見出し画像

#4 個人で洋服を生産する。Part2

前回の投稿から時間は空いてしまいましたが、洋服の生産に進捗がありました!!

次の投稿では、生産完了まで一気にいけると思います!!

前回のおさらい

企画から仕入れ先、縫製工場、実際の取引確定、サンプル製作までの過程をお届け致しました。

生地の仕入れ先と縫製工場を見つけるのは本当に苦労すると思います。
逆に言えば、「簡単に見つかる訳がないからとことん探す。」と割り切って、時間をかけるのが良いと思います。

今回はグレーデイングから本生産まで一気にいきます。

画像2

マスターサンプル完成

ようやくです!!!
サンプル製作に丸々4ヶ月、、、
これが早いのか遅いのかは分かりませんが、ファーストサンプルが完成してから、生地を選び直して、別生地でやり直すってことがあったり、パターンの細い修正は何回もしました。

選び直した生地で2回サンプルを作って頂き、ようやくグレーディングまで辿り着きました。
グレーディングは2週間程度で完成し、そこからS〜XLまでのサンプルを作って頂き、細かくチェックして、パターンの完成です。

ここまでで本当に感じたのは、サンプルは惜しまずとことん詰める!!
サンプルを1着作るのにもきちんとコストがかかります。
僕の場合はマスターサンプル(Mサイズ)を3回、グレーディング後のサンプル(S・L・XL)を1回で全部で6枚のサンプルを作って頂きました。

ちょっとでも気になることがあれば細かく変更してもらったりしたので、パタンナーさんには心から感謝しています。

画像3

本生産

Tシャツを作りたいなぁと思ったのが、2020年の夏。
ディティールや縫製の勉強から始めたこの企画。
パターンを引くことまでは出来なかったけれど、簡単な縫製指示書は自分で作れるように努力しました。

やっと、ここまで来て最後は縫製工賃の交渉と生産ロットの確定。
本生産の工賃も生産ロットも工場の社長と交渉して決めました。

あとは仕上がりを待つのみです。

僕が大事にしていること。

僕がモノ作りをする上で最も大事にしていることは、生産に関わって下さった方、みんなが納得出来る金額設定です。

縫製工賃はロットによって変動します。
僕の場合、ほぼ最小ロットでの発注なので、工場からしたら面倒臭いはず。
100着でも1000着でも裁断にかかる手間は同じだから、そりゃある程度数は多い方が良いよねってなります。
その上で快諾して頂いた社長に本当に感謝しています。

工賃の相談をさせて頂いた時に、念を推して「今回の工賃で次回以降も生産をお願いした場合、再度快く受けて頂くことは出来ますか?」とお聞きしました。
それに対して、「最低こんだけの数を積んでくれるなら大丈夫。」と返事を頂き、工賃の価格を決めました。

自分でここまでしてみてようやく分かる、大手SPAブランドの価格設定に対する疑問。

1000円のTシャツ。めちゃくちゃ安い。
下代どうなってんのってめっちゃ思いました。


僕のTシャツ1枚にかかる縫製工賃よりも安く売られているTシャツ。
そこまで安くする必要があるのか。

と疑問に思うことも新たに出来たり、課題も見つかったりで、あとはTシャツの完成を待つだけ。

画像1

最後に告知だけさせてください!

Indigo ClassicのTシャツは¥11,000(in tax)で販売予定です。
※来年からは¥13,200(in tax)に値上げします。
要望があれば生成りのままでの販売も致します。

全て手染めで染めた藍染Tシャツになります!
この価格設定で僕の利益は1枚¥500くらいです。(笑)
この¥11,000(in tax)が高いかどうかは僕には判断出来ませんが、¥1,000のTシャツを10枚買うならこのTシャツ1枚買って、めっちゃヘビーに着て下さい!それくらいの耐久性があります!!

本生産が終わったらまた記事を書きますので、また良かったら覗いてみてください。

7月初旬〜販売開始予定
下記アカウントにて発表致します。
Stores内オンラインショップもしくは下記アドレスに注文宜しくお願い致します。
Instagramアカウント:@indigo_classic_
mail:od.ozr.8240@gmail.com
Online Shop:
https://indigoclassic.stores.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?