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子ども達と過ごす日々は



こんにちは☁️


久しぶりにここに帰ってきたよ。
日記はよく書いていたんだけれど、誰かに見てもらう言葉を紡ぐのって少しエネルギーが必要だから。書きたいってむくむくと言葉が湧いてくる時でないと、心の内をありのままに伝えるのは難しい。


あとね、最近は言葉以外のもので、好きなことや大切な思い出を表す楽しさにも出会った。
思い出の写真や雑誌の切り抜き、シールやステッカーを貼って、好きなように絵を描いてコラージュノートを作っている。
言葉で表すことが大好きな私だけれど、こうやっていろんなものを組み合わせて自分の世界をデザインすることも好きなんだと思う。



でもやっぱり言葉を紡ぐことも好きで、今日は仕事の話をしたいっていうエネルギーが湧いてきている。自分の心の内を整理するために書くけれど、よかったら覗いていってね。



ファーストキャリアで選んだ私の仕事は、発達障害や発達に遅れのある子ども達に療育を提供すること。
2歳から高校生の子供達が通っていて、やっていることは十人十色。
一緒に遊びながら他者との関わり方を教えている子もいれば、悩みごとを相談してくれる子もいる。学校で遅れている勉強のサポートを必要としている子も多い。


私は今の職場に来るまで、未就学の子(2歳〜5歳の子)ときちんと関わったことがなかった。言葉でのコミュニケーションが好きな私は、きっと小学生以上の子と関わる方が向いているんだろうな、とも思っていた。
言葉はほぼ通じないし、泣きわめいて暴れるし、少しでも目を離すと怪我に繋がる危ない行動をする。こんな子たちとどう関わっていけばいいのか。未知の世界だった。



けれど、気づいたらそんな子達と関わるのが大好きになっていた。
彼らは何に対しても常に「全力」なんだよね。
言葉が拙くても何とかして自分の気持ちを伝えようとするし、好きな遊びはくたくたになるまで楽しむ。何かがうまくできた時には飛び上がらんばかりに喜ぶ。
そんな風に全力で日々を生きる子どもたちの側にいると、私の心もぽかぽかしてくる。一緒に全力でいたくなる。




まさか自分が保育に興味を持つなんて思わなかった。思えば今の仕事に興味を持ったのも、大学時代に子供と関わるボランティアを始めたから。
こうやって、経験が新しい世界を連れてくる。



最近仕事をしていて出会った苦しみについても共有するね。

私にはとっても仲良しな高校1年生の男の子がいる。彼は週2回私の職場に通っていて、いつも色んなお話をする。支援者と被支援者という立場はあるのだけれど、私は彼のことを友達のように思っている。
そんな彼が、「学校を辞めようと思っている」と話してくれた。学校にいても楽しいことがないし、勉強にも身が入らないからと。もうどうしたらいいのか分からないんだ、と沈んだ様子で自分の気持ちを伝えてくれた。


私は、どんな言葉を返せばいいのか分からなかった。
だって彼の気持ちが分からない。それは私の経験したことのない苦しみで、彼だけのものだから。
安易に共感して、分かった気になって自分なりにその苦しみに意味づけをすることは暴力に等しいと思った。



彼の見ている世界は私とは違う。
やるべきことの優先順位がつけられずに課題やテストに苦しむ姿や、一度の失敗経験がネガティブなイメージを固定化し、何かに挑戦することへのハードルがとても高くなっていることを知ってそう思った。
私の知らない苦しみで溢れている。想像することしかできない。



けれど、私にはそんな彼と一緒に過ごす日常がある。一緒に考えていこう、そばにいるからね、と伝えることができる。それが少しでも彼を救うといいなと願いながら。


発達障害の子が抱える苦しみを全て理解することはできない。その事実をしっかり見据えながらも、私は自分とは違う他者を理解しようとすることを諦めたくない。
私が彼のためにできることなんてほとんどなくて、そばに居て話を聞いて、一緒に考えることだけ。でも、それが全てなんだとも思う。



ここまで書いてきたことは、双子の相棒と話していて浮かび上がってきた私の思い。
相棒といると、心の内を自分のペースでありのままに話すことができるんだよね。あなたと話す時間が私を救っていると思うよ。



ここまで読んでくれてどうもありがとう。
また会おうね。





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