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退職時にビルを見上げた写真を撮ってしまうのはなぜか

IT業界だけかもしれないが、儀式や伝統芸みたいになっている気がする。

せっかくなので自分でもやってみたら、結構よかった。

通勤しているときは、自分のオフィスが入居するビルを見上げることがあまりない。風景の一部になっているし、時間に余裕がないことも多い。
でも改めて見ると、ちょっとしみじみできる。

そして、ビルはオフィスの外観だ。執務スペースなど内部そのものではなく、しかし、職場の周縁ではある。
さっきまでいた内側にはスタッフとしては入ることはもうないけれど、同僚や仕事のことを思い出す拠り所になる。

節目を感じる機会を作るのに、ビルを見上げた写真を撮るのは、ほどよいのかもしれない。

ちなみに、退職挨拶メールは、個人アドレスをCCに入れて送ると、勤務先アドレスが失効した後も、同僚やお世話になった人たちからの返信を受け取ることができる。これもやってよかった。