株価と出来高の関係・活用法
お疲れ様です。
オリンピックの野球は順調に勝ち進めて、今日の19時からアメリカと対戦ですね。
他の競技もメダル獲得ニュースが続々と出ていますが、メダル獲得数のようにコロナ感染者数が伸びておりますな。
おそらくこの現状でも、『オリンピック開催と感染者数増加に因果関係は関係ない』として、何十年後かには『感染症流行の中の成功したオリンピック』なんて記憶にすり変えられるんでしょうかね。
それはそれでおめでたいですね。
今回は『出来高』について改めて見ていきましょう。
「出来高って?」や「売買のタイミングがわからない」という雨上がりのミミズのように道路を彷徨っていると思います。
出来高は株価予測にも役立ちますので、抑えておきましょう。
1・出来高とは?
出来高は、1日や1週間などの一定期間内に成立した株式の売買数量のことを指していて、”売買高”と呼ばれることもあります。
株式チャートの下に棒グラフとして表され、出来高を見れば、その株の人気度や注目度を知ることができます。
というのも、出来高が多いほど取引が活発に行われているという意味になるからです。
逆に、出来高が少ない株式は『流動性リスク』がると言えるので、注意が必要です。
♦︎流動性リスクとは
出来高が少ないので、取引が成立しない可能性が高くなるリスクのこと。
売買したいときに売買が成立しなかったり、想定よりも安値での売り・高値での買いのリスクなどが生じます。
⭐️出来高が増加するケース
出来高が増加するのは、売りたい人と買いたい人の取引(株式売買)が活発になるときです。
一般的に以下のようなケースで売買が活発になり、出来高が増加します。
♦︎業績関連のニュース(業績予想の修正・予想以上 /以下の決算)
♦︎成長性に係るニュース(資本業務提携・新製品の開発状況・新規顧客の獲得)
♦︎上場に係るニュース(上場廃止・市場変更など)
上記の例は一部に過ぎませんが、要するに企業への期待や注目度が増すとで出来高が増える傾向にあります。
ちなみに、上記のようなニュースは『適時開示』と呼ばれ、企業は適時適切な発表をする義務付けがされています。
2・出来高と株価の関係
一般的には『出来高は株価に先行する』と言われています。
つまり、売買量が増加した後に株価が変動するということです。
しかし、これは必ずしも全てのケースに当てはまるわけなく、あくまでも傾向なので必ずそうなるとは限らないのです。
⭐️出来高が株価に先行するケース
先行する際に起こり得る2つのケースがあります。
【1つ目】
上記の図のように下落トレンドの中、出来高が増加して株価が上昇するケースです。
「この銘柄は上がらないだろう」と予想している人よりも「そろそろ上がるだろう」と予想して買う人が多い状態です。
【2つ目】
上昇トレンドの中、出来高が増加して株価が下落するケースです。
「まだまだ上がるだろう」と予想して買う人よりも「もう上昇しないだろう」と予想して売る人が多い状態です。
⭐️出来高と株価が同時なケース
もみ合いの後に出来高の増加と同時に株価が変動するケースです。
これは2つありまして、
1つ目は、上記の図のようにもみ合い後に出来高の増加と上昇トレンドが発生するケース。
2つ目は、もみ合い後に出来高の増加と下落トレンドが発生するケースです。
*もみ合いとは、
株価が一定価格の範囲内で、上昇と下落を繰り返し相場の方向性が定まっていない状態のこと。
⭐️出来高が株価に遅行するケース
株価が変動した後に出来高が上昇するケースも2つあります。
【1つ目】
図のように、株価が上昇した後に出来高が上昇するケースです。
株価が上昇したことで注目度が増し、出来高が増えるとです。
【2つ目】
株価が下落した後に出来高が増加するケースです。
含み損を抱えた投資家が損切りをするために売ることで、出来高が増加します。
*含み損、損切りとは
【含み損】現在の株価が勝った時よりも下がっているため損をしている状態のこと。実際には売却をしていないのであくまでも未実現の損失。
【損切り】
これ以上含み損を増加させないために早い段階で株式を売り、損失を確定させること。
3・出来高を株価予想に活かす
これまで解説してきたように、出来高と株価は大きく影響しあっています。
なので、出来高は株価予想の判断材料の1つになるので具体的な方法を見ていきます。
⭐️出来高の増加率を活用
Yahoo!ファイナンスなどのサイトでは、各日の出来高ランキングや出来高増加率が公開されています。
出来高の増加率を知ることで、『その銘柄がどれくらい投資家から注目を集めているのか?』を知ることができます。
注目を集めている企業を知って、ビジネスモデルや業績などをもとに投資先を選んでみても良きです。
しかし、『出来高が増加しているから』と言って、すぐに投資するのはヤバみざわです。
⭐️価格帯別出来高を活用
価格帯別出来高は、過去の一定期間内で売買が成立した株数を価格帯(株価)別に表したものです。
価格帯別出来高を見ることで、『過去にどの株価で多くの投資家が売買したのか?』を知ることができます。
例えば、『株価上昇局面で一定の価格帯に達したら出来高が増えそう(利確売りが多くなる)』といった予想をすることができます。
最後に重要な3点をまとめます。
♦︎出来高が多いことは取引が活発に行われている証拠
♦︎出来高が低い企業の流動性リスクに注意
♦︎出来高の増加率や価格帯別出来高は株価分析に活用できる
出来高の他にも、『ローソク足』『移動平均線』などありますので、それと組み合わせて『ギャンブル要素』を排除していくことが大事です。
『投資はギャンブルだ』なんて言っている市場から追い出された元カスな投資家のバカはほっといて、増えたお金でいい酒でも飲みましょう。
それでは、今夜19時の野球を楽しみにして、
適当に頑張りましょう。
この暑さのなかでマスクをしないといけませんが、酸欠で幻覚を見ないようにご注意を。
🐶今回のイッヌ🐶
ボス(私の母親)に怒られた後のスティッチ
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