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「勇気【クライシスアーク】お気に入りの1枚」もとい40弾環境におけるガーンデーヴァデッキの攻撃手段について

はじめに

 こんにちは。井中蛙と申します。
 2014年頃(7~8弾ぐらいの時)からゼクスを始めて早8年。勇気<クライシスアーク>環境になってからも引き続きゼクスタを中心にゼクスを楽しんでおります。元々ガーンデーヴァデッキを最推しで使っていた私の現環境の感想としては

 アークガーンデーヴァ、固ェ・・・!

 コントロールデッキとしてのガーンデーヴァが好きで使ってる私としては、こんだけ強力な切り札を与えてもらってめっちゃ嬉しいというのが正直な感想です。

 ただ、最初にクライシスアークの情報が出てきた時、テキストから想定されるアークガーンデーヴァの防御性能の高さに驚くと同時にこう思ったのも事実であります。
「攻撃手段はどうなるのだろうか?」

 ゼクスは「相手のライフを全て取る」ことが勝利条件のゲーム。いくら鉄壁の防御陣を築いても、こちらからも攻撃を仕掛けないと勝つことはできません(※プリンセスサンダルフォンは除く)。新システムへの移行に伴い、「討魔滅閃弓 ガーンデーヴァ」「【伝説剣臨】天誠剣 土方歳三」「アロー・ディスティネーション」等、従来のガーンデーヴァデッキにおける「攻め」を担当していたカードの多くがデッキから抜けることとなりました。(最後のは抜けてはいないけど)
noteコラボキャンペーンの開始に伴い、デッキの回し方記事の連載が開始され、各プレイヤーの連続攻撃手段についてのサジェストが公式から為される中、ガーンデーヴァデッキの「攻撃手段」についてはどんな感じでフォローしてくるのか? 私は記事更新を楽しみに待っていました。

っておい!!!ワシは攻める方法を知りたいんや!!!

 ということで、自分で書いてみようと思い立ちました。
 勇気<クライシスアーク>環境になって約1ヶ月、実際にゼクスタ等でデッキを回してみての感想文を書き殴っていきます。

お気に入りの1枚「灼煌の戦乙女 ガーンデーヴァ」

 そもそもnoteコラボキャンペーンのテーマが「勇気<クライシスアーク>お気に入りの1枚」なので、間違いなくデッキの要であるこいつについてまず語っておきましょう。

 言うまでもなく最強の固定砲台。プレイヤースクエアのパワー14000から放たれる15000ダメージ割り振りには現在進行形で多くのゼクスプレイヤーが煮湯を飲まされていることでしょう。

 もちろんやられる時はやられるので無敵ではないのですが、白との混色を活かし、各種イベントで防御陣を厚くしたり、各種チャージ回収等によってゾンビ戦法が取れたりと、防御系のカードとしては随一の固さを誇ると言って良いと思います。「創星六華閃ガーンデーヴァ」が敵IGOBの絶界ワンパンで処理されていた時代に比べると、自分のライフまで攻め込まれる状況が体感的に大きく減少した気がしますね。もちろんやられる時はやられるので無敵ではないのですが(大事なことなので2回言いました)。

 あとこれはこのカードに限らずシステム全般の感想ですが、IGOB時代に比してデッキのカードを特定名称で統一する縛りが弱くなった分、過去のカードプールも含めて採用カードの選択に多様性が産まれるようになったのは純粋に楽しい。いまだに公式のカード検索で「無名だけどシナジーのありそうなカード探し」しちゃう。

 で、こいつを活かして「守り」を主軸に戦う方法については上記の公式記事でも語られているので、冒頭から触れている通り、この記事ではアークゼクスという「盾」を補うためにどんな「矛」が選択肢となり得るのか、という観点から様々なカードについて語りたいと思います。

ガーンデーヴァデッキにおける攻め札

 ということでここからは 、勇気<クライシスアーク>環境において、ガーンデーヴァデッキにおける攻め札となる各カードについてコメントしていきます。

スタートリソース複数投入による、同一ターンに2体目のアークゼクス(「灼煌の戦乙女 ガーンデーヴァ」)登場

いろいろ試してみましたが今のところぶっちゃけこいつが一番強い。最初はPSのアークを生存させて次ターンに2体目を前に出せば良くないか、と思ってスタリソ1枚構築にしていたのですが、PSアークが倒されればジリ貧ですし、何より2コストでパワー11000打点+ガーンデーヴァ1体の追加登場は、下記で語るどの札と比べても屈指のコストパフォーマンス。有ると無いとで大幅に出力に差が出ます。素直にスタリソは複数投入しましょう。スタリソは4枚だと腐るのとドロー手段が多様なので3枚にしてますが、2枚目のスタートリソースが引けない場合の下振れリスクと比較して、何枚投入するのが適切かは実戦を通して見極めてく感じですね。

超越者【執行】ガーンデーヴァ

 ガーンデーヴァデッキは「自分のゼクスの自壊→空いたスクエアにゼクスを追加展開して追撃」という連続攻撃手段に乏しいので、単純に相手ライフを狙う回数が1回増えるレンジ持ちは優秀。ブレイク前の「アルターアーバン ガーンデーヴァ」が2コストで能力登場できるため展開もしやすい。プレイヤーエクストラの効果で絶界が付与できるようになりさらに鬱陶しくなった。定位置は中央エリアの両端がおすすめです。とはいえエクストラ権を使用してパワー7500が一体出るだけなので、パワーや攻撃回数はアンリミテッドブーストで補いましょう。相手ターン中の起動能力のコストが無色で払えるのが地味に優秀で、ケット・シーの市場用に残した白リソース1枚からでも状況に応じて撃ち分けできる。

正しき無限誓装 都城出雲

 アンリミテッドブーストのトークン。序盤の除外肥やしでリリースイベントがリムーブゾーンに行ってしまい唇を噛むのはあるある。もちろん除外肥やし、除外回収、ハンデスいずれの固有能力も優秀ですが、このデッキにとっては1リソースで登場できるパワー10500の追加打点というシステム仕様の恩恵がデカい。

新年の願い事 ガーンデーヴァ

 条件達成でコスト5になり、イデアドライブをケアしながら相手のライフを攻撃できるので、イグニッションで出てきた時や「響く快音 ガーンデーヴァ」「砲火煌く采配タンクハート」での展開先としていぶし銀な働きをしてくれます。登場時のノーコスト5000ダメージも地味ながら役立つ。実を言うとイグニッションアイコン枠をドローソースやチャージ回収で埋めている都合上、筆者は一旦抜いているのですが、いたら助かったのにな~と思う場面も割とあります。

白翼の戦車娘 タンクハート

 ゼクスタのプロモ。昔のゼクスレアや「ホームラン狙いのフーカ」を彷彿とさせる踏み倒し登場能力に妙な懐かしさを覚える。配布時期的に明らかにガーンデーヴァデッキの盤面展開を補佐する意図でデザインされてるカードですが、名称や種族の縛りが無く、グッドスタッフ的カードの復権を推進したいという開発陣の意向も感じさせます。地味にチャージ回収がついてるのが優秀。指定スクエアにゼクス3体用意するのはなかなか骨なので、アークゼクスや「響く快音 ガーンデーヴァ」の追加展開能力で補いましょう。3体中1体は中央エリアの両端どちらかに「超越者【執行】ガーンデーヴァ」を出してレンジ2で攻撃、残り2体は破天降臨でアバターに変換して前に詰める、とやると後方に出した登場条件用ゼクスも攻撃に参加できて無駄がない。

破天降臨で登場できるアバター(「唯我の神意 ナナヤ」「奇縁の神楽 ルル」)

持ってないので使い心地はノーコメント。
 封入率が鬼すぎるので公式さん、何かしらの救済をよろしくオナシャス・・・。上述の「白翼の戦車娘 タンクハート」の項で書きましたが、事情があって後方に出したゼクスを変換して前に詰める、等の柔軟な動きができるようになるので持ってるなら優先的に投入したい。持ってりゃもう1発殴れたのに~と唇を噛む場面もしばしば。

ライジングシャドウ サーディラ

持ってないのでノーコメント(おい)。
 ただ動きとしてはスタートリソースを複数枚デッキ投入することが前提となるため、使い心地としてはアークゼクス2枚出しに近いと想像します。5枚目のアークゼクスという感覚で使う感じでしょうか。ちなみにリムーブゾーンに落ちると二度と回収できない。

厳粛なる『裁決』アヌ

「ガーンデーヴァが赤白混色に」「IGOBが抜けてデュナミス枠が空く」という情報が出た時点でこいつを思い出した人も多いでしょう。「超越者【執行】ガーンデーヴァ」を登場させられるとなかなか強力ですが、いかんせんライフから釣ってくるためランダム要素が強く、不安定なのがネック。ライフの中身を確認して攻守のバランスを調整する、といった感じで情報アドを活かした戦いをしたい。

砲火煌く采配タンクハート

 IGOB時代は生き残ってPSを塞いでしまっているガーンデーヴァ&フィーユを降臨条件で剥がしたりと器用なこともできた。「厳粛なる『裁決』アヌ」もそうですが、ディンギルはブレイクとエクストラ権を取り合う上に、2体のゼクスを1体の大型ゼクスに変換するシステムなので、追加展開能力を持ったものを採用しないと単純に攻撃回数が減る点は注意。登場させたコスト3以下のマイスターは普通はライフへの攻撃をイデアドライブで防がれてしまうので、「新年の願い事 ガーンデーヴァ」を登場させる等工夫しましょう。

煌天断滅の剣レーヴァテイン

土方亡き後の最強のフィニッシャー。ダメージではなくライフを直接除外するのでライフリカバリーもプレイヤーエクストラ効果も貫通して強引に勝ちをもぎ取れます。相手PSの大型ゼクスを処理する手間や、回復したライフからさらにIGアイコン持ちが登場する可能性も考えると、必要攻撃回数を3~4回程度短縮できることになる。
 ただし踏み倒す手段が無く、ヴェスパローゼデッキ等と違ってリソースブーストも難しいので、同じターンに他のカードはほぼ使えない前提で素出しすることになります。そのため直前の相手ターンまでに相手ライフ残り1点、および指定スクエアの空白化を達成しておく必要あり。
 あくまでフィニッシュパターンの一つなので、状況によっては使用に固執せず通常攻撃でライフを獲りきるルートを選択しましょう。マイスター種族なのでリムーブに落ちた場合は「報復の弧弓 ガーンデーヴァ」等で上手いこと回収すべし。ライフ1で使えるゼクステンドドライブサイクル(ミカエルやアナスタシア)との併用がしづらいのはご愛嬌。新ルールを無視して勝てるカードとは言え、プリンセスサンダルフォンほど大暴れはしてないし流石に封神指定にはならんよね・・・?

おわりに

 そんな感じで以上、各札の特徴について書き殴ってみました。総評としては、今のところ思ったほどライフ取り手段に困るということは無い感じですね。やはり「灼煌の戦乙女 ガーンデーヴァ」の防御性能が高いおかげでライフ取りレースで負けにくい、というのはあると思います。

 立ち回りや防御の動きについては気が向いたら書くかも。ご覧いただきありがとうございました。


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