見出し画像

インド株式市場:大型株は横ばい、中小型株が好調

6月11日のインド株式市場は、全体的に落ち着いた動きとなりました。株価指数のSensexとNifty 50は、前日からほぼ変わらずに終わりましたが、中小型株は引き続き好調でした。

朝の取引開始時には株価は上昇し、取引中も一時的に高値をつけましたが、最終的には利益確定の売りが出て、ほぼ横ばいで終了しました。これは、インド国内の政策決定や、今後の予算案発表、そして世界的な経済動向を見守る中での動きです。

特にヨーロッパの主要市場(イギリスのFTSE、フランスのCAC 40、ドイツのDAX)がフランスでの総選挙の発表を受けて下落したことや、アメリカの消費者物価指数や連邦準備制度の政策決定を控えた慎重な姿勢が、インド市場にも影響を及ぼしました。

Sensexは前日比191ポイント高で始まり、一時は370ポイントまで上昇しましたが、最終的には33ポイント(0.04%)下がって76,456.59で取引を終えました。Nifty 50も同様に、6ポイント(0.02%)上昇して23,264.85で終了しました。

一方、中型株と小型株は引き続き好調で、BSE中型株指数は0.74%、小型株指数は0.95%上昇しました。Nifty 50の中では、ONGC(5.69%上昇)、タタ・モーターズ(1.75%上昇)、ラーセン&トゥブロ(1.59%上昇)が上昇のトップとなりました。一方、コタック・マヒンドラ銀行(1.30%下落)、ディビーズ・ラボラトリーズ(1.27%下落)、ITC(0.95%下落)が下落のトップとなりました。

セクター別では、Nifty銀行指数が0.15%下落し、プライベートバンク指数も0.16%下落しましたが、公共部門銀行指数は0.15%の小幅な上昇を見せました。その他、Niftyメディア(1.75%上昇)、オイル&ガス(1.33%上昇)、不動産(1.13%上昇)が好調でした。

このように、全体的には安定した動きの中で、中小型株が活躍する一日となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?