場合も多い。
先行の場合はレジエレキVやミライドンexからスタートしてこちらの展開後にビーチコート等の入れ替え札で前に押し付ける。ロストに対してはとりあえず1体置くことでかなりの抑止力になる。2体展開するとゲッコウガのげっこうしゅりけんでサイドを2枚取りされる懸念もあることに注意が必要。
さらにギラティナ対面ではレジエレキVMAXが2体欲しいためベンチの枠の都合で敢えて1体のみ展開するケースも多い。

ドラピオンV

ミュウ対面必須。このカードが1枚あるだけでミュウにかなりの勝率が見込める。その他では使わないため1枚採用。

エレキジェネレーター

4枚必須。言わずもがな。

ネストボール、ハイパーボール、フェザーボール

基本的にはミライドンexで展開できるが、クレッフィやドラピオンVにタッチするためにネストボールを3枚採用。
ハイパーボールは後半レジエレキVMAXのサーチに使用することがほとんどだが、初手で引いた場合にはミライドンexやクレッフィにタッチすることも多々ある。他ボールとのバランスを考慮して2枚採用。
フェザーボールはレジエレキVMAXをサーチするためのグッズ。ペパーからのサーチ先として手札をトラッシュせずにレジエレキVMAXをサーチするために使う。ベルトと合わせてサーチすることでそれまでレジエレキVMAXが1体も立っていなくてもペパー1枚からギラティナVSTARをワンパンできるようになる。

あなぬけのひも、いれかえカート

後1フォトンブラスター(ライトニングロンド)を使う上でビーチコート以外の入れ札が多い方が成功率が上がる。
あなぬけのひもは相手のクレッフィ解除やバトル場とベンチ1体の2体展開時のアルセウスVやルギアVに対して後1フォトンブラスター(ライトニングロンド)を打つために必須。
ペパーからエレキジェネレーターと森の封印石をサーチしてエレキジェネレーターのヒット率で攻撃できそうであれば森の封印石からあなぬけのひもをサーチして後ろのアルセウスVやルギアVを落としてイージーウィンを目指せる。
いれかえカートはライコウVやミライドンexやレジエレキVがウッウのおとぼけスピットを2発耐えるために必須。ミライドンexに関してはヤミラミのロストマインまで耐えられるようになるためあるとかなり便利。
レジエレキVMAXしか進化ポケモンがいなく、レジエレキVMAXは逃げるエネルギーが0のためいれかえカートを採用。2枚とも枠の関係で1枚ずつの採用。

森の封印石

確定サーチが強すぎるため採用。
このカードがあることでペパーが強く使える。サイド落ちケアと素引きでも強いため2枚採用。

こだわりベルト

ミュウVMAXやミラーのレジエレキVMAXのHP310ライン、ギラティナVSTARやアルセウスVSTARのHP280ラインの到達難易度を下げる1枚。
森の封印石を素引きしている状態や2枚目以降のペパーのサーチ先として1枚採用。

セレナ、ボスの指令

ミライドンexやサーナイトex、非エクポケモンに対して有効なボスの指令を2枚、手札交換と呼び出しを選択できるセレナを1枚採用。
他のサポートの枚数や枠の都合で計3枚の採用。

博士の研究

どの場面でも強く、雪道ツツジ等の回答として最大枚数採用。

ペパー

森の封印石をサーチすることで実質グッズ1枚+なんでもサーチに変わる最強カード。VSTARパワー仕様前であればどんな場面でも強く使うことができ、エネ加速手段のエレキジェネレーターに直接サーチすることができる。
このカードを使用することで後1フォトンブラスター(ライトニングロンド)の成功率が飛躍的に上がる。
デッキのグッズの枚数が3枚で2枚目の森の封印石は実質効果を持たないため有効なグッズ2枚にタッチできる枚数と同じく2枚採用。

ジャッジマン

このデッキにおける相手の手札に干渉できる唯一のカード。
どのタイミングでも使える点、ロストやルギアに対して有効な場面が多い点から2枚採用。

キバナ

今回のMVP。使えるタイミングこそ限られるがエレキジェネレーター以外のエネ加速手段。このカードでエネ加速しつつ、エレキジェネレーターをサーチすることでエネが付いていないポケモンですら起動できる可能性が出てきます。チャンピオンズリーグ愛知でも実際にこの動きで後続を準備して勝った試合は多く、必須カードだと感じました。

ビーチコート、シンオウ神殿

後半の頂への雪道によるレジエレキVMAXの特性の無効化が辛いこともあり、スタジアムは4枠採用。
ビーチコートはクレッフィロックの必須カード。継続してロストを縛るために必要であり、後1フォトンブラスター(ライトニングロンド)における必須札であるため3枚採用。
シンオウ神殿はルギアに対して1ターン作るための対策札。ルギアSTARを飛ばした後に神殿を貼ることでギフトエネルギーを無効化しつつ、後続のイシヘンジンやバンギラスの攻撃を止めることができます。
また、ミュウ対面でもターンを作り出せる可能性もあるため1枚採用。

基本雷エネルギー

エレキジェネレーターのヒット率を考慮して14枚採用。
下記が初手7枚+1ドロー、サイド6枚とミライドンexの特性タンデムユニットでミライドンex1枚を含む計4枚のポケモンを抜いた残山札42枚から初動のエレキジェネレーターで雷エネルギーがヒットする確率をまとめた表になります。(後1フォトンブラスターの再現率に影響があります)

エレキジェネレーターヒット率

デッキに残る想定枚数と1枚以上ヒットする確率、2枚以上ヒットする確率をまとめたものです。
エネルギーを14枚入れた場合、デッキに残るエネルギーの想定枚数は10~11枚(確率上10.73枚)になります。
13枚の場合は9~10枚(確率上は9.96枚)になります。
表を見てわかる通り、1枚残る枚数が違うだけでヒット率が約5%違うことになります。
もちろんこれにペパーなどのエネルギー以外の確定サーチが絡むとさらに確率があります。
ここの確率を少しでも上げるためにエネルギーは14枚としています。

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想定される立ち回り方と当日のマッチングに関して解説しておりますので気になる方はご覧いただけますと幸いです。

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