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6月13日のインド株式市場:新記録達成の理由

6月13日、インドの主要株価指数であるSensexとNifty 50は新たな記録を達成しました。これは、インド経済の強い成長見通しに対する楽観的な見方が高まったためです。

新記録の達成

  • Sensexは一時、77,145.46という新記録を達成しましたが、最終的には76,810.90で取引を終えました。これは前日比204ポイント、0.27%の上昇です。

  • Nifty 50も新たな高値である23,481.05に達し、最終的には23,398.90で終了しました。こちらは76ポイント、0.33%の上昇です。

他の指数も好調

  • BSE Midcap指数は45,576.53の新記録を達成し、最終的には45,521.86で0.79%の上昇。

  • BSE Smallcap指数も50,707.92の新記録を達成し、50,678.94で0.89%の上昇。

市場の資本総額

  • BSEに上場する企業の市場資本総額は前日の約429.3兆ルピーから約431.7兆ルピーに増加し、一日で約2.4兆ルピーの利益を生み出しました。

個別銘柄の動向

この日、約300の銘柄が52週間の新高値を記録しました。Bharti Airtel、Tata Steel、Cipla、Divi's Labs、TVS Motor、Varun Beverages、UltraTech Cementなどがその一例です。

市場の要因

インド株式市場が好調だった主な要因は次の通りです。

  1. インフレの鈍化 インドの消費者物価指数(CPI)に基づくインフレ率は5月に4.75%に低下し、過去12ヶ月で最低の水準となりました。これはインド準備銀行(RBI)の目標である4%に近づいていることを示しています。

  2. 政策の継続性への期待 BJP主導のNDA政権が成立したことにより、政治的安定と政策の継続性が期待されています。特に重要な省庁がBJPの手に渡ったことが市場に安心感を与えています。

  3. 利下げの期待 インフレの鈍化により、専門家はRBIが10月に利下げを行う可能性が高いと予測しています。また、米国でも年内に利下げが行われる可能性があると見られています。

これらの要因により、インド株式市場はさらなる上昇が期待されています。今後も引き続き市場の動向を注視していきましょう。

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