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アメリカの株式市場の種類と取引時間

お疲れ様です。
緊急事態宣言下でも人の多さは戻ってきましたね。
暑くて堪らないですが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は米国株投資を始める前に知っておきたい『アメリカの株式市場の種類と取引時間』について改めて見ていきましょう。



1・2つの市場

まずは日本の市場からおさらいすると、
東京証券取引所では以下の4つの個人投資家向け市場が開かれています。

①東証一部
②東証二部
③東証JASDAQ
④東証マザーズ

アメリカの株式市場は以下の2つの株式市場で取引がなされています。

①ニューヨーク証券取引所
(NYSE:New York Stock Exchange)

②ナスダック(NASDQ:National Association of Securities Dealers Automated Quotations)


⭐️ニューヨーク証券取引所
あの有名なニューヨーク市のウォール街にある世界最大の株式市場です。
NYSEは世界最大の証券取引所で『ビック・ボード(Big Board)』とも呼ばれています。
上場企業の時価総額の合計は約3000兆円にのぼります。
ちなみに、東証の合計時価総額は約716兆円ほどですので、規模の大きさが凄いですね。
NYSEはロンドン取引所に次いで2番目に古い証券取引所であり、1792年に24人の仲買人によって『すずかけ協定』という協定を似て創設されました。
その後、NYSEはインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)という、インターネットベースの電子取引市場を運営する会社に2013年に買収され、現在はその傘下にあります。
世界最大規模の時価総額を誇るNYSEは、上場審査が世界で最も厳しいと言われており、上場銘柄のほとんどが大型の優良企業と言えます。

例えば、アメリカの企業だと
♦︎コカ・コーラ
♦︎ゴールドマン・サックス
♦︎ウォルマート
etc

日本企業だと
♦︎ソニー
♦︎トヨタ
♦︎三菱UFJフィナンシャル・グループ
etc


⭐️ナスダック(NDAQ)
ナスダックとは、アメリカ合衆国の新興企業向けの株式市場のことで、新興企業向けの株式市場としては世界最大の規模を誇ります。
ナスダックは1971年に、世界初の電子株式市場として設立され、コンピュータシステムのみで運営される相対の取引所であることから、NYSEのような立会場は存在しません。

*立会場とは、実際に取引所に売買の代理人が沢山いて、手サインなどを駆使して株式を売買する場のことです。
インターネットの発展で、現在日本では廃止されています。
今では当たり前のように思えるかもしれませんが、当時は極めてエポックメーキングな市場として注目されていました。
また、ナスダックの上場企業には成長力があるIT企業が多く、以下のような超人気企業も上場しています。

♦︎アルファベット(GOOG)
♦︎アマゾン(AMZN)
♦︎アップル(AAPL)
♦︎Netflix(NFLX)

『()』はティッカーシンボルです。
日本でいう『証券コード』みたいなモノですね。



2・取引時間

2つとも取引時間は現地時間の9:30〜16:00となっており、昼休みはありません。

日本時間では以下の通りです。

♦︎23:30〜翌朝6:00

♦︎22:30〜翌朝5:00
(サマータイム:3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで)

また、米国株では上記の取引時間の前後に開かれる
『プレ・マーケット』『アフター・マーケット』というのもあり、時間は以下の通りです。

♦︎プレ・マーケット】
現地時間 8:00〜9:30
日本時間 22:00〜23:30 or 21:00〜22:30(サマータイム)

♦︎アフター・マーケット】
現地時間 16:00〜20:00
日本時間 6:00〜10:00 or 5:00〜9:00(サマータイム)



3・2つの市場の違い

NYSEとNASDAQの違いを画像でのっけます。

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【♦︎オークション方式】
価格優先、時間優先の原則の下に売買注文を成立させる方式。

【♦︎マーケットメイク方式】
証券会社などのマーケットメーカーやディーラーなどが気配値を提示して、投資家からの売買を成立させる方式。



4・徐々にあいまいになる境界線

先述したように、アメリカの2つの市場では
大企業を中心とした『オールドエコノミー』はNYSEに。
新興企業を中心とした『ニューエコノミー』はNASDAQに。
という具合に役割を明確に分ける暗黙の了解がありました。

しかし、近年では以下の時価総額ランキングの通り、アップル、アマゾン、アルファベット(Google)といった新興IT企業の方が存在感があります。

画像2

NYSEとしては、ニューエコノミーを自陣営に取り込まないと先細ってしまう危機感を持つようになり、両取引所の競争は一層激しさを増し、それまで明確に分けていた境界線は徐々にあいまいになってきています。
その結果、現在NYSEにはニューエコノミーでもある以下の企業が上場しています。

♦︎Twitter
♦︎アリババ
♦︎セールスフォース

投資家である私たちからすると、両取引所の違いは実質的に影響はなく、株式投資では『企業』に投資をするので取引所はそこまで重要ではないのです。

まだまだアメリカには急成長企業も多くありますので、株式投資に慣れてきたらアメリカ株に挑戦してもいいかもです。


それでは暑さとコロナには気を付けて
明日からの3日間、適当に頑張りましょう。


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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思い、書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。

🐶今回のイッヌ🐶
生後8ヶ月くらいで初めての散歩したベルちゃんが

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だいぶ成長した現在(4歳)
はぁ〜〜 かぁわぁぅぃぃ〜

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