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ブルーパール

ブルーパールとは、霞石閃長岩(ラルビカイト)と呼ばれる、石英を含まない深成岩の1種。ノルウェー王国の南部に位置するヴェストフォル県ラルビックを産地とし、同じ地域で採掘される御影石のエメラルドパールと同様の岩石です。
黒い地色の中に青や青緑色の長石が入っており、まるで宝石のような美しい輝きを見せるのが特徴。この長石はパール結晶と呼ばれ、光を反射することでキラキラと輝きます。見る角度によって光の色が変わり、さまざまな表情を見せてくれるのも大きな魅力です。
また、ブルーパールは貝殻の化石が混入する世界的にも珍しい石と言われています。生産性が悪いため、他の御影石に比べると価格は高めです。輝きを多く含み、よりダークなものほど好まれる傾向にあります。
主に、建物のエントランスやカウンターの天板、室内のインテリアなどに利用されることが多く、高級感のある室内へ仕上げたいときにぴったりな石材です。日本においても古くから洋型墓石に利用されてきましたが、近年デザイン墓石の需要が高まっていることから、再びブルーパークの注目が集まっています。なお、ブルーパールは酸に弱いので、お手入れの際は強力な洗剤を避けるなどの注意が必要です。

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