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「ワンダーウーマン」byドルビーシネマ

4.9点
スーパーヒロインとは言わず、『スーパーヒーローウーマン』と謳っているところがミソ! まさしく一人の少女が様々な葛藤のなかで魂レベルの成長を描いた映画、純粋な『ヒーローズ・ジャーニー』
そして、今回はドルビー・シネマ版、効果的な音が360度、観るものを包み込むその臨場感は最高!この映画にはピッタリ!

DCスーパーヒーロー映画の崇高なるスピリットを感じる映画、気合が入っている!!!

ヒーロー映画の基本にあるのはクリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」(1978)だと思います。
この映画も現実とファンタジー(仮想)な世界をストーリーとしてうまく融合。スーパーヒーローが人類という混沌とした世界で自分の存在意義や人類は救うべき存在なのかなどなど悩みながらも成長してゆく物語。


『正義』とは何か?という究極の問いを私達にも投げかけてくる、そのストーリーも素晴らしい!

もうひとりの主役はスパイとしてナチスに潜入しているスティーブというアメリカ青年、彼の「世の中に不正が起これば、何もしないか行動するか」という信念にワンダーウーマンも自らを重ねながら、行動をともにする。

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人間社会の現実、強者が弱者を迫害し、いがみ合っている姿を目の当たりにして、ワンダーウーマンは『人類は守るに値する存在なのか?』悩むシーンが印象的だった。
スーパーヒーローとして不確定な存在だった彼女が、戦争という環境の中でもたくましく生きている庶民の人々の生き様やもうひとりの主役スパイの自らの命もいとわない正義感やその行動から自覚し成長していく展開がウレシイ!

正義の味方はこうでなくっちゃ!


やがて彼女は自らの意志によって【守護神=ワンダーウーマン】となっていく、すると・・・

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最後は軍神アレスとの戦いのシーン
CGの出来もなかなか

この映画を通して感じるのはやっぱり【ヒーローズジャーニー】

【ヒーローズ・ジャーニー】英雄の旅とは・・・
神話学者のジョセフキャンベルが世界中の伝説・神話を研究して、そこには共通のある【深層構造】があることを発見し、そのプロセスに名付けたのが【英雄の旅】(Hero’s Journey)

英雄の旅とは、一連のプロセスです。
そして彼はそれが私たちの人生にも当てはまることを発見したのです。

『英雄の旅のプロセス』
 ①天命を聞く
 ②天命を辞退する
 ③境界を超える
 ④守護者を見つける
 ⑤自分の中のドラゴンと影(シャドウ)に立ち向かう
 ⑥内なる自己を育てる
 ⑦変化を遂げる
 ⑧帰還する正義は勝つ!

ヒーローズ・ジャーニーに関して興味がある方は
私の公式ウェブサイトのブログ欄をご参照ください!
  ↓   ↓
https://bit.ly/3fY4fah


この秋、公開予定の【ワンダーウーマン1984】が待ち遠しい

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