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拝啓、『ダイヤのA』様

寺嶋裕二先生
16年間に渡る連載、本当にお疲れ様でした。

これは私と『ダイヤのA』を語る上で大サビに当たる部分なので何度でも繰り返しお伝えするのですが、私が初めて読んだ『週刊少年マガジン』が『ダイヤのA』連載開始号だったことは今でも運命だったと思っています。

山梨県のとある町で生まれ育った私は、
・主人公は好きにならない
・敵orライバルキャラを好きになる
・真っ直ぐなアホキャラが嫌い
という、ちょっとひねくれた?育ち方をしました。

『ダイヤのA』の第1話を読んだ時も、最初は「この子(栄純)は好きにならないだろうな〜」と思いながら読み始めました。
ところがどっこい。1話を読み切る頃にはすっかり栄純のことが好きになっていました。
それから休載の時以外は毎週欠かさず、16年間追い続ける作品になりました。
確かにひたすらに真っ直ぐでちょっとアホな子だけど、自分の至らなさを自覚して反省してひたむきに物事に取り組める姿は純粋に応援したくなる人物でした。

一番好きなキャラは、小湊亮介さん。
小さな身体につめこまれた誰にも負けない気の強さと技術力、ちょっと意地悪だけど本当に優しい人なところが大好きです。
嫌いなキャラはいません。本当に1人もいないんです。これまたびっくりなんです。
どの学校のどの子にも応援したくなる要素があって、試合だから仕方がないけど勝敗が着くことが辛くて辛くて……だけどその時抱いている彼らの気持ちが若者らしく、それでいてどこか達観した尊いものに思えて、尚更負けてしまったことが辛くなるループでした。笑

私の周りは野球をやっている男の子が多くて、女の子の友達も高校野球が好きな子(夏になると甲子園の結果で盛り上がり始める子)が多かったです。
「全力プレーに感動する」とか言われる度に、私の中のひねくれた部分が顔を出して「生活をかけて野球をやってるプロ野球選手が全力じゃないと思っているのか?」なーんて思って、高校野球で盛り上がる友達をなんとなく苦手に思っていました。正直、サッカー派だったという点もありますし。
でも、『ダイヤのA』の特に冬合宿編(『ダイヤのA』47巻収録)を読んでいる頃には、礼ちゃんが言っていた「誰よりも野球が上手くなりたいの気持ちだけで親元を離れて生活する彼らのことを尊敬する」気持ちが本当によく理解出来ました。
何のために誰のためにここまで野球をやるのか自問自答しながら、気の遠くなるような厳しい練習に打ち込む彼らのことを見ていたら応援せずにはいられなくなっていました。
お陰で、自分が高校3年生の夏に母校の県予選初戦を応援に行った時は、変なひねくれを出さずに素直にとても楽しく観戦出来ました。

プロ野球派だった私にとっても影響を与えていて、テレビ観戦で済んでいた私が何度も球場に足を運ぶきっかけになりました。
コラボイベントがあったから、というのが一番の理由ではありますが、『ダイヤのA』を好きにならなかったらここまで各地に出向くことは無かっただろうと思っています。
横浜スタジアム……アニメの第1話を芝生の上で見たこと、忘れられません
ナゴヤドーム……大好きな中日ドラゴンズの本拠地!舞台もあって試合は見られなかったけど、生ドアラが見られて嬉しかった〜!
阪神甲子園球場……甲子園博物館の方だけでしたが、バックスクリーンに入れたのは嬉しかった!ドラフト体験できるのも面白かったな〜
神宮球場……一番行った。笑 声優さんたちの数々の名場面を見てきました。笑笑
いつかは香川県まんのう町にも行きたいって思ってるし、降谷が育った苫小牧にも行ってみたいですね。

読んでいた漫画がアニメになる、という経験も『ダイヤのA』が初めてでした。
忘れもしない、2013年5月10日。寺嶋先生の誕生日に、連載開始から7年が経ってようやくのアニメ化。翌日が自分の誕生日だったこともあって本当によく覚えています。
キャラに動きがつくことも、声がつくことも何もかもが初めての体験。
皆が自分が思っていた通りの声で(大前キャプテンだけは爽やかすぎるだろって思いましたけど。笑)、命が吹き込まれた瞬間をスタジアムと自分の部屋で見て無性に感激しました。

2.5次元舞台に踏み込んだのも『ダイヤのA』が初めて。
ナゴヤドームでのイベントの日に舞台の公演が被っていて、新幹線で今はなき六本木ブルーシアターに駆け込みました。
大好きなキャラクターが、生身の身体を持って、目の前で息をして動いていることがこんなに感動的だとは……!
会場の中に入ってから出るまで泣きっぱなしで、脱水症状を起こしたのもいい思い出です。笑
それからダイステには何度も足を運んで何度も感動を味わせていただきました。大阪まで千秋楽を見に行ったことも、都内公演を2日間で4公演見るためにホテルに泊まったことも、全部楽しい思い出。
主人公にのっぴきならない事情があるのでキャス変して構わないので、どうか続きをお願いします!!!
負けたまんまじゃ終われないでしょ……!!!

そして今年に入ってからの、ミュージカル化。
2年越しのミュージカルで、16年越しの1話をもう一度読んだ気分になりました。
本当に成長したな……って。みんなみんな、本当に……(誰目線)
ミュージカルの続編も心待ちにしています!

そして、実はTHE BACK HORNとの出会いも『ダイヤのA』がきっかけでした!
栄純という名前や、話ごとのタイトル、寮の部屋に貼られているポスターがバクホンだという情報を得て、検索をかけてみたらめちゃくちゃかっこいいバンドじゃないか!!!!と一発で好きになりました。バクホンのライブにも行きたいな〜DVDでもかっこいいけど、やっぱり生が聴きたいよね……。
一番好きな曲は『キズナソング』です。バクホンがカバーした『春よ、来い』も大好き。

原画展に行ったり、大江戸温泉物語に行ったり。冬コミで何も買えないまま解散になって、翌日友達がおつかいしてくれてガチ泣きしたこともあったな〜笑
寺嶋先生のサイン会に行けなかったことが唯一と言っていいほどの心残りです。
またやって欲しいな……。

16年間、常にそばにあって新しい彼らの日々を読ませてもらっていたものが、もう来週からは無いのかと思うと本当に寂しくて辛いです。
でも、最終回で沢村栄純が言っていたことが『ダイヤのA』のすべてなのだと思えば素敵な最終回だったと思っています。
弱冠15歳の田舎の弱小校にいた野球少年が、未知の世界へ1歩踏み出し、その世界で出会った人や物事で自分の新しい人生を作り出していく。
沢村にとっては、御幸とバッテリーを組むこと、そして青道高校野球部でエースになることがゴールだったのだから……

それでも更に次のステージへ進んだ皆の姿は見たいし、何よりFC終了がいちばんしんどい情報だったので、何十年先になろうがどんな形であろうが、卒業後のみんなのことを教えて欲しいしFCは存続して欲しい……これがいちオタクの率直な願望です……。

とにかく!
14歳で出会ってから30歳になるまでの16年間、人生の半分以上を一緒に過ごしてきた大好きな作品です。
自分の中の色んな価値観を変えてくれて、色んな新しい世界を教えてくれました。
こんな作品に出会えたことを本当に嬉しく思っています。
本当に、本当に16年間お疲れ様でした!
いつかまたどこかでダイヤっ子たちに出会えることを信じて、これからもずっとずっと応援しています。

『ダイヤのA』最高!!
『ダイヤのA』大好き!!


これは私がマガポケで字数いっぱい送った感想

#ダイヤのA
#ダイヤのAact2
#寺嶋裕二
#読書の秋2022

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