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REAL VOICE #10「ChatGPTの登場で会計事務所業界はどうなる?」

皆さんこんにちは!
「REAL VOICE」第10回目は、高橋雄一さんと大井さんのお二人にインタビューしました!今回は「ChatGPTの登場で会計事務所業界はどうなる?」です。お二人とも、普段の業務でも最新のITツールを使いこなして効率的に業務を進めてくれています。
ここ最近のAIの目覚ましい発達にはどのように考えているのか、率直な意見を聞いてみました!

1.ChatGPTに実際に触れてみて

(井上)ニュースやSNSなどでも大きな話題となったChatGPT、当事務所でも皆で触ってみたりしましたが、実際に使ってみて、いかがでしたか?

(大井)実際に触ってみて驚きました。ChatGPTで質問を入力した時の回答が、人がしゃべっているような文章で返ってくるので、すごいですよね。

(井上)この数カ月で、業界ではとても大きな衝撃を与えていますよね。既に業務に取り入れらている会計事務所さんも多くあるようです。世の中の変化のスピードが尋常じゃない、と感じています。

(高橋)業界にとっては間違いなく脅威だと思います。ただ、うまく使いこなすことが大事であって、逆にAIを使いこなせない人はどんどん遅れていくのではないか、という気がします。

(井上)単に質問を入力して回答をもらう、という使い方だけではないですね。色んなものと組み合わせて、どんどん応用的な使い方ができるんだな、ということが最近わかりました。

(大井)先日事務所内で実施した勉強会で、特に便利だと思ったのは、PDFをアップロードするとChatGPTが中身を要約してくれる、「Chat with any PDF」です。使いこなせるようになれればとても便利だと思います。

(高橋)いろんな資料をAIに作らせたりすると、時間削減の効果は大きいですよね。AIの発展でホワイトカラーの労働者が減る、と言われているのも良くわかります。

2.会計事務所の業務に役立ちそうな機能

(井上)ChatGPTの機能を、既に業務の中に取り入れている会計事務所もあるようですね。自分たちの業務の中で、どういった面で役立ちそうでしょうか?

(高橋)プレゼン資料を作ったり、ブログ記事を書いてもらう、といった機能は間違いなく役にたちそうですね。そんなに操作も難しくないですし、生産性も上がってくると思いますね。

(井上)確かに、うちの事務所でも既に、ブログ記事をChatGPTに書いてもらったりしましたけど、素晴らしいの一言でした。

※ご参考 ChatGPTに書いてもらった記事はこちらです!

(大井)中身を要約したり、調べものをしたり、といった時間を削減することができると思います。先ほど触れたPDFもそうですが、大量の情報のなかから必要な情報を拾い出すところは、人間よりもAIの方が得意ですよね。

(井上)この辺、うまく使いこなせることが今後の業界のスタンダードになってくるかもしれません。インターネットの検索エンジンが出たときもすごい衝撃でしたが、今回もそれと似てるような気がします。使いこなせるかどうか、がとても大事ですね。

Chat with any PDF ! を利用した一例 
アップロードしたPDFファイルを要約、質問にも答えてくれる。

3.会計事務所の業務は今後どうなる?

(井上)ChatGPTの登場で、会計事務所の業務はなくなってしまうのでしょうか?どんな影響があると思いますか?

(大井)会計事務所の業務が将来なくなる、と昔から言われてきましたが、やっぱり重要な部分は残ると思います。ただ、数値の入力、記帳代行、申告書の作成といった業務はなくなってしまうかもしれませんね。

(井上)世間一般から見ると、会計事務所の業務といえば今挙げていただいたようなものですよね。それ以外で、逆にどういったものが残ると思いますか?

(高橋)感情を挟まない部分の処理とかは、AIがどんどんやってくれるようになるでしょうね。

(大井)特に重要になってくるのは、相談業務だと思います。人対人でしか解決できないような、お客様固有の事情を踏まえた質問対応とかは、人間でないと難しいと思います。

(井上)そうですね。ただ、相談対応も、簡単なものだとAIでも対応できちゃうんじゃないかな、という気もします。

(高橋)はい、そこも踏まえると、クライアントとはしっかり信頼関係を構築して、複雑なニーズにもしっかり対応できるような力をつけていく必要がありますね。

(井上)業務をする上では、役割分担、特に人間にしかできない高度な作業という部分をしっかり意識した対応が必要になってきますね。特に、抽象的な作業が増えて、単純作業に逃げることができなくなるかな?

(高橋)そうなってくると思います。

ChatGPTの使用例
ChatGPTの使用例(つづき)


(井上)お二人とも、どうもありがとうございました。これからもどんどん新しいものが出てくると思いますが、抵抗なくどんどんチャレンジしてみるという姿勢が非常に重要だと思っています。まずはどんどん使ってみましょう!今日はありがとうございました。

(二人)ありがとうございました!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!

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