【Blender】ビルボードで草束を表現
試してみたビルボードの設定方法をメモ。
ビルボードとは、カメラのフレームに対して、常にオブジェクトを向かせるものらしい。処理負荷が少ない、メモリを節約できる利点があり、ローポリのゲームでもよく使われとのこと。
このテクニックは、エフェクト等、いろいろなものに応用できそう。
<Blender2.91.2>
■完成イメージ
ビルボード:TVゲーム等でよく利用される表現手法。
■事前準備
平面に草のテクスチャーを描いたオブジェクトと地面を用意する。
草オブジェクトの原点の方向をワールド座標と一致させておく。
■オブジェクトが自動的にカメラを向く設定
オブジェクトを選択してコンストレイント設定を行う。
プロパティ>オブジェクトコンストレイント>軸固定トラック を追加。
ターゲットは、任意のカメラを指定設定。
今回は、下記(A)の設定を利用する。
(A) カメラの動き(左右)に追従する設定
(B) カメラの動き(上下左右)に追従する設定(軸固定トラック×2)
■応用:パーティクル>ヘアー適用の草束
設定するとパーティクルの草束がカメラを注視して姿勢を自動的に向けるようになる。
事前準備として、オブジェクトに上記のコンストレイントを設定しておく。
まず、グラウンドにパーティクル>ヘアーを適用して草を生やす。
次にパーティクルプロパティで、
コレクション>コレクションインスタンス>オブジェクトの回転 を有効。
詳細設定>回転>回転する軸 をグローバルXに設定。
■参考動画
以上。