【Blender】Add-on: Easy HDRIの紹介
■はじめに
Blenderで、IBL(イメージベイクドライティング)を行う際、毎回、手動設定するのは結構手間で、面倒くさい。
※Shadingウィンドウで、ワールドのシェーダノードを組み、
HDRI画像を読み込んで設定する必要があるので。
この面倒くさい設定作業を最小限にしてくれるEasy HDRIを紹介する。
■便利な点
・このAdd-onは、無料で利用できる(作者に感謝!
・HDRI画像のフォルダもお気に入りに登録し、再利用時の手間が省ける
・HDRI画像選択とワールドシェーダノードを自動的に作成してくれる
・背景を回転させることが可能(上下左右)
・IBLの照明で、太陽位置、ガンマ、コントラスト、カラー等を調整可能
■出来ない点
・背景画像をぼかすことができない(予め、ぼかしたHDRI画像を利用)
■ダウンロード
Add-onダウンロード先は、こちら。
https://codeofart.gumroad.com/l/EasyHDRIhttps://codeofart.com/easy-hdri-2-8/
(※Easy HDRI 1.02の個人的な動作確認:Blender 2.8.3~2.9.1利用可能)
■トラブルシューティング
v.1.02を利用していて以下の問題が発生した。
解決方法を記載しておく。
・Easy HDRI>World Settingsパネル が表示されない
Brender:編集>Preferences>>インターフェイス>翻訳>影響 で、
New Dataを無効にすると解決する。
※この問題は、言語設定がAuto、または、日本語の時に発生。
英語だと問題ない。
※後日公開されたv.1.10でも同様の方法で解決可能。
・Easy HDRI>World Settings>rotation が表示されない
プラグインスクリプト:EasyHDRI.pyの一部を修正する必要がある。
548行目のスクリプトを以下の通りに修正する。
<修正前>
col.prop(nodes['Mapping'], "rotation")
↓
<修正後>
col.prop(nodes['Mapping'].inputs[2],"default_value",text="rotation")
スクリプトを修正しなくても対症療法的に次の手順で対応できる。Shading>ワールド のシェーディングノードで、マッピングノードの回転Z値を調整すると左右に回転する。(Easy HDRIの設定で行う方が手軽で便利だが。
・HDRI画像ファイルを選択する際、ファイル選択ウィンドウで
ファイルをクリックしてもファイルがハイライトされない
ファイルをクリックしても、ハイライトされないが問題ない。
実は、クリックしたファイルは、選択されている状態。
なので、そのままOKボタンを押すとファイルを読み込める。
■使ってみた印象
簡単操作で、面倒くさい設定の手間が省け、作業効率が向上したと同時に質感表現とライティングが実現できることから、制作意欲が向上した模様。
以上。
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