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日本人は塩抜きで体調不良だらけ

 塩は、人間が健康に生きるために欠かせないものです。それなのに日本はずっと減塩ブームです。周りは体調不良の人ばかりでしょう?それはそうです、塩抜きなんですから元気が出る訳がありません。
 江戸時代に「塩抜きの刑」という拷問があったそうです。拷問ですよ!塩を食べないように仕向けられているのは、健康のためどころか、実は拷問レベルの酷い仕打ちをされているということに多くの人が気づいていません。

 信じ難いでしょうが、塩分の摂り過ぎで高血圧症になるという、デタラメの脅し文句を悪意で広めた悪い人たちがいるんです。およそ同じ人間の行為とは思えない想像を遥かに超えた悪です。それは、高血圧症の薬で大儲けした製薬会社の仕業なのか、はたまた、じわじわと人々の健康を害して、刃向かう元気すら奪って人類を支配してきた、医学・製薬界を支配の道具に使って富を貪って来た富裕層たちの悪意なのか・・・お国・厚労省も一緒になってやっているんですから国民はたまりません。

 その真相はともかく、「減塩」=健康という常識が全くの間違いであることに気が付かない限り、あなたの病気、体調不調は治りません。あなたは冷え性ですか?アトピー性皮膚炎ですか?花粉症ですか?疲労が溜まっていて朝なかなか起きられませんか?よく風邪をひきますか?・・・塩を適切に摂る「適塩」であっという間に良くなる可能性があります。
 病気の症状を挙げればキリがありません。完治することはないと思われている、認知症やあらゆる慢性病、難病も「適塩」を続ければ治ってしまうのも、実は何の不思議もないことなのです。
 病気の症状というものは様々あります。同じ病名でも一人ひとりの個人差があって症状はまちまちです。そして、今の医学、つまり現代西洋医学は、様々な症状に対しての対症療法を行うのが中心です。言い換えると、出てきた症状を消すこと、または感じないようにするだけで、根本的に病気を治して健康になカラダを取り戻せる業ではないということです。
 一方、「適塩」を摂る生活というのは、病気や体調不良の根本原因に働きかけて、カラダ全体の健康を取り戻すことなんです。たかが「塩」ではないのです。「塩」こそ健康の鍵と言っても過言ではありません。

すべての慢性病の原因はただ一つ

 病気や体調不良の様々な症状は枝葉に過ぎません。全ての慢性病の根本的な原因は、血液が汚れていることと言ってほぼ間違いないと思います。血液が汚れることでカラダのあちこちで不具合が生じます。漢方では血液が汚れ、またその結果、血流が滞っている状態を「瘀血」と呼びます。瘀血による症状は全身に及びます。
 どこにどのような症状が現れるのかは、一人ひとり、その時々で異なります。その人の弱い処、酷使している処、意識している処で何らかの症状が出ているに過ぎません。病気を治したいのなら「木を見ず森を見よ」です!

 血液が汚れているというのは、どういうことでしょうか。ひとことで言うと、本来、弱アルカリ性であるべき血液が酸性に傾いていることと言ってほぼ間違いないでしょう。健康な人の血液は、カラダの恒常性維持機能(ホメオスタシス)によって弱アルカリ性(ph7.35~7.45)に保たれています。老廃物などの酸性物質が血液中に増えてきても、腎臓や肺の働きによって酸性物質を排尿や呼吸という形でカラダの外に出して血液を弱アルカリ性に保つ働きが備わっているのです。血液が酸性に傾いてしまっている人は、この働きが追い付かないほどの血液を汚す生活をしているということになります。

 血液には大きく4つの働きがあります。①全身に酸素・栄養や水分を送る、②老廃物の排出、③免疫機能、④体温調節ですね。血液が汚れ、血流が滞ると、これらの機能が働きにくくなります。その結果、あちこちで細胞が元気を失っていく訳ですから、どこにカラダの不調が発生しても不思議ではありませんよね。

血液が汚れる原因

 血液が汚れる原因は、あなたの生活にあります。全ての慢性病はあなたのそれまでの生活の結果です。血液を汚すような生活をしていた結果が、病気や体調不良として現れてきているだけです。それが花粉症であれ、がんであれ、原因不明の難病であれ・・・みな同じです。
 血液を汚す主な原因は、血液を酸性化する食べ物、適度な運動をしない怠惰な生活や急に激しい運動をすること、そして精神的ストレスでしょう。

 現代社会は、血液を汚す食べものであふれていて、ごく普通の現代生活をしているだけなのに、どんどん体調不良になっていきます。
 まずは三白です。三白とは、白砂糖、精白米・精白小麦粉、化学調味料のことです。精白して真っ白な食べ物はカラダにとても悪いのです。真っ白で食べても良いのは大根・蕪ぐらいのもんでしょうか!

 加工食品には、恐ろしい程の白砂糖が入っています。白砂糖でなくても人工甘味料もいけないものです。今や石を投げれば料理研究家に当りますが、多くの料理研究家のレシピの中の砂糖の分量には驚きます。売っているお菓子や飲料に含まれる砂糖や人工甘味料の量は、腰を抜かすレベルです。白砂糖やブドウ糖果糖液糖や人工甘味料が人体にとって「毒」であると認識していないから平気で食べられるのでしょう。確実に血液の汚れに直結します。そんなにも白砂糖をたくさん食べていて、病気にならない方が不思議です。

 白米のご飯を食べるのはマシな方です、現代人は精白小麦粉を食べ過ぎです。パン・ラーメン・うどん・パスタ・ピザ・ケーキ・・・皆が大好物のものは精白小麦粉からできているのかも知れません。精白小麦粉は血を汚すだけでなく、強い中毒性があるのでなお危険です。日頃ほとんど小麦粉を食べない生活をしていると強烈に感じるのですが、たまにパンやパスタなどの小麦粉の食品を食べると、翌日にとんでもない空腹感(のような感覚)に襲われます。禁断症状です。小麦粉は本当に恐ろしい。。。

 人工甘味料や石油からできた西洋医学の薬、つまり化学薬品が血液を汚すのは言うまでもありません。脂溶性の毒は血液に乗って全身を廻り、脂肪細胞の中に溜まって排出されにくくなるのだそう。細胞の働きも悪くなります。デトックスをするためには、徹底的に腎臓と肝臓のお手当をして、弱っている腎と肝の働きを高める必要がありますし、有酸素運動や低温サウナのようなじわじわ汗をかくようなことをしないと中々毒素が出て来ないんだそう。できる限り毒物を摂取しないようにすることです。

 そして、食べ物よりももっと深刻なのが精神的ストレスによる血液の汚れです。現代人の病気や体調不良の原因は、食べ物よりもむしろ精神的ストレスにあるのかも知れません。
 パワハラやいじめにあったり、大きな重責の仕事に従事したり、度を越した精神的ストレスを抱えながら生活している人がなんと多いことか。。。
 精神的に極度の緊張状態になると、カラダは交感神経を優位にして戦闘態勢に入ります。ライオンに狙われたシマウマを想像すれば分かり易いでしょう。瞬発力を発揮してライオンから逃げ切るため、血糖値を上げ血流を悪くします。白い筋肉が無酸素運動によって瞬発力を生み出します。血流が悪くなるのは、ライオンに嚙みつかれた時に流血を最小限にするという意味もあるのかも知れません。とにかく、血流は止まり、血液は酸性化します。カラダは緊急事態から命を守るためにあえて瘀血の状態を作り出しているのです。
 運よくライオンから逃げ切れたら、ホッとして副交感神経が優位になって臨戦態勢は解除されます。血液の状態ももとに戻ります。
 でも現代人の場合はどうでしょう?毎日来る日も来る日もパワハラにあって、休日も心がリラックスすることがありません。ずっと緊急事態の臨戦態勢状態が続いているのです。そりゃぁ、カラダがぶっ壊れるハズです。病気にならない方が不思議です。その上に、血液を酸性化する食べ物ばかり食べているんですから、カラダはたまったもんじゃありません。冷え性やアレルギーぐらいで済んでいるのだとしたら、あなたのカラダのホメオスタシスに感謝しまくらないと罰が当たるというもんです!

健康を取り戻す方法は実にシンプル

 あらゆる慢性病や原因不明の体調不良が起こる真のメカニズムは、以上のようなことなのですから、健康を取り戻す方法は、実にシンプルです。今までのあなたの生活の積み重ねの結果、病気になっているのですから、あなたの生活を変えれば良いだけです。食生活とストレス生活を見直すことです。実にシンプルでしょう?
 シンプルだけど簡単なことだとは言っていません。たとえ、頭で分っても、今の生活スタイルを変えることは生半可なことではありません。ただ、それができなければ病気が治らないだけの話です。最悪死ぬだけです。それは、人に言われてできることではなく、あなたが自ら気が付かないと絶対にできないことなんです。

 話を「塩」に戻しましょう。健康を取り戻すのに近道はありませんが、「適塩」は、あなたの体調不良をかなり良くしてくれるに違いありません。塩(Na:ナトリウム)は、酸性に傾いた血液を弱アルカリ性の戻す力があります。血液を清浄化する働きがあるのです。
 そして、血圧を上げるのにもNaが必要です。上述しましたが、塩を摂ると高血圧症になるという話は、悪意のある脅しです。高血圧症剤を売るために血圧の正常判定値が度々変更されてきたことを知っていますか?一昔前は、上の血圧は「年齢+90」までは正常と言われて来ました。80歳の人なら170です。今はどうです?130超えたら高血圧症予備軍、140超えたら晴れて高血圧症ですよ!人間の血圧の正常値がコロコロ変わるなんて、おかしいでしょう?
 歳を取るとどうしても血管が細く硬くなります。血圧を上げないと血が脳まで行かないんです!そりゃ認知症になって当然です、一生懸命血圧を下げているんですから。若い人だって、イザという時は血圧を上げて、気合を入れて動かないといけない処を、塩抜きで血圧が上がらないから、やる気も出ません。草食と呼ばれる若者が増えたのも頷けます。恋をして子供ができるまでには、血圧を上げて踏ん張ることが何度も必要でしょ?
 
 現代日本人が塩不足であるということをもう少し正確に言うと、ナトリウム・Naとカリウム・Kのバランスが悪いのです。血圧を調整するには、NaとKをバランス良く摂取することが大切です。Naは血圧を上げますし、逆にKは血圧を下げる働きをします。現代日本人は、Naが足りていない人が圧倒的に多いようです。だから必要な時に血圧を上げることができず、元気がない人が多いのです。Naが足りていたら、朝の目覚めだってスゴく良くなります。
 さらに、塩は摂り過ぎてしまうという心配がありません。たとえ塩っぱいものを食べ過ぎたとしても、腎臓が健康であれば不要な塩分は全て排出してくれます。塩を十分に摂って、後から喉が渇くようなら少し減らすぐらいでちょうどいいようです。毎日濃い味噌汁を3杯飲むぐらいはへっちゃらです。カラダが欲するまま、塩分を摂るのが自然の姿です。
 それにしても、腎臓は本当にスゴい臓器です。血液中の物質をカラダにとって必要なものと不要なものを分別して濾してくれる超インテリジェンスな臓器です。神業としか言いようがありません。臓器の中でも、とりわけ腎臓を大切にしないといけない気がします。

自然海塩でないと意味がない!

 塩を十分に摂ることが健康にとって本当に重要であると言ってきましたが、塩=NaCl(塩化ナトリウム)ではありません。十分摂らなければいけないのは、様々な微量ミネラルも含まれた海水からできた自然海塩です。NaClの純度が99%以上のいわゆる「食塩」は、化学薬品と言った方が正しいかも知れません。純度の高い精製したものはカラダには毒です。
 自然海塩というのは、海水を平釜天日で塩にしたものです。生命の母である海水と同じミネラル成分を理想のバランスで含んでいる塩のことです。売られている塩のパッケージには必ず製法を記載することになっていますから、塩を買う時は必ず確認してください。平釜と天日と書いてあればちゃんとした塩です。イオン交換膜方式とか、逆浸透膜方式という単語が書いてあったら、その塩にはせっかくの微量ミネラル分が含まれていませんから注意が必要です。できれば、海水もオーストラリアなどのものでなくて、日本近海の海水でできたものが安心です。
 ちなみに、岩塩は微量ミネラルは含まれていないそうです。長い時間をかけてNaClが完全な結晶を作ったものなので、自然のものなのだけれど純度が高いNaClなんだそう。岩塩はカラダに良さそうなイメージがありますが、意外ですよね。
 自然海塩はちょっと値が張りますが、健康には欠かせないものなのでケチってはいけません!醤油も味噌も出来れば天日塩で作られたものを選びたいものです。

 様々な体調不良にたいして、緊急措置として塩分を補給する方法に「卵醤」があります。急激に塩分をたくさん摂ると下痢や嘔吐で排出されてしまうのですが、卵醤だとカラダがしっかり吸収してくれるので、体調がパッと良くなります。ただ、卵醤は緊急的には良く効きますが、やはり日頃から十分な自然海塩を摂っていることが健康維持には一番重要です。

 老若男女、減塩は今日から止めましょう!

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