お笑いライブと私
Aマッソを知ったのはいつだったのか思い出せない。
ネットニュースで話題になった時、冷ややかな感想を持って読み流したことは微かに覚えている。
先輩から借りた本ほど読むのが億劫なモノはない。
こういう時は決まってTouTubeに逃げるわけだが、さらば青春の光のチャンネルにゲスト出演しているのを観て、そこで初めてしっかりと認知した。
Aマッソにハマるのは時間がかからなかった。
「このボケ、このツッコミ、この構成、この感性が分かるか?」と試されているようで、気づいた時にはすっかり魅了されていた。
動画コンテンツをあらかた見終わり、ライブに行こうと決心したのが2021年4月。
『Aマッソのこけら落とし』@西新宿ナルゲキ が私にとってのお笑いライブ観覧デビューだった。
生のAマッソを間近で観られたことに感動した。
画面越しに観ていた彼女たちはこんなに声を張っていたのか。
周りのみんなは笑っている。そうか、ここでは大声で笑っていいのか。
MCは会場のお客さんとのコミュニケーションを感じられる。楽しい。
お笑いライブがどんなものなのか、どのような客層なのか分からず不安だった。
終わってみればただ「楽しい」だけが残った。
初めて足を踏み入れた地下ライブの、その異質な空間に驚くほど居心地の良さを感じてしまった。
真空ジェシカ、ママタルト、ガクヅケ、お天空音頭、虹の黄昏 か…
パンドラの箱が開いた瞬間だった。
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