恐怖に克って〜那須岳登山〜
ちょうど二週間前※、はじめてPOOLO登山部の活動に参加した。あまりの幸福度の高さに、この企画を継続してくれている登山部に改めて感謝したい。顧問のまさきけんも、ありがとう。
※11月末のメモなので時間軸歪んでます
参加した企画の概要は以下の通り。
人と登るのが怖い。
これまで登山部の活動に参加したことはなかった。
①物理的にアクセスが悪く、日程が調整しにくい
②人と一緒に登るのが怖い
という理由からである。
上高地など1泊2日の企画はとても魅力的だったが、地方to地方のアクセスの悪さ(山だと特に)は極まっている。金・月の二日の仕事を調整する必要があり、断念した。
逆に、東京の近くで日帰り登山だと、過ごす時間の短さに加えて佐渡からの移動時間が長く、金銭的にも時間的にも満足しにくい。
移動が足枷となり、惜しくもこれまで参加するに至らなかった。
富士山企画はたくさんのPOOLO生にも会えるし、仕事を調整するだけのシンボリックな体験になりそうだったが、別の理由で参加しなかった。
自分のキャパ超えしそうな山に人と登るのが怖かったからだ。
途中リタイアして迷惑をかけたらどうしよう、無理なペースで楽しめなかったら嫌だなという怖さである。
恐怖<仲間になりたい
そういった過去がありつつも今回参加しようと思ったのは、かつてよりも参加したい思いが大きくなったことと、ハードルとなっている恐怖心が減退したからだ。
山に登りたい度は過去も現在も変わりがなくて、普通くらい。(山大好き!とかではない。)それよりも登山部に関わりたい、POOLO生と接点を持ちたいという想いが以前より強くなった。
登山部に関わりたいというのは、登山部の活動の盛り上がりを外から眺めている寂しさもあり、そろそろ仲間に入りたい~という気持ち。
加えて、POOLOの活動が減ったことでPOOLO生とのつながりが希薄化して今参加しておかないと、どんどん参入しにくくなるかもしれないという危機感。(山レベルが高まりすぎたり、メンバーが固定化されたり?)
恐怖心については、これらは登山部のフォローアップが丁寧だという噂や、遅い人に合わせるのが登山の基本というマインドを持っていることを知り、怖さが減っていった。
行くと決めた後も、ついていけないかもしれないという怖さはぬぐい切れなかったので、3年ぶりくらいに足慣らしとして登山靴を履いて2000mくらいの山に登ってみたりした。(3姉妹登山→https://youtu.be/nzi8wZPTrX0)
登り切れた自信を身に付けると同時に、登山靴のサイズが合っていないことや、体調が悪いことのリスクを理解したことで、リスクの洗い出しが出来、より安心感を持って参加することができた。
登山、最高では?
①「生きる」が増し増し
2日間+前泊後泊して、POOLOメンバーと過ごせたし、健康になったし、POOLO以外の仲間にも会えたし、温泉気持ちいし、ごはんは最高においしいし、まさきけんのシェアハウスにもいって同居人にも会えたし、いろいろと最高だった。
「生きる」のひとつひとつの輝きが増すから幸せだったと思う。
身体的に苦しさを感じることと自然に包まれ続けることで感性が鋭くなって、些細な光がとても大きなキラキラに見える感じ。
普段あんまりご飯食べられないのに、もりもりご飯食べて、どれも染み渡るほど美味しくて。
ちょっとした声かけで元気がでたり、景色が綺麗だったら急に前向きになったり。
感性が鋭くなった世界に生きるって最高。
②人生0.01回分
2日目のてっぺんを目指す一番しんどい時間に、しんどいしんどいって言ってたら、すーさんが「人生だよね」って。
その時は、スケールのでかさに「えっ?」ってなったけど、実際下山してその感覚を理解した。この2日間は人生の即席ロールプレイだったなって思う。
下山した世界、日常の暮らしにおいて、似たような苦しい心境に陥ることは往々にしてあるだろう。
そんな時に、つらいことは永遠じゃないことや、つらいことを越えた先の未来に素敵な景色を思い浮かべることができるんじゃないかって思う。
それくらい、登山中の感覚は刹那的ではなく深いところに身体感を伴って染みついた気がする。
私は人生一回目系の人間だけど、山を登ったことで人生0.01回分くらい稼げたかも(冗談)。
③「登山部すごい」
登山部企画に参加するまで、「登山部はすごい」とPOOLO3期が口をそろえて言っていることに、正直実感を持っていなかった。仲良し度とか継続している結果とか、表面的なところではすごいことがなんとなくわかるけども。
実際参加したら、もうみんなの言うとおり。登山部の素晴らしさがこの上ない。
まず、チームワークが素晴らしい。
お互いの特性を理解してすり合わせて、どのポジションでどう動くのがベストかお互いが理解したうえで実践も済んでいる感じ。こなれ感すら感じる。
初期のチームを知らないからどう変化してきたのかわからないけど、ゼロベースから1年弱でここまでの調整が出来てることに感動した。
そして、思いやりがあふれている。
つらいときうたってくれる(さやまじでありがとう)、コーヒーつくってくれる(くらこーひー)、後ろ集団のフォローアップ(たっきー)と先頭のリード(クラコ―)、万全な準備の案内(まっさん、みんな)などなど。言い出したらきりがない。
細かなところで小さい手助けを次々と盛り込んでくれることに思いやりを感じまくっていた。登山経験の余裕からくるというのもあるけど、パーソナリティそのものや企画を楽しく上手く進めようという気概があるからではないかと思う。(知らんけど。。)
登山部企画参加してよかったな。
ボンボヤージュ⛵
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