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それでも共存するために

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争いのない世界について不定期に妄想します。
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#マイノリティー

多様性を受け入れる

↑前回のつづき 多様性という言葉は単に状態を表しているだけなのでケチのつけようもないが、大きいほうが偉いという暗黙の了解があるせいで傲慢さが見え隠れしてしまう。 少数派を受け入れてあげよう。 と、多数派はナチュラルに上から目線になる。悪気がないのはわかっているし、僕が偏屈であることも認めるが、何かがズレていると感じる。 多様性を受け入れることと少数派を受け入れることは違う。自分たちのいる世界に異端を迎え入れよう、居場所を用意しようという発想は間違っていると思う。性質の

左利きの視点から

↑前回の続き もともと左利きだったが鉛筆は右で持つようにと親に躾けられた。両利きではない。箸は左手、ボールは右投げ、包丁は左なのにナイフは右という自分でもよくわからないことになっている。 基本的に世の中は右利き用に設計されている。人類の9割は右利きらしいので社会全体の利益を考えれば当然だ。バリアフリーが理想だが、どちらかに寄せねばならないとしたら右利きに合わせるのが理にかなっている。 そのほうが多くの人が幸せになれる。 狭い場所に並んで食事をする際、右利きの人の右隣に