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デリーの過酷な環境を生き抜くつよつよインド人

今インド、特に北インドは白銀の新世界…ではなく大気汚染と霧に包まれて幻想的な世界になっています。幸い大気汚染は少し落ち着き、マスクはN95でなくても外の空気が臭くない程度に(幸せ…!)。今の窓から見える景色は朝方はこんな感じです。(だんだんと見えてくる)

外が白すぎてさすがの鳩ちゃんも止まるところがわからないよねえ…
でも巣は作らないでね…

昨年の11月頃は大気汚染が本当にひどく、夫も私も外に出ると咳や涙が出るという事態。インドの駐妻は毎日AQI (Air Quality Index)を参照しながら外出すべきか否かを判断し、インスタで真っ白な空を投稿する毎日。インスタのストーリーが全部空の写真(白い)ってこんなことなかなかない…笑
大気汚染の原因は①北部の野焼き②ディワリ(インドのお正月)による爆竹③寒い時期は暖房がない人も多いのでいろんなものを屋外で燃やすため排出される汚染物質。
大気汚染がひどい日には学校が休みになったり、ディーゼル車の規制がかかったりしています。根本解決じゃないんやけどな、ソレ…

東京のAQIが20くらいなのに対して一番ひどいときは1000近い数値が出るので、マジで寿命を縮められる…と怯える日々でした。空気清浄機を4台フル稼働させてなんとか快適に暮らしており、空気洗浄機メーカー様様‥‥
https://www.aqi.in/dashboard/india/delhi/new-delhi

今現在のAQI。めちゃくちゃよくなったほう。(それでも東京の10倍)

毎日白い空を見ながら思うのが、インド人の方々のタフさ。こんなに空気が白いし時々臭いのにマスクもしない(経済的な面もあるので一言には言えない)し、元気そうなのはなぜ…!ということで、インドでも過酷と有名なデリーの気候をご紹介。ちなみに南インドは年中暖かく、違う問題はあるものの快適と聞きます。大気汚染シーズンは南に住みたいヨ!

まっしろ~~~

デリーの気候を振り返ってみると…

1月:10度ほどまで下がる。大気汚染と霧で数メートル先が見えない。石造りなので寒い。お湯があまり出ない。インド人みんなめっちゃ厚着
2月~3月:15~20度程度。唯一の快適期間。インドに来るときはこの時期に!
4月~6月:毎日40度超えの酷暑。ほっておくと自分が干物になるのではと思う時期。
7月~9月:28~30度程度。モンスーン。下水が発達していないため、道路が川になり車が水に埋まりそうなことは日常茶飯事。そしてデング熱患者が一気に増える(日本人駐在員含め)。
10月~12月:15~25度。大気汚染スタート。空気が臭うのとむせこむので、N95マスクをつけないと外出が難しい。12月は家が石づくりで断熱がないのでとても寒い‥‥

冷静に考えて、快適な期間(個人差あり)が2か月だけとはどういうこと?!ファッ!?

40度の時には外に5分経っていると体内の水分の蒸発が感じられるし、命の危機を感じるので出られないけれど、モンスーンもモンスーンで、いろんなものが混じっている水たまりに足を突っ込みたくないのであまり外出しなくなったり(日本の水たまりきれいすぎて感激)。

そして冬には、お湯の容量が限られているため、一瞬でお湯が水に変わるのですばやく洗わないといけず、もはや入浴時間は時間との戦い…(それでも毎日お湯が少しでもでるありがたさ…)こんな過酷な環境でも元気に明るく生きるインド人の方のタフさには頭が下がるばかりです…そりゃあ強くなるよな…

モンスーン中、あまりに水の中を車が発進していくので奇声を上げていたところ、うちのドライバーは「今タイヤを綺麗に洗ってんねんで!(ドヤァ)」と言っていてすべては心の持ち方(何か違う)と思ったのでした…

川と化した近くの土地。タイヤ綺麗にナルネ★

そんなインド人の方を見習って、最近は毎朝外の景色が何も見えない(霧に包まれている)ので、「わぁ~すごい世界に住んでるね★プライスレスな生活★」と楽しむようにしています。笑

そんなこんなでおもちゃ箱をひっくり返したようなインド生活ももうすぐ2年目。毎日何かしら起きる生活なので何か物事が解決したらもうめっちゃ幸福感を感じる生活(物事は絶対に計画通りに進まないという確信も持ちながら)、意味が分からないもの(もはや考えてもならぬ)を面白すぎるギャハハと笑い飛ばしながら、縁をいただいた土地で楽しんで生きていけたらと思います~。

いつもへなちょこな文章を読んでくださり、ありがとうございます!

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