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クリスマスにおばあちゃんをキリスト教会に連れて行った話

昨日ツイートしたこれが一晩経ってもなんだかおもしろかったので、忘れないようにnoteにかきかきします。

タイトルだけ見ると私がおばあちゃんと一緒に礼拝?に行った話っぽく見えるけど、知らないおばあちゃんの道案内しただけです。
私自身は良いことがあると「サンキュー神様!!」ってなる位の信仰度です。宗教問わず神話とかは好きです。スパゲッチーモンスター

本編。

クリスマス、特に予定もないけど外が暖かかったので買い物へ。
野菜とか、お鍋の元とか、1週間分の食品を買って持ってきたリュックに詰めて、そこそこの重さのそれを背負って帰ろうか

と思っていたら、その途中でおばあちゃんに声をかけられました。

すごく小柄で、ハーフなのか外国の方なのかちょっと瞳の色が日本人っぽくない人。
「キリスト教会はどこですか?」と聞かれたけど咄嗟にわからず。スマホで調べてみると、そこそこ離れた距離に教会があるらしい。

道自体はほぼ一本道だったけど、距離も離れているし大きな道路を渡ったりするしで不安なのでタクシーを勧めてみたけど歩いて行くそうで…
ざっくり行き方を説明しておばあちゃんを見送ってみたものの、足が悪いのかよちよち歩いているおばあちゃんがなんとなく放っておけず、結局一緒に教会に行くことに。

そこから私とおばあちゃんの珍道中。
リュックからネギ生やしている女と、よちよち歩くおばあちゃんの組み合わせは見ていてなかなか不思議な感じだったんじゃないのかなって思います。

「今日クリスマスですもんね」
「そうなの、電車でここまで来たのよ」

みたいなやり取りをしながらとことこ一緒に歩きました。

マップアプリでは10分くらいで着く距離ではあったんですが、おばあちゃん足が悪いようなので実際は30分くらい歩いたと思います。

…このご時世でマスクをせず一人で歩き回ってたおばあちゃんて、今思い返せばちょっと痴ほうの入ったおばあちゃんだったのかな。
でもじゃあどうするって言われても道案内するしかないのかなって思って一緒に歩いてました。

閑話休題。

なんだかんだで教会前に到着。
おばあちゃんに「ここですか?」と聞いてみたけど「ここは教会ですか?」と返ってきてしまったので、呼び鈴を鳴らして確認。
中から牧師さん?が出てきてくれたので、事情を説明したらおばあちゃんと話をしてくれそうだったので引き渡してしまいました。
「ばいばい」ってしてくれたおばあちゃん、可愛かったです。

おしまい。

おばあちゃんが無事に礼拝できたのかはわからないけどやっぱり不思議な体験で、ネギ背負った女とおばあちゃんがクリスマスに教会を探して歩き回るって、物語の中でもなかなかないシチュエーションだなって思ったので文章にしました。

「事実は小説より奇なり」
ジョージ・ゴードン・バイロンって人の言葉なんですね。しらなんだ。

おわり。

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