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人生は原点を思い出す旅である

人生は、何かと問われたら、
「本当の自分を思い出すための旅」と答えるわけである。

では、「本当の自分とは何か?」と問われたら、「自分の原点」と答えるのである。

「自分の原点は、どうやって発見できるのか?」と問われたら、
「自分の原点は思い出されるもの」と答えるのである。

では、「自分の原点をどうやって思い出すのか?」と問われたら、
「自分から離れること」と答えるのである。

「自分から離れることとはどういうことなのか」と問われたら、

「利他に生きることであり、誰かの
喜びのために生きることであり、
公に生きることである。」と答えるのである。

もちろん、そのプロセスにおいて、
自分のいたらなさ、愚かさ、情けなさ、弱さに気づき、時に自分を否定したり、責めたり、諦めたり、見限ることもある。

それもまた、自分を離れるということであり、人生は、挑戦と成功、失敗と挫折を繰り返しながら、本当の自分を学び、自分の原点を思い出してゆくようになっているわけである。

そうやって、薄皮を一枚一枚剥ぐようにして、自分の原点が露になってくると、人生とは、自らの遺伝子に刻まれた祖先の記憶をたどってゆく旅であるということが、理解できるのである。

すなわち、人生を、「自分の原点を思い出す旅」ととらえ、生きてゆくならば、両親や祖先の人生に、そして、神仏の存在に、感謝と敬意の念が湧いてくることは、至極当然なことなのである。

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