FF14 : マケボで稼ぐためには~前編~
こんにちは、藍色タイガーです
ちょっと投稿の間が空いてしまいましたが、今回はFF14の中でも一大要素となっている金策、そのなかでも最強の手段であるマーケットボードを使ってのお金稼ぎ(マケボ稼ぎ)についてまとめてみようと思います
何を隠そう私自身、昨年4月にFF14を始めたヒカセンでして、メインクエストを進める傍らでギャザクラ沼にハマり、流れで金策をしまっくてきました
そんなこんなで黄金のレガシー7.0までクリアしたのですが、ここまでの経験がどなたかの役に立てばと思い、この記事を書くことにしました
はじめに
最初に注意事項です
この記事は最新の新式装備を作って売りさばけるような方は対象にしていません
もっと基本的な、素材系やそれなりのレベル帯までの装備品で上手く稼ぐ方法を紹介します
また、この記事では「これを売ると稼げるよ!!」という具体的なアイテム名は一切出しません
これは
・売れ筋のアイテムが時期とともに変化すること
・データセンターやワールドごとに相場環境が少しずつ異なること
(・ぶっちゃけ私の売っているアイテム名を出してライバル増やしたくないこと笑)
によります
ただ、「こういう系統のアイテムがこういう理由でオススメですよ」とは紹介しますので、それを参考にぜひ考えてみてください
記事は二部構成にする予定で、前半はマケボ稼ぎを始める前の大前提→準備段階・商材選択→販売初期→販売安定期、のように時系列順でポイントをお話しします
後半は、より細かな情報や考察の紹介と、パッチリリース(暁月→黄金)を跨いで私が感じた感想と有効な戦略について紹介します
では、お楽しみください!!
マケボ稼ぎを始める前に
マケボ稼ぎにおける二つの本質
マーケットボードの仕組み自体は実に単純です
売りたい人がリテイナー経由で出品して買いたい人がマケボから買う
構図としては非常に単純なのですが、この裏にはある本質が隠れています
それは
マケボで何かを買う人は、多かれ少なかれものぐさな人、手間を惜しみたい人である
ということです
始めに言っておきますがマケボでものを買うプレイヤーをディスるつもりは全くありません
私自身もバンバンマケボで買い物をしますし、そもそも買い手がなければマケボという機能自体が成立しませんから
その上で、敢えて上記を挙げたのには理由があります
それは、この本質をよく理解していないと、的外れなものを出品してしまったり、売値の設定を誤ってチャンスを逃すことになるからです
さて、「ものぐさな人、手間を惜しみたい人である」とはどういうことでしょうか?
マケボに出品できる商品は、ほぼ全てどれも自力で入手できる
忘れがちですが、マケボに出品できる商品は貴方自身が頑張れば自力で入手できるものばかりです
(ごく一部の過去のシーズナル限定商品は除きます)
例えば、ある人がどうしてもレッドコーラルリングが欲しいと思った場合、
①漁師を習得してレベルを上げ、紅珊瑚を釣り上げる
②採掘師を習得してレベルを上げ、バジリスクの卵を採掘する
③ついでに必要量のシャードを採掘する
④彫金師を習得してレベルを上げ、バジリスクの卵から卵砥石を作成する
⑤彫金師で紅珊瑚と卵砥石からレッドコーラルリングを作成する
という手順を「その人自身が踏めば」、マケボに一切頼らずに目的の品をゲットできます
他の武器や装備品、調度品にしても同じことで、自作や交換で入手できるものがほとんどです
自作できない譜面やレアマウント、ミニオンが欲しければそれがドロップするコンテンツをぶん回せば良いですし、それにはストーリーの進行度が足りないならメインクエストを進めれば良いわけです
要は、どんなに希少なアイテムや装備でも、他のプレイヤーが入手できるものなら貴方自身も入手するチャンスはある、ということです
それでもマケボで買うという選択肢を取る人がいる、ということ
話をレッドコーラルリングの例に戻しましょう
このように身銭を切ることもなく自分で作成可能であるにもかかわらず、その人がマケボでレッドコーラルリング、もしくは紅珊瑚・バジリスクの卵・卵砥石・シャードのいずれかを購入したとしたら、上記の①〜⑤のどれかの手順を「面倒くさがった」「手間を惜しんだ」ということになります
最初に紹介した本質の意味合いが理解できたのではないでしょうか
そして、芋づる式に2つ目の本質も判明しました
マケボで稼ぐこと、それはすなわち手間の代行をして利益を上げることである
つまり、例えば貴方がレッドコーラルリングを作って5000ギルでマケボに出品したとして、買い手が「①〜⑤のトータルの手間に対して、5000ギル払う価値がある」と判断すれば購入して貰えるわけです
ここまでのまとめ~二つの本質~
どちらも単純なことですし、人によっては最初から気付いていたかもしれませんが、一度分かったことをまとめます
本質-① マケボで何かを買う人は、多かれ少なかれものぐさな人、手間を惜しみたい人である
本質-② マケボで稼ぐこと、それはすなわち手間の代行をして利益を上げることである
マケボで稼いでいくには①も②もどちらも重要です
特に①は攻撃に、②は防御に役立つので覚えておきましょう
準備段階・商材選択
商材の分類と特色について
さて、ではここから具体的な進め方に移りましょう
マケボで売るアイテムのことを、この記事では「商材」と呼ぶことにします
マケボを覗くとわかる通りアイテムは非常に細かくカテゴリー分けされていますが、ギャザラー・クラフターでお金を稼ぐ商材という観点からその性質に着目して分類するとたった三つに分かれます
一次素材
中間素材
製品
一次素材は、ギャザラーが採掘・採取したままの素材、モンスターがドロップした素材そのものを指します
鉱石・原石・果実・草花・魚・皮・毛・角などです
中間素材は、一次素材を使ってクラフターが加工したものの、まだ製品になっていないものを指します
インゴット・宝石・糸・布地・木材・レザー・調味料などです
製品は、一次素材または中間素材を原材料として作成され、それそのものに用途がある完成品を指します
装備・料理・薬品・調度品などです
(自作できないものも多い譜面・マウント・ミニオン・マテリアなども広義ではこの製品に含めます)
さて、商材を選んでいくにあたっては、それぞれのアイテムを売りに出した際の下記の要素に注目する必要があります
価格(単価)の高さ
価格の変動のしやすさ
売れるまでの早さ(需要)
一回で売れる個数
売り手(ライバル)の多さ
手持ち・販売時のスタックの可否
商材を準備するまでの手間
価格については説明するまでもないでしょう
一方で、価格の変動のしやすさも商材選びには重要です
変動が大きい=一攫千金を狙える可能性がある一方、商材が一瞬でゴミになるというリスクを抱えることになるので、基本的に価格は安定しているほうがベターです
売れるまでの早さは、効率性を考えるならとても重要な要素です
例えば一回売って儲けが10万ギルでる商材は魅力的に見えますが、売れるのが月に一回ペースだと効率性は低いといえます
それなら、一回で5000ギルの儲けだけど毎日1~2個売れる商材を売った方が良いわけです
一回に売れる個数、という要素は結構見逃しがちです
短期でもリピーターが付くかどうかによって、稼ぐスピードが変わってきます
売り手の多さも効率性に効いてきます
ライバルが少なければ少ないほど良いのですが、だいたい需要のある商材はライバルも多いものですので、うまくバランスをとる必要があります
また非常に重要な要素として、ライバルの売り手の行動特性があるのですが、これは次の項で紹介します
手持ち・販売時のスタックの可否は、直接的に稼ぎに影響する要素ではありません
しかし、ヒカセンやリテイナーの所持品は得てしてパンパンなもの
スタックできる商材のほうがスペースを取らず、冒険の邪魔になりにくいという特長があります
そして最後に挙げた商材を準備するまでの手間、これがとても重要です
前項の本質-②を思い出してください
貴方がかけた手間に対して、相手は利益を支払います
要は貴方自身は手間を極限まで抑える努力をすることで、見かけ上の利益を大幅に増やすことができるのです
逆にどんなに高く売れる商材であっても、あなたがそれを準備するのに多大な労力がかかるのであれば、商材として選択すべきではありません
貴方自身が苦しくなってくるだけですので
本質-②が防御に効いてくる、というのはこういう理由です
これらを踏まえて、商材の3分類の長所・短所をまとめると下記のようになります
どれも長所・短所があるので、三つのうちこれがオススメ!というのはありません
私自身、一次素材・中間素材・製品のそれぞれから商材を選んでいます
一次素材を自分で採掘して売る場合は貴方自身のギャザラーレベルが、中間素材・製品を売る場合は貴方自身のクラフターレベルが高いほど楽になるので、そのあたりを考えながら選択しましょう
Tips : その中間素材、損してない??
中間素材を商材にするときは、必ずその素材となる一次素材の単価を確認しましょう
例えばある金属のインゴット1個の単価が1200ギルの場合、一見高めにも見えます
が、このインゴット1つ作るのに鉱石が5つ必要で、鉱石のマケボの単価が200ギルだったらどうでしょう?
その差額はたったの200ギル、しかも、中間素材にするために使ったシャードとあなた自身の時間を消費して、です
これなら鉱石で売った方が効率的に思えますよね(無論、売れるスピードやライバル数などほかの要素も関連しますが)
本質-②の通り、マケボ稼ぎの利益の源泉はあなたの手間ですので、そこで非効率的な動きをしないように注意しましょう
販売のターゲットを明確にする
マーケティング戦略じみた見出しですが(笑)、商材選びでもう一つとても重要なポイントです
商材を選ぶときにこのポイントを抜かしてしまうと、「マケボに商品はいっぱい出してるのに全然売れない・・・」という事態になります
そして、この観点に基づいて商材を選ぶときにとても重要なのが本質-①「マケボで何かを買う人は、多かれ少なかれものぐさな人、手間を惜しみたい人である」です
例として、一次素材の「亜麻」について考えてみましょう
亜麻は園芸師が草刈によって採取できる植物であり、採取レベルは31です
採取場所は黒衣森の南部森林で、キャンプ・トランキルにファストトラベルすればすぐに採取場所に到着できます
つまり、ある程度レベルの上がった園芸師であれば非常に簡単に入手できる一次素材であると言えます
次に用途について見てみます
制作手帳を確認すると、亜麻からは「亜麻糸」「青麻糸」(裁縫師)と「リンシードオイル」「ブック・オブ・ミスリル」(錬金術師)の四つが作れます
(クラフターをやってると分かるのですが、)このうち主な用途は「亜麻糸」の作成です
亜麻糸は中間素材であり、ここからさらに亜麻布が作成できます
そして、亜麻糸・亜麻布は50くらいまでのレベル帯のかなり多くの装備に汎用的に使われる中間素材であるとわかります
つまり、裁縫師にとって亜麻は、レベル50になるくらいまではよく使う一次素材の一つなのです
まとめると、亜麻を販売する場合、ターゲットとなるのは以下のいずれかの人です
園芸師を習得していない裁縫師
園芸師を習得しているけど育てておらず、自分で亜麻を採取できない裁縫師
園芸師を習得して育てているけど、自分で亜麻の採取に行くのが面倒な裁縫師
いずれも、園芸師の習得 or 育成 or 採取そのものの手間を省こうとする人がターゲットとなっており、本質-①が効いているのがわかると思います
裁縫師は同ワールドの中にかなりの人数が居て、彼らのほとんどは亜麻を使った製品を育成の途中で作っていくため、亜麻は商材として十分成り立ちそうだ、とわかります
逆に、(具体名は上げませんが)採取はできるもののほとんど作れるものがない、もしくは作れるものの用途が限定的すぎる一次素材は、購入ターゲットを定めることができません
これは商材として失格ということなります
中間素材や装備も同じで、こういうクラフター、ファイターをターゲットにしていると明確に絞れるものの方が売れていきやすいです
要は、貴方が「この商材はこういう人向けです!」ときちんと自分で説明できるものこそが良い商材である、と言えるわけです
最後にこれはおまけですが、私が主に狙うターゲットについて説明しましょう
①ギャザラーを育てていないクラフター
亜麻の所で解説した通りで、一次素材の販売を狙います
②クラフター育成中で、レベル30~50のHQ品作成のジョブクエに苦しんでいるクラフター
HQ品の製品が商材で、正直かなりねらい目です
新生でクラフターを始めたばかりの頃は、レベル30~50のジョブクエで課される「〇〇のHQ品を作ってこい」という依頼がかなり難しいのです
制作に失敗する、HQ品を狙うも品質を上げきれずにNQ品を量産、ギルの手持ちも少ないのに素材をどんどん消費する・・・となると、「これ以上はメンドクサイ、買っちゃおう」という人が一定数出てきます
彼らにスッとHQ品を差し出せば、多少割高でも買ってくれるでしょう
ちなみに、レベル50とかだと「マテリダもつけろ」という指令が含まれているので、それをつけた状態でマケボに出してあげるとさらに喜んで買ってもらえます
HQ品を作らずに買って済まそうとしているのですから、マテリダをつける手間だっておそらく惜しむでしょう(本質-①を思い出しましょう)
場合によっては、マテリダのついていないHQ品より数千ギルも高くても買ってくれる場合もあるので、マテリダはまとめ買いして装着することをおすすめします
③ギルドリーヴ納品のために必要な一次素材・中間素材(HQ品)
クラフターのレベル上げで効率的なギルドリーヴですが、素材から準備となるとちょっと面倒に感じられます
そういう人のために、素材のセットを用意して売ってあげましょう
中間素材はHQ品にしておくと、納品物もHQ品にしやすくなるのでより売れていきます
④グランドカンパニー納品で要求される製品
グランドカンパニーへの納品もギャザクラのレベルを一気に上げられるチャンスです
しかも、HQ品で納品すれば経験値が2倍!利用しない手はないですね
でも、自分で作るのは面倒だったり、時間が惜しいという人のためにHQ品を作って売ってあげましょう
ちなみに錬金術師の納品数は2〜3個、調理師の納品数は3個のものが多いので、その個数をまとめて出品してあげるのがオススメです
販売初期
売り出し始めのタイミングにもいくつかポイントがあります
価格設定をどうするか
価格設定で最も大事なのは、「値崩れをさせないこと」「あなたの商材が売れること」の2つです
1. 他に出品者がいる場合
既存の人が設定している最低価格と同額か、もしくはその少し上で単価設定をしましょう
装備や調度品など、売れるペースが遅めのものは最低価格と同額で
一次素材・中間素材や料理など売れるペースが早いものは、最低価格より少し高くしてもそのうち売れる可能性が高いです(もちろん、最低価格に設定しても良いです)
どちらも今の最低価格よりさらに安く設定するのは、値崩れを招くのでオススメしません
2. あなただけが出品者の場合
大チャンスです!
あなたの価格設定によって相場を決めてしまえるからです
過去の取引履歴を見てその売価よりちょっと高いくらいで設定するのがオススメですが、強気にその1.5倍とか2倍にしてみるのも良いでしょう
他に売り手が出てこない間は、高値でも案外買ってくれる人は居ます
最初に準備する商材は少量にして様子を見よう
特に製品を売る場合ですが、最初に準備する商材は2〜3個にしておきましょう
そしてこれを使って、そのアイテムの売買環境を最終確認します
「過去の取引履歴を見れば、価格も売れる頻度も分かるのでは?」と思うかもしれませんが、実際に出品してみないと分からないことが一つだけあります
それが、先述したライバルの売り手の行動特性です
より具体的に言うと、貴方が最低価格と同額で商材を出品した際に、他の最低価格での出品者がどう動くかを観察します
何も動かなければ、その市場は安全です
あなたとその人達で売るチャンスを分け合いつつ、安定した価格で利益を確保し続けられます
逆にあなたがつけた価格より僅かに安値に変更してきたら、もう一度それと同額にしてみましょう
それで更に値下げをしてきた場合、その市場は危険です
その人が値を下げ続けてる間はあなたの商材はいつまでも売れないですし、あなたも合わせて値を下げればどんどん値崩れして利益が目減りしていきます
加えてマケボを常に監視せねばならず、労力も余計にかかります
もし、狙った商材の市場にそのような人が居た場合、どうすれば良いのでしょうか?
どうすることもできません
諦めてその商材は捨てましょう
他人の行動を制御することはできないからです
このように商材自体を諦めねばならないこともあるため、売り出す前からの大量生産や大量採取は控えましょう
販売安定期
どっしりと構えつつ、価格は微調整する
良い商材が見つかったら、あとはひたすら稼ぐだけです
一次素材はリテイナーなどを駆使して採取し続け、中間素材や装備は売れるたびに作って補充しましょう
製品の場合、素材までの状態で置いておいた方が手持ちを圧迫しないのでオススメです
途中で新規参入の人が来た場合は価格を確認し、安く設定してきたら調整しましょう
間違っても自分から値崩れさせることのないようにします
特に相場より非常に安値での出品があった場合でも慌てて自分もその価格にしたりせず、その出品が売れるのを待ちましょう
大きく荒れたら一時撤退
安い出品に釣られるようにして相場が一気に崩れ、市場が荒れてしまうこともあります
その場合はその商材は一度手持ちに引き上げて、価格が回復するまで待ちましょう
荒れた市場にあなたが付き合う必要はありません
その間は別の商材で稼げばオッケーです
前半のまとめ
いかがだったでしょうか
マケボ稼ぎの本質である
本質-① マケボで何かを買う人は、多かれ少なかれものぐさな人、手間を惜しみたい人である
本質-② マケボで稼ぐこと、それはすなわち手間の代行をして利益を上げることである
の紹介から始まり、販売の準備段階・商材選択から販売初期・安定期までの基本的な進め方についてまとめました
販売ターゲットを絞り、適切な価格を設定し、販売環境を確かめてから売り出す、という一連の流れを守れば、少なくともゆっくり稼ぎを出すことはできると思います
商材の候補となるアイテムは本当にたくさんあります
その中から、あなたが調達しやすく、かつ高く売れるものを探すのはさながら宝探しのようなものです!
ぜひ、楽しんで探してみてください!
後半の記事では、私がこれまでの経験から感じた各商材のより詳しい特徴や傾向と、パッチを跨いだ際の稼ぎ方について紹介する予定です!
では、近いうちにまたお会いしましょう!
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