INFJ 6w5 22歳の日常 vol.2

もっと強くなりたいと思うことがたくさんある。私はいつもずっと弱い。

先日初めて1人でコメダ珈琲に行った。1人で飲食店に行くのは初めてだった。ドキドキビクビクしながら順番待ちの紙を取った。自分の存在が店員さんに気づいてもらえなかったのか、自分より後に入店した人が次々と席に案内されていく。数字の書いた紙が涙でかすむ。こんなんで泣いちゃう。周りの目が気になって恥ずかしくて、虚しくて。やっと勇気と声を出した。泣くとこだった。席でちょっと泣いた。弱い。笑い話にすらできない。結局周りの目、声、全てが気になってとてもいられなかった。もう私22歳なのに。弱いな、と思う。

私は「弱い自分に勝つ」と、何度も紙に書いてきた。勝ったことはきっと一度もない。勉強ができない弱い自分に勝つ、とか。だからいつの日からか、自分は弱いんだ、と認識してしまった。

次に昨日の話。
彼(ENTP)の誕生日を祝った。ずっと前から準備して、喜んでもらえて、正直疲れ果てて、彼の見えないとこで地べたに座り頭と体を休ませるほどだった。その夜彼の好きなゲームの大会の決勝だった。「友達と通話繋いで見てもいい?」いいよと心から言ったと思った。だってすごく楽しみにしてたこと知ってるし、この質問の後「嫌だったり不満あったらすぐ言ってね」「不機嫌にならない?本当にやだくない?」と最大限の気遣いもあった。
だけど案の定、彼の声、キーボードの音、パソコンの光、全てがだめで、寝れなかった。「ここで気にせず寝れる女の子だったらな、可愛くもう少し静かにできる?って言えたらな。言えないな。なんで言えないんだろ。」と、考えた、けど、その思考も彼の声によって止められる。考えることを制御されるのもこんなに辛いんだって知った。

何も泣くことないのに。たった一言、言えばいいだけなのに。彼なら必ずごめんねって、してくれるのに。何で言えなかったんだろう。やっぱ彼の楽しみを奪うのが嫌だったんだろうな。彼の楽しい気持ちを尊重してあげれる彼女でいたかった。彼のために嫌いなニンニクをみじん切りした手が臭い。

彼は強い。バスの降車ボタンを違うとこで押してしまった時、「すみません、間違えました」と大きな声で言う。私なら絶対に降りて目的地まで歩くか、次のバスを待つ。

結局ゲームは4時まで続き、彼がベッドに入ってきたとき「一回も寝れなかった」の言葉とともに涙があふれてしまった。いっそ寝たふりすればよかったのかな。でも、でも。彼はたくさん謝ってくれたけど、違うのに、言えなかったの私なのに。「音あると寝れないのも光あると寝れないのも知ってたのに本当ごめん。俺が誕生日一緒に過ごしたかったのと大会見たかったのと欲張りすぎちゃったよね」やめて。弱い私を受け入れないで。それ以上優しくされるともっと弱くなっちゃう。そんなことも言えずただ泣いてしまう。弱い自分が嫌で嫌で泣いてしまう。

彼は毎日楽しそうだ。彼は好きな自分でいるための生き方をしている。だから自分のことが好きだろう。そんな彼が好きだし、尊敬する。羨ましい。

ENTPの彼氏が一緒だと、最強になった気分にしてくれる。でも実際1人になると、私は1人じゃ何もできないみたい。身動きが取れなくなってしまう。頼りすぎてる自分がやだ。負担になりたくないのに。自立できてないきっと依存してる。

だから私は一度1人になりたいと、何度も思ってしまう。そんなことしたら1番悲しませるのに。この波が押し寄せるたび、また、また、迷惑かけるんだろうな。やだな。健全でいたいな。弱い自分を受け入れることなんて、私にはまだまだできそうにない。

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