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主仏陀は言われた


ただそう言われているからといって、ものごとを信じてはならない。

昔から伝わってきたものだからといって、その言い伝えを信じてはならない。

そのように噂されているからといって、その噂を信じてはならない。

聖者が書いたものだからといって、その書を信じてはならない。

デーヴァから(霊的なインスピレーションと思われる形で)与えられたものと思い込んで、その空想を信じてはならない。

でたらめな憶測から引き出した結論に基づいて、また、必然的にそう類推されると思われるからといって、あるいは、単に教師や先生の権威を拠りどころにして、信じてはならない。

しかし、自分の理性と意識において確証を得たときには、そのような書、教義、言葉を信じるべきである。

仏陀は最後に次のように言われた。

「そういうわけで、私があなた方に教えたのは、そう聞いたからというだけで、信じてはならないが、自らの意識で確信したならば、その信念に従って一所懸命に行動せよということである」と。

アリス・ベイリー著『イニシエーション』p4
(『シークレット・ドクトリン』第3巻、原書401ページからの引用)

5月16日は、五月満月ウエサク祭。

お釈迦様が世界を祝福して下さる日なんだそうです。


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