【宇部市】NABI【カジュアルフレンチ】
うまいもんハンターのちょーすです。
我が家の記念日に利用しました。
オススメ度:★★★★★(隠れ家的フレンチで高コスパ!)
NABI
宇部市あすとぴあにあるフレンチレストランです。
全てのコースが予約制となっているため、必ず事前に予約してから向かいます。
予約時に「小さな子供がいます」と伝えると個室に案内して頂けます。
個室は2部屋あるので、事前に伝えておけば大丈夫です。
当初は別の場所ですが、1985年に開業されているので、35年以上経営されているようです。
入口を入るとショーケースがあり、その奥にレジスターがあります。
ショーケースには店で提供されているオリーブオイルやフルーツケーキが陳列されています。
フルーツケーキはバターとラム酒をたっぷり効かせてあるようで、このサイズで1,500円はお値打ちです。
オーナーシェフはジョエル・ロブションの影響を受けているようで、関連書籍も展示されています。
店内は木の床をベースとした落ち着いた古典的な内装で、店内にも中庭にも緑があり、心地良い空間です。
鉢植えが沢山配置された中庭もあります。
タイル張りにしているのは、芝生にすると手入れが大変だからでしょうか。
すぐ奥が山なので、確かに手入れを怠るとすぐに山が侵食してきそうです。
メニュー
基本的にはコース料理になります。
Dejeuner(12:00-13:30)
Diner(18:00-20:00)
※すべてのコースに、自家製パンと食後のお飲み物がついています。
ドリンクはワインを頂きたくなるようなコースです。
ノンアルコールドリンクではノンアルコールのワインが白とロゼの2種類があります。
アルコールドリンクでは1グラスから頂けます。
ビール・ワイン・カクテル・焼酎・日本酒の他にシェリーがあります。
ボトルからは「発泡酒」「ロゼワイン」「白ワイン」「赤ワイン」となっています。
値段帯はお手頃のものから値が張るものまでとレンジはかなり広めです。
またサイズもクウォーターサイズもあるため、予算に応じて検討することが出来ます。
初めてクウォーターサイズのボトルを見ました。
シェフおまかせコース
今回は記念日ということもあり、「シェフおまかせコース(11,000円)」にしました。
もちろん子供も一緒なので、個室です。
乾杯はモエ・エ・シャンドンのクウォーターボトルにしました。
丁度、2杯分と少し取ることが出来ました。
アミューズは「帆立のプリン~雲丹とキャビアを添えて~」です。
帆立のプリンに雲丹とキャビアが合わさって、口の中に穏やかな海が広がります。
帆立のプリンの下にも生の帆立がありました。
オードブルは「ホワイトアスパラガスとヤリイカのサラダ」でした。
こちらはヤリイカのモチサク感とホワイトアスパラガスのサクホク感の食感が愉しいです。
野菜も新鮮で美味しく、海と山が同時に口の中に広がります。
パンはハード系のものが提供されました。
まだ温かく、表面はカリカリに焼き上げられていますが、中はしっとりもちもちで、小麦の香りも良く、美味しかったです。
スープは「フォアグラ~ラズベリーとルバーブのソース」でした。
私がこれまで食べてきたスープの概念が覆るような料理でした。
ポアソン(魚料理)は「鮑のソテー~パセリとマスタードのソース」です。
鮑が非常に柔らかく、また磯臭さもなく、本当に美味しいと感じた料理です。
これまで鮑は海鮮焼きのような大雑把な料理でした食べた記憶がなく、正直そんなに美味しいという印象が無かったのですが、丁寧な仕事が入るとこんなに美味しいのかと気付かされました。
ポアソンに合わせて、ソフト系のパンも提供されました。
表面にバターが塗られ、岩塩が掛けられていました。
岩塩によって甘味が更に引き立てられていました。
ワインは白ワインのシャブリのハーフボトルを頂きました。
良く牡蠣やチーズとのペアリングが薦められますが、爽快でさっぱりした飲み口でどんな料理でも合いそうなワインです。
ソルベ(口直し)は「ブラッドオレンジのシャーベット」です。
ブラッドオレンジの柑橘の爽やかな香りと甘さがあり、ただ甘いだけでなく、酸味や苦味も感じる料理でした。
アントレ(肉料理)は「黒毛和牛のステーキ~ジロール茸のソース」でした。
こちらのお肉も柔らかくジューシーに仕上げられており、
最後にシェリーも1杯頂きました。
若いシェリーでフレッシュな味わいでした。
デセール(デザート)は「フロマージュ・ブランのプリンとイチゴのシャーベット」
チーズの味がしっかりとするプリンとイチゴの粒が残るシャーベットです。
後味が爽やかで、しっかり食べたお腹も心地良くなるコースでした。
カフェはコーヒーと紅茶から選べますが、紅茶を頂きました。
紅茶の香りが良く、後味も良い食事の終わりとなり、贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
まとめ
今回は記念日にディナーを利用しましたが、ランチもあります。
魚料理は白身魚とばかり思い込んでいましたが、鮑という選択があるのかと目から鱗でした。
個人的にはハレの日にBコースかDコースをお願いするような使い方をしていこうかなと思います。