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WarCry♯63 中華鼎立共和国連邦特殊部隊「An awe combat group.(畏怖すべき戦闘者達)老鶯組」作戦員の概要 



▼ 中華鼎立共和連邦の体制

中国の支配体制は、ある時期を境に共産党指導部の一極指導の政治体制が崩れ、旧共産党指導部の実力を持つ者が、各々軍閥を作り、5つに国家権力が分割した。しかし、国内での内戦を恐れた実力を持った各地の旧共産党指導達は、合議を重ね連邦制に移行し、連携協力することで中国の国家体制を維持し、適正な投票を行い首都を8年ごとに5つの都市で持ち回りしていくことで、各州の役割を決定するという国家体制になった。

1945年、大日本帝國の敗戦によって、満州帝國で研究されていた日本の軍事的な超常能力研究実用化の集大成「超越瞑想プロジェクト」"Transcendental Meditation Project.の成果を旧ソ連が接収した。

ソビエト連邦は、ツングースカの大爆発の時に、帝制ロシアが回収した未知のテクノロジーを含め、ドイツ第三帝國の研究を端緒とした、米国より先にpsiの研究を加速させた。その後、毛沢東は、スターリンとの密約によって、大日本帝國陸軍の「超越瞑想プロジェクト」"Transcendental Meditation Project.(以下TMP)の研究成果の一部を技術供与された。

そのような、経緯を経て、An awe combat group.(畏怖すべき戦闘者達)の前身は、1960年代には既に存在しており、当時の、大日本帝國陸軍の「超越瞑想プロジェクト」"TMP.を基礎として誕生した異能力戦闘者An awe combat group.(畏怖すべき戦闘者達)は、旧「中華人民共和国」指導部の研究成果である。

中華鼎立共和連邦解放軍・警衛偵察局・長限戦特殊群第1師団が北京に駐留し、中華鼎立共和連邦解放軍警衛偵察局長限戦特殊戦群の第5師団は、南京の軍閥が掌握しているといったように凡そ、軍隊としては、非効率な司令系統になっている。

連邦に存立危機事態が起こる際は、連携し各州都軍閥の権力は、その治世下の大総裁の指揮下に入り治世下の大総裁が、全州都を制御し対処にあたる。

平常時は、5つの大都州の総裁合議で議決された軍閥都が連邦の首都となり、直轄都と呼称され、選ばれた都市の総裁が大総裁になる。

基本的に合議制により、国家運営はされるが、大総裁の意向は、各都市の総裁に多大な影響を及ぼす。また、国防を担う、諜報機関は、首都に集約されるが、各都市の軍閥色も強く影響するため、混沌としている一面もある。

但し、中国の軍閥化は、人口の多い多民族国家が生き残る手段という面では、民族に利益を齎す点もあり、この世界では、漢民族が選択した国家体制の形態として存在している。

▼中華鼎立共和連邦解放軍・警衛第1師団・偵察局長限戦特殊戦群「An awe combat  group.(畏怖すべき戦闘者達)老鶯組」作戦員の概要 

警衛師団は元々、中華鼎立共和国連邦の軍閥指導部の警護を担当する部隊で、北京を始め、南京、広州、成都、瀋陽など連邦の最重要の連邦閥の治める指導体制下に存在し権力者が囲い込む共通の最精鋭部隊である。

そのなかでも物語中では、直轄都として出てくる北京大都州の中華鼎立共和連邦軍警衛第1師団の偵察局長限戦特殊戦群「An awe combat  group.(畏怖すべき戦闘者達)の部隊、老鶯組は、平時は政府要人の警衛任務、半分の要員は、主に対日工作専門の諜報戦に従事している。日本皇國との政治状況により、様々な任務が課せられる。

日本皇國は、旧世代に崩壊した日本国と異なり、様々な紛争を経て世界有数の自衛国家に生まれ変わり、対諜報戦や対ゲリラ戦対処に於いても、一流国に変貌し連邦解放軍にも多大な犠牲が出た。

そのため、中華鼎立共和連邦解放軍司令部は、さらなる対日工作専門部隊を創設するため、大総裁の認可をとり、進言が合議で決議され、全州都の偵察局・長限戦特殊戦群の「An awe combat  group.(畏怖すべき戦闘者達)AACG」の最精強な者を2名ずつ選抜し、全10名の老鶯組を組織した。

老鶯組は、中華鼎立共和連邦の偵察局超限戦特殊戦群「畏怖すべき戦闘者達」亜細亜ブロック作戦課長(北京閥)兼、中央警衛第1師団警護部警護長の周振海(Zhōu Zhènhǎi)が指揮する4つの部隊(平時は主に要人警護に就く)の1つである。老鶯組の日本での拠点は、主に沖縄である。

多くで、その浸透工作の拠点となっているのは、沖縄の在日在邦の客家の存在であるが、日本皇國も実は、それらを利用し、沖縄特別区を極秘裏に「カウンターインテリジェンスプログラム-CIP」ありきの作戦区域として、外部からの諜報活動(intelligence)に対抗して、機密情報が外部に漏出するのを阻止する活動や、他国の機密情報の入手などの超法規的活動を実施している。

しかし、老鶯組の10名と周振海(Zhōu Zhènhǎi)は、完璧な日本語を話し、日本の風習を会得し、日本人に完全に同化しており、皇國警衛(警察)や、皇國防衛省の等の諜報機関の網に危険人物として、掛かった事がなく残念ながら老鶯組の存在を日本皇國も現時点では、まったく把握していないのが、現状である。

老鶯組のメンバー10名は、様々な、年齢、性別で構成されており、土台人として完全に皇國に浸透している。その前段として、中華鼎立共和連邦により、日本への浸透を成功させることに莫大な予算と人員を掛けており、それは、前世代に朝鮮半島に存在した国家「DPR Korea」が、日本国に行なっていた細密な浸透工作活動よりも数段、手が込んだ敵地浸透プロジェクトであり、中華鼎立共和連邦を匂わせる形跡や、不自然さを全て消去されている。それほど、中華鼎立共和連邦にとって、米帝との紛争で、徹底した日本人への被害、旧日本国が崩壊した結果による日本人に齎された国防意識、能動的自衛への覚醒は、高度な国防体制を生じさせ、彼らの経済活動や軍事活動の脅威となっているのである。

▼ 老鶯組の技能
この世界における、サイ現象【(extrasensory perception超感覚的知覚)とPK(psychokinesis念力)との総称】の研究、実用で先進的な国家は、ロシア、ドイツ、中華連邦であるが、それらの先進国は、日本皇國領で、ある一定の質量のサイ現象が、認知され「特異点防衛機能(特異点分析官)」に探索されるのことを極度に警戒している。皇國では、サイ現象などを、探索する特異点分析に米帝の「イオタ」に匹敵する能力を保有している「朱鷺影」を運用しており、超感覚的知覚やなどによるパラレイヤーの空間異常を監視しており、超常存在やET、仮想敵国の領土侵犯から日本列島全域を警戒している。

そのため、中華鼎立共和連邦・偵察局超限戦特殊戦群「An awe combat  group.(畏怖すべき戦闘者達」亜細亜ブロック作戦課は、日本において莫大なパラレイヤーの空間異常や、同じ地域内で同時に定期的な、小規模のパラレイヤーの空間異常を発生させないように、作戦存立事態や、浸透作戦の露見が日本政府に免れない偵察局の指示による大規模な都市破壊作戦以外でのサイ現象の使用を禁じている。(続く)

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