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【藤井佳朗】電磁波スピ系「脳歯科」新神戸歯科

藤井佳朗 (ふじいよしろう)

(新神戸歯科)兵庫県
陰謀度 4 ★★★★☆

藤井佳朗 X

【陰謀要素】
・電磁波過敏症 ・アマルガム ・オーリングテスト
・スピリチュアル (アカシックレコード/チャクラ/松果体/量子)

【マネタイズ】
・歯科 ・セミナー ・資格ビジネス ・書籍 ・講演会

【関連陰謀論者】
内海聡 ・永松昌泰 ・木村将人 ・猿田友
・佐々木耕司 ・ロバート・ギブソン・AKASHAみゆき

【メモ】
◆1985年 愛知学院大学 歯学部卒業
◆1989年 愛知学院大学大学院修了 博士取得 (歯学)
◆新神戸歯科 (2000年~)
◆2018年 国際鍼灸電気治療大学 准教授
【資格】
◆歯科医師免許
◆日本歯科医師会会員
◆兵庫県歯科医師会会員


■ 脳歯科

藤井佳朗は自らを「脳歯科」と名乗る、新神戸歯科の名誉院長。

脳歯科とは藤井が提唱する固有の名称である。▼▼

一本の歯を抜いただけでパーキンソン氏病が改善した。
一箇所歯の噛合せを調整しただけで、膝の痛みが消えたなどなど。
その他、歯科治療後に目がよく見えるようになった、頭がスッキリしたなどは日常茶飯事経験していることです。この経験を元に「脳歯科」は誕生しました。

(出典:脳歯科

▲▲ うん、分かるし分からん。上記説明だけを読んでも何のことか分からないだろうが、「歯と脳と健康は関連性がある」というザックリとした理解をしておこう。
とりあえず、「脳歯科」という名称を用いた新たな資格ビジネスであることは分かった。▼▼

(画像引用:脳歯科

■ オーリングテスト

藤井は『オーリングテスト』を歯科医療に用いている。▼▼

(画像引用:脳歯科

オーリングテストは「Oリング」などとも表記し、親指と人差し指で輪っかを作って、それを左右に引っ張るアレだ。遊びでやってみたことのある人も多いだろう。▼▼

藤井はこのオーリングテストを応用して、健全な咬合(嚙み合わせ)と全身の調和を目指しているようだ。。▼▼

オーリングテストの胡散臭さに関しては下記リンク先の説明が分かりやすい。▼▼


■ 電磁波過敏症

藤井は電磁波過敏症の存在を認めて書籍まで出している。▼▼

2010年刊行

電磁波過敏症とは、「科学的な根拠を伴わないが、その症状を訴える人がいる」というあやふやな症状のことである。一般的に精神疾患を持つ者が電磁波を危険視してその症状を訴えているという印象を持ってしまう点で、『香害』などの化学物質過敏症と似ている。▼▼


■ 電車の人身事故は電磁波の影響

電磁波過敏症を商売ネタにする藤井は、電車の人身事故が増えているのはケータイ電話のせいだと主張している。

そんな話しをされても「はあ?」と思うだろう。藤井はそのカラクリを実演で解説した動画を自身のYouTubeチャンネルにアップロードしている。▼▼

▲▲ 駅のホームで人が線路に落ちるのは、ケータイから発せられる電磁波によって三半規管か何かが制御を失うことでバランスを崩し、そして線路に落ちて電車に轢かれて亡くなってしまうのだ、と藤井は言う。
我々一般人からすると、電車の人身事故は(交通事故を除けば)自殺が主な原因だと考えてしまいがちになるのだが、藤井は違う。ワンランク上の歯科医は違う。そうだ、自殺なんかじゃない。電磁波なんだ、原因は。

実験の際、藤井は助手となる男性を部屋に立たせた。そして横から手で男性の腰をグッと押す。▼▼

▲▲ すると男性は倒されないでいいように踏ん張って耐えた。

そして次に、藤井は同じ部屋の3~4m離れた所で女性にスマホをかざさせた。▼▼

するとどうでしょう、、
なんと!男性はさっきと同じように腰を横から押されただけなのに、踏ん張りが利かなくなってバランスを崩したのだッ!▼▼

▲▲ こ、これはスマホから発せられる電磁波の影響によるものなのか、、?

実験は続く。
今度は男性がスマホで通話しているところでの実験だ。電磁波が耳元にあるぞ、近い、近過ぎる。これはヤバい、、!

そしてさっきと同様、また藤井は男性の腰をグッと押す。▼▼

▲▲ すると男性は大きくよろめいたのだッ!!
こ、これが駅のホームで起きたと想像すると。。ゴクリ…

そうか~~~!!
人は電磁波の影響で身体の制御機能を失ってしまうのだ!
「電磁波は危険!電磁波は有害!」
この藤井の実験を通じて人類はまた一段、生物としての高みを駆け上がって行くことが可能となったのだ!霊長類バンザ~~イ!!

っていうお笑いネタとして楽しむものかと思っていたら、藤井はこれをガチでやって見せているのだ。。助手の男性には助演男優賞を差し上げたい。


■ アマルガム

オーソモレキュラーというエセ栄養学界隈と歯科業界で多用されるアマルガム危険デマというものがある。アマルガムとは歯の詰め物に使用される金属のことだ。

歯科医である藤井もアマルガムを危険だとしている。▼▼

▲▲ 歯に金属の詰め物をすることによって電磁波がそこに集まって、身体に不調をきたすのだと。藤井はこれもガチで言っている。。笑える動画だが確認してみたところ、このYouTube動画のカテゴリは「エンターテイメント」にはなっていなかった。

藤井は『金属製の歯の詰め物』アマルガムを除去することと、これを情報商材としてネタにすることでマネタイズに用いている。▼▼

医療情報研究所『アマルガム除去による不定愁訴治療パターン』

▲▲ アマルガム除去によりアトピー性皮膚炎が改善するとまで藤井は主張している。え?

アマルガム危険デマに関しては当note野本恵子のページを参照。▼▼


■ ホリスティック医療

「ホリスティック」というワードを出す医療従事者には気を付けろ。陰謀論者を探し出す時に便利なワードだ。

「ホリスティック歯科治療」を掲げる藤井の脳歯科では、歯科と宇宙とスピリチュアルを融合させたイベントを開いている。▼▼

そしてスピリチュアル界隈でトンデモな利用をされる「量子」というワードを藤井は用いている。▼▼

(画像引用:脳歯科

そう、藤井はスピリチュアルを歯科医療に盛り込もうと考えているのだ。▼▼

霊的(魂的)活性が、健康の需要な要素となる。(中略)
ではどのようにして、霊的活性化を実現するのか?
そのキーワードは、松果体にあると考えている。
松果体は昔からそのspiritual な作用に注目されているが、現代西洋医学的には、まだまだ謎の多い臓器である。この臓器の身体代表領域が、眉間である。ここは印堂のツボ、第3の目、第6チャクラとも呼ばれている。
松果体がゼロポイントフィールドやアカシックレコードと繋がり、肉体状態を宇宙の真理によってコントロールされていると考えられる。

(出典:脳歯科

▲▲「松果体」「チャクラ」「アカシックレコード」、、、宇宙の真理を目指してしまった歯科医の末路なのか、、

アカシックレコード
とつなぐ歯科治療。。▼▼

(画像引用:脳歯科

なお、藤井は医療界のスーパー陰謀論者内海聡とつながっている。あ、察し。。アカシックレコードとつながってるどころの話しじゃない。▼▼


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