エキスパート制度を作った話

こんにちは、渋谷の情報通信企業で働いている @inamoly です。
技術広報 Advent Calendar 2023』の4日目の記事です。

技術広報をするうえで大事な要素の一つは情報の量と質ではないでしょうか。これらをより良くするために私を含め、技術者の協力は必須であり、彼らがインプットやアウトプットをしやすい環境を作ることで結果として発信する情報の量と質を向上できています。

そこで我々は特筆した能力を有する技術者を認定するエキスパート制度を開始しました。認定者には活動費用が用意されます。

https://developers.gmo.jp/developerexperts/

なぜエキスパート制度を作ったのか
・技術組織を強くするため
・強化のために必要な情報発信を行う必要があった(昨年のDevRel組織を作った話の記事を参照ください)
・DevRel的な役割や、情報発信をする仲間が手弁当でやることが多かった(手弁当を否定している訳ではありません)

エキスパート制度の狙い、目的
・社内外への技術貢献
・IT業界を志す人を増やす
・開発者のキャリアパスになること

制度の内容
・活動費の支給(100万円/年)
・グループ各社のCTOが集まる会議体にて審査と認定
・任期は1年。再任は可能。

制度を作る際にやったこと
・制度目的の策定
・審査要素の策定
・経理などの事務手続きフロー策定

その他に名前を決める際もエキスパートの類義語を並べて検討をしたりしました。Y!さんの黒帯制度とかいい名前ですよね。
「デベロッパーエキスパート」にするべきか、「エキスパート」にするべきか議論を重ねたりもしました。
将来的にエンジニアやデザイナーだけでは無く、マーケティングなどの開発以外でも特筆した技能を有する仲間を認定する制度にするなど出来ないか、様々な可能性を考え、議論にあげました。

審査項目は技術力や発信力など 10項目ほど要素を作りました。ルールは明記化しエキスパートに立候補する皆さんに明示しています。オリンピックのルールを参考に。

制度運用の話
技術責任者会議と経営会議での承認もいただき制度が開始。
開始後はエキスパートの皆さんのインプットアウトプットを最大化するために様々なバックアップを始めました。
特に情報共有の仕組み作りが永遠の悩みであり課題です。共有ドライブや定期MTG、勉強会などしています。
シンプルにスプレッドシートに活動状況を共有するのが現状では最適解になっています。

来年以降の話
来春には任期満了となるので年明けには再選、新規メンバー募集を行うので議論が始まっています。
実際にやってみての良い点悪い点はまだ煮詰まっていないので改めて、

最後にPR
僕らと一緒に技術組織を強くするための仲間を募集しています。「技術者採用・技術広報」を専門としたDeveloperSuccessなチームを目指します。
ご興味ある方はぜひこちらご覧ください。



GMO Developers Day 2023は明日と明後日の開催
年1で開催しているDevDayが明日から2日間オンライン配信で行います。
今年も多彩なテーマを用意してお送りします。今年は用賀にできた新しいスタジオから配信します。ぜひご覧ください。


今年も1年お疲れ様でした。リアルがどんどん復活してきているので来年はオンサイトで色々やりたいと思っている昨今です。
最後まで読んでいただきいただきありがとうございました。


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