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世田谷総合研究所 レポート№11

世田谷のバスルーム限定版ラジオ。

コロナ禍の影響で家時間が長くなり、ラジオを聴く機会が増えていませんか?そうそう、テレビやネット動画ばかりでは、趣味趣向や情報が偏りがちですよね。
ラジオはいわゆる“ながら”の典型なので、番組を楽しみつつアレコレとできますので、時間をスマートにこなしている気にもなります。

そんなコロナ禍のある日、私は浴室に防水ラジオを持ち込んでみました。
ところがわが家の浴室は電波状況が悪く、受信できたのは「FM世田谷」だけ。浴室にラジオを持ち込むまで聴いたことのなかったFM世田谷だが、他の局では感じられない面白さがあったのです。

手作り感というのか、アットホーム感というのか、昭和感がプンプンというか…もともとラジオは距離感の近いメディアのように思えますが、FM世田谷はさらに近い!それはそうだ、ラジオ局はわが家からお近くの用賀にあるのですから。

ところが、浴室のラジオが突然無音に!あまりの突発的な壊れ方に、防水ラジオの防水性に疑問を感じて、いまだ浴室ラジオタイムを再開していません。それでもFM世田谷は聴きたくて居間のラジオを点けたのだが、なぜかまったく83.4MHzがチューニングできず!
そんな時に思い出されるのがラジオ局の音声配信サービス=インターネットラジオです。これだとパソコンやスマホでラジオを聴けるので、チューニングの必要がない。もちろん、FM世田谷にもインターネットラジオのサービスがあります。防水機能付きのスマホであれば、浴室で再びFM世田谷を楽しめます。

でも何かが違う。チューニングする必要のないラジオは。
アンテナの向きを変えたわけでもないのに、突然雑音が入ってきたり、音声が途切れがちになったり。同じ家の中でも限定されたスポットでしか受信できない不便さなど。ラジオ本来のアナログ感のないインターネットラジオには、とっても物足りなさを感じます。
そもそもエリア密着媒体であるラジオは、インターネットを通してまで日本中世界中で聴く必要があるのでしょうか。FM世田谷は、世田谷で聴ければ十分だと、強く提言いたします。

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