見出し画像

【クリスタ】ノイズ画像からレイヤーマスクを作成する方法

レイヤーマスクに画像イメージを適用して、マスク化する方法がわかったのでメモ。その用途として、レイヤーの合成モードと組み合わせて、質感付けやライティング補正に利用できそう。
<v.1.10.13>

クリスタのレイヤーマスクは・・・、
・マスクをブラシで塗る
・マスクを消しゴムで消す
選択範囲を白、グレー、黒で、塗りつぶしてマスクを作成する
ことしかできない。

画像をコピペしてマスクにペーストすることが出来ない

一方で、Photoshopのレイヤーマスクだと、コピーした画像をレイヤーマスクを選択して、コピペするだけの簡単操作ができるのだが、この方法は使えなかった。


<補足>
今回の主旨としては、レイヤーに描かれた模様をレイヤーマスクに張り付けられるかどうかについて調査したもの。
概要としては、選択範囲を作成した後、白・黒でマスクレイヤーを塗りつぶす方法になる。
なので、ノイズ画像に限らず、図形や手書き画像などにも応用できる。

一方で、レイヤーマスクに直接ノイズを適用したい場合の方法で、一番簡単なやり方は、レイヤーマスクを選択した状態で直接、エフェクトを適用してもよい(例:フィルター>パーリンノイズ等)。


■大雑な流れ

設定で半透明化したグレースケールのノイズ画像から、選択範囲を作成し、
その選択範囲からレイヤーマスクを作成
する。

※選択範囲を作成するためには、素材が半透明である必要がある。そのため、レイヤープロパティで、グレースケールの画像を半透明化している。

■やり方

まずは、検証用グレースケールのノイズ画像を用意する。
そのノイズ画像は、事前にメニューバー:フィルター>描画>パーリンノイズ で作成。

画像2
フィルター>描画>パーリンノイズ

そのレイヤーを選択したまま、輝度を透明度に変換 を実行。
これで、白部分が透明化し、黒部分が残る。

輝度を透明度に変換

そのまま、メニューバー:レイヤー>選択範囲>選択範囲を作成 を実行して選択範囲作成。
または、Ctrlを押しながらレイヤーのサムネイルをクリックする。

レイヤーから選択範囲>選択範囲を作成

これを行う意図は、このグレースケールの半透明度を選択範囲化にするために行うもの(※この後、選択範囲作成し、レイヤーマスクを塗りつぶす)。

あとは、別途、用意したレイヤーに、選択範囲を反映させたレイヤーマスクを作成する。
やり方は、レイヤーを選択し、選択範囲がある状態で、レイヤーマスクを作成ボタンをクリックする。または、メニューバー:レイヤー>レイヤーマスク>選択範囲外をマスク を実行。

画像5
レイヤーマスク作成ボタンで、選択範囲からレイヤーマスク作成

これで作業完了。

あとは、この手順をオートアクションに登録しておくと、作業が楽になるので必要に応じて対応するとよさげ。

※マスクの具合を調整したい場合は、レイヤーマスクを選択した状態で、
 メニューバー:編集>色域補正>… の中にある各設定を利用する。
※マスクの階調を反転したい場合は、レイヤーマスクを選択した状態で、
 Ctrl+Iを実行する。(編集>色域補正>階調の反転
※なお、ノイズを作成したレイヤーは、画像素材レイヤーに変換しておくこと用途によっては、扱いやすいかも(画像素材レイヤーはペンやブラシ等で描画できない)。

メニューバー>レイヤー>レイヤーの変換

■先にレイヤーマスクを用意した場合

もし、先にレイヤーマスクを用意した場合の対応。
上記パーリンノイズの選択範囲を作成した後、編集>塗りつぶし を実行する。黒レイヤーマスクを選択した状態で、Alt+Delete (Back Space)を実行する。

画像3

※白レイヤーマスクの場合は、描画色で白を選んで、
 Alt+Delete (Back Space)を実行。

■クリッピングマスクと比較

今回試したレイヤーマスク構成の表示結果は、下記クリッピングマスクの構成と見栄えは、同等。
ただし、組み合わせる機能によって挙動が異なるので、用途に応じて使い分けたらよさそう。

画像6
クリッピングマスクは、対象レイヤーに対して、下のレイヤーがマスクになる。

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?