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勉強が死ぬほど面白くなる 独学の教科書 著)中田敦彦

ー感想ー
本を読んで、インプットしたら、アウトプットすることが記憶に残すことだと
改めて、思うことができた。
「覚えておくと便利な日本史の年号」が参考になった。
教科書で勉強してからはや半世紀経って、今更勉強が面白いって
思えることができて、よかった。
中田さんを、好きな人とと、嫌いな人はいるかもしれない、正直私は
V見る中田さんは、自分の学歴をひけらかしたりする、鼻につくタレントで
好きではなかった、YouTubeも見ようと思わなかった、でもこの本を読んでみて
画面で見る中田さんとは、まるっきり違う中田さんが見えて、
見たり聞いたりする媒体で、こうも人の見方が変わるものかと驚いた。
お勧めする一冊です。


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そで
 死ぬほど面白く学びながら、大人の教養を身に付けられる
中田式独学勉強法6つのルール
歴史、文学、政治、経済、英語など
ジャンル別40のコツ
を教えます!

勉強がつまらない人はほんの少し、勉強の「やり方」を変えれば勉強が“最高”のエンターティメントに変わります。

 そもそも、勉強は、学校の教科書の内容を身につけたり、成績を上げたりするためだけにやるものではありません。

学校や塾の先生にはできない「教え方」がある

(1)学校の授業ー学校の教科書の内容を「はみ出す」ことができない
(2)塾の授業ー「テストの成績アップ」や「受験合格」を目指す
   ↓
(3)中田敦彦の授業ー学校の教科書をはみ出しながら、テストの成績アップにも関係がない、純粋な学びの「面白さ」を教える!

現在のYouTubeは、テレビが歩んできた歴史を10倍速でトレースしている。
テレビ)こども番組→クイズ番組→教育バラエティ番組
YouTube)こども系チャンネル→クイズ系チャンネル→教育バラエティ系チャンネル

学ぶことによって、人生が豊かになり、知識欲や好奇心を満たすことができる、そして、何より自分を成長させてくれる肥になる。このような勉強をしている瞬間は、僕にとって一種の“快楽”であり、エンターテイメントです。

第1章 中田敦彦式独学勉強6つのルール
これから、「独学」は必須スキルになる!

勉強すると、教養が身につくことです。
教養は自分を「アップグレード」させるために欠かせないもの
現在、「学びたい」という欲求さえあれば、いくらでも自分で学べる環境が揃っている。これからの時代、「独学ができる人」と「独学ができない人」の間にかなり大きな差が生まれる。

僕が勉強するときに意識してること、本が欠かせないので、ほぼ読書に関するルールになっている。

(1)「読書」の目的を明確にする

「読書が苦手な人」の本の読み方
✖️「読書好き」じゃないと、本は読めないー本を読むのが苦痛な自分には読書なんてできない

◎「目的」を明確にして割り切って本を読む
 情報収集の方法として本は最適!
 文字を読むのが苦手でも“割り切って“本を読めるようになる!

(2)情報収集は「1冊の本」を軸にする

ネット記事は散文的で、テーマを立体的に理解するのは不十分
情報収集において、本は最も効率の良いツール
本文を読む前に目次を読み込む

中田敦彦流 情報収集術

1.街の書店で、気になるテーマに関する本を2〜3冊まとめて購入
2.すぐに喫茶店に入り、購入した本を読み比べ
3.そのうち1冊を軸にして、残りは補完的に参考にする
4.本を読んでいて、気になったワードはインターネットで調べる

(3)本で学んだ知識を「体感」してみる

・インプット一辺倒にしない
・学んだことはノートやブログに書いたりして、意識的にアウトプットした方が
 良い
・本を読んで学んだことを実際に「体感」してみる

(4)「誰かに話すこと」を前提に本を読む

・学んだ知識がより頭の中で整理されたり、きちんと理解できていなかった点などが明らかになったりします。
・人に話すことを「前提」に読書すると、これまでよりもインプットの量が格段に増える
・インプットしながら情報が頭の中で立体的に積み上がっていきます

「インプット」したら「アウトプット」もする
✖️「聞くだけ」「読むだけ」のインプット一辺倒

◎「学んだこと」を他の人に話す

池上さんの番組よりも、池上さんの著書の方が何倍もの情報が効率的に得られ、しかも純粋に読んでいて面白い

(5)「テレビ番組」を学びのツールにしない
・圧倒的に効率が悪い
・ワイドショーは、「家父長」的な価値観で作られているので、どうしても公平な議論がされにくい構造になっている
・ワイドショーのメインの視聴者層は50代以上の男性にシフトしつつあります。50代以上の男性の耳に心地よい主張が善とされがちなので、50代以上の男性の価値観が反映されやすいという側面があるのも否めません。

「メディアは、すべて公平中立」ではない!

・すべてのメディアが公平ということはあり得ません
・「どこにも忖度しないメディアなんて存在しない」
・受け手側が、冷静に判断んする目を持つことの方がはるかに重要です
・大量の情報の中から、バランスよく情報を選び取り、納得のいく真実に辿り着こうとする姿勢が重要です
・「ネットの情報を積極的に活用すること」と、「ネットの情報だったらなんでもいい」というのは話が全く別です

(6)「歴史」を軸に、その他の分野を横展開で学ぶ
・日本史と世界史を学んで、自分の中で歴史の知識の軸を作ります
・歴史の知識の軸にしながら、文学や政治、経済、アートなどの分野に勉強を広げていきます
・自分の頭の中で知識を1つに体系立てて整理しやすくなる
勉強する分野の広げ方
①歴史(日本史、世界史)→②テクノロジー
            →③文学
            →④アート
            →⑤政治、経済
歴史の知識を得てから、その他の分野を学ぶことで知識が体系化されやすくなる

第2章「歴史」の独学勉強法

1.「暦位の勉強=暗記」という考え方を捨てろ!

・自分の中にある1つの「欲求」を満たしてくれる
・歴史の流れを学ぶと、自分の欲求が満たされる

「暗記」ではなく、歴史の「流れ」を勉強する
✖️出来事や人名、年号をひたすら暗記する

◎歴史の「流れ」にフォーカスする
出来事1→出来事2→出来事3
人が持つ根源的な欲求が満たされ、歴史の勉強が快感になる!
参考)
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

2.歴史の「なんで?」を掘り下げる

・「なんで?」という視点で出来事にツッコミを入れてみる
「なんで?」から歴史の流れが見えてくる
1.歴史の中の「なんで?」を掘り下げてみる
例)なんで、元寇の後に、鎌倉幕府は衰退したんだろう?

2.出来事の「因果関係」が見えてくる
例)味方に恩賞を出せなかったから、鎌倉幕府は求心力を失っていったのか…

3.歴史がつながり、大きな「流れ」が見えてくる
例)鎌倉時代〜室町時代への移り変わりには、「元寇」が大きく影響していたのか!

3.「世界史→日本史」の順に学ぶと歴史が10倍面白くなる!

・日本史と世界史を両方学ぶと、歴史の勉強が断然面白くなります
・日本史と世界史の中に、「共通点」を見つけ出せるようになる

「世界史→日本史」の順に学ぶ2つのメリット
メリット1
日本史の出来事を世界史の視点から眺められるようになる!
世界史を学ぶことで、日本史に登場する「元寇」や「遣唐使」「日明貿易」などの出来事の理解をより深められるようになる.日本をより理解するためには、世界を知ることが大切
メリット2
日本史と世界史の中に「共通点」を見つけ出せるようになる!

中国の始皇帝と豊臣秀吉や徳川家光の政策との類似など、日本史と世界史には、不思議に思うような共通点がたくさんある.共通点を見つけるのは、単純に楽しいし、出来事自体にもより興味が持てるようになる.

さらに、「世界史→日本史→偉人伝」という順に学んでみると、より様々な角度から歴史を眺められ、さらに多くの発見ができるようになる!

4.歴史の中から、自分なりの「法則」を見つける

・歴史の出来事の中から自分が見つけた「共通点」は、もしかしたら、何らかの歴史の「法則」かもしれません

5.「推しメン」をつくる

・一つの時代の中で「この人が好きだ」という人をつくり、その人を中心としたストーリーで理解するようにします
・スターの影にちょっと隠れているような人物を「推しメン」にする
・ドラマや漫画の「スピンオフストーリー」のように捉えて勉強してみる

「推しメン」をつくると興味の幅が格段に広がる!
1.「推しメン」をつくる
「もっと知りたい」と思い、自然と調べるようになる
「スター」の影に少し隠れているような人物がオススメ

2.「推しメン」の周辺にも関心が向くようになる
「推しメン」の周辺の人物や敵対する人物、文化、経済もsラベたくなる

最終的に、「推しメン」が生きた「時代」全体に興味が湧くようになる!

6.歴史には「昼ドラ」のような人間ドラマがある!

・「裏切り」や「不倫」といった、生々しい人間ドラマに注目してみる

7.偉大な人物の「しくじり」に注目!

・「結局、この人もダメなところいっぱいあってさ」というテレビ番組の「しくじり先生」をみるノリで、歴史上の人物の「しくじり」に注目してみると、歴史を面白く学べるようになります

8.歴史上の人物に「キャッチコピー」を付けてみる

織田信長→バイオレンス&イノベーション(仏教弾圧、軍事改革、合理的人事)
豊臣秀吉→スピード&コミュニケーション(中国大返し、清州会議、関白就任)
徳川家康→パーフェクトコントロール(監視配置、財力削減、武力削減)
「キャッチコピー」を付けると、親近感を持ちやすくなる

9.歴史上の人物を「キャラ付け」して理解する

・登場人物の「キャラ」がより際立って、明確にイメージしやすくなる

10.覚えておくと便利な日本史の年号

・歴史を勉強するときに、年号は重要ではない
・「歴史の流れ」を理解することが一番重要
・日本史の年号は、実は、たった12個だけ覚えれば十分
・古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成
・節目の年号を覚えておくと、歴史上の出来事と年号をセットで目にしたときに、それが何時代なのかすぐに把握できる
・「卑弥呼にサンキュー(卑弥呼239)」
・「こくみ(593)ん思いの聖徳太子」
・「なんと(710)見事な平城京」
・「鳴くよ(794)うぐいす平安京」
・「いい箱(1185)作ろう鎌倉幕府」
・「いざ国(1392)まとめる南北朝」
・「室町滅びて以後なみ(1573)だ」
・「人群れ見(1603)上げる江戸幕府」
・「一夜むな(1867)しき大政奉還」
・「征く意思(1914)固める第一次世界大戦」
・「いくさく(1939)るしい第二次世界大戦」
・「いくばく(1989)かの希望を持って平成時代」
世界史の出来事と対応させたときにも、時代をつかみやすくなります

日本史の時代区分に対応した12の年号
NO/時代区分/年代/出来事
1 古墳 239年 邪馬台国の卑弥呼が中国の魏に遣いを送り、「親魏倭王」と呼ばれる
2 飛鳥 593年 聖徳太子が推古天皇の摂政になる
3 奈良 710年 平城京に遷都
4 平安 794年 平安京に遷都
5 鎌倉 1185年 鎌倉幕府成立
6 室町 1392年 室町幕府3代将軍足利義満の時代に南北朝がまとめられ、幕府の権力が固まる
7 安土桃山 1573年 室町幕府15代将軍足利義昭が織田信長に追われて室町幕府が滅びる
8 江戸 1603年 江戸幕府が始まる
9 明治 1867年 大政奉還
10 大正 1914年 第一次世界大戦
11 昭和 1939年 第二次世界大戦
12 平成 1989年 平成時代の始まり
日本史の12の時代区分に対応した年号を覚えておくと、他の年号が出たときに、すぐに何時代の出来事かがわかるようになる

11.「トリビア」に注目してみる

 知って楽しむ、話して楽しむという点で、2度の美味しさを味わえる

12.人の「葛藤」や「苦悩」に注目する

・人間は、なんだかんだ言って、人間のことが一番好き
・後世まで語り継がれるような「普通ではない」人生を送った人間たちの記録である歴史は、絶対に面白い
・歴史を学ぶときには、「事柄」にフォーカスせずに、「人間」に焦点を当てるようにする
・「そのとき、どんな気持ちだったのか?」
・「そのとき、どんなことを考えていたのか?」

「出来事」ではなく「人間」に焦点を当てる
✖️「出来事」の内容を理解しようとする
例)墾田永年私財法?、一定の条件付きで、新たに開墾した?ーー難しくってさっぱりわからない

◎「人間」に焦点を当てながら「出来事」をストーリーで理解する
例)天智天皇に焦点を当てて、
墾田永年私財法は、「中央集権を目指した天皇たちの挫折のストーリー」だったのか!

13.「カルチャー」に焦点を当てる

・権力争い以外に、カルチャー(文化)にも面白い学びがたくさんあります
例)鎌倉時代の僧侶6人衆
法然、親鸞、一編、日蓮、栄西、道元
「この6人が何を考え、何を目指したのか?」を知る方が、はるかに「ためになる」学びになります.

14.「乱世」よりも「平和な時代」が面白い!

・「いかに幸せな世の中を作ることができるか?」という視点も、とても大切だ
・大人の学び直しとしての歴史においては、乱世よりも、平和な時代の方が学びは多い
例)江戸幕府の統治のあり方
1.武断政治
2.文治政治
3.享保の改革
4.大御所時代
5.大政奉還

15.「過去」と「現在」の意外な接点を探す

16.「古典作品」をビジネス書や自己啓発書として読む

17.歴史を「人間の成功と失敗の記録」と捉える



















 

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