【宇部市】武蔵野【そば処】
うまいもんハンターのちょーすです。
宇部で数少ない蕎麦のお店に訪れました。
オススメ度:★★★★☆(昔ながらの蕎麦居酒屋!)
武蔵野
宇部市中央町にある蕎麦屋です。
外観からは少し入り辛い雰囲気があります。
この場所で40年以上、蕎麦店を営まれているそうで、カウンター席の椅子は手彫りの長椅子で、かなり使い込まれています。
店はかなり年季が入っていますが、古いというだけではなく、味がある雰囲気が醸されています。
店中央には囲炉裏があります。
今は蓋がしてありましたが、昔はここで鍋等も提供していたのでしょうか。
宇部市で蕎麦が有名なお店は多くはないですが、その中でも指折りのお店です。
駐車場は離れた場所のコインパーキングを利用するようになっており、駐車券もあるそうです。
定休日は日曜日で、営業時間は昼は11時30分から13時30分までと夜は18時から21時まで(祝日は20時まで)となっています。
特に夜の営業時間は短いので、2軒目で行こうとしても閉まってしまいますし、品切になれば、早めに店じまいをされるので、注意が必要です。
なので、行く場合はこちらを1軒目とするか1軒目を早めに切り上げてこちらに足を運ぶ必要があります。
メニュー
メニューは木板に貼り付けられています。
こちらはそば・うどんのメニューです。
別におつまみのメニューがあります。
裏面には飲物メニューがあります。
日本酒は新潟の蔵元から直送されている福扇正宗の本醸造・辛口鬼ごろし・生しぼりたて・純米吟醸と別銘柄の想天坊の純米吟醸があります。
その他には、そば焼酎のそば湯わりと瓶ビールのサッポロ黒ラベルがあります。
ホームページにも記載されています。
そば巻わさび寿司とそばかりんはホームページのみに記載があります。
店の壁には季節物が貼り出されているときもあります。
この時には島らっきょうがありました。
サッポロ黒ラベル
ビールから始めました。
グラスの星マークが可愛く、黄色の色付けはされていませんが、ビールを注ぐと、ビールの黄色が入ります。
生島らっきょう(そば味噌付き)
旬のらっきょうがあるそうなので、頂きました。
生らっきょうは初めて食べましたが、自然のピリッとした辛さがあり、鼻に抜けていく香りも心地良いです。
そば味噌は牛蒡や蕎麦の実が入っており、これをちびちび舐めるだけで、お酒のアテになります。
このそば味噌は自家製で、作るのに8時間も必要だそうで、お店の在庫がなくなってしまうと、気合が無いと作れないため、暫く品切れとなることもあるそうです。
福扇正宗生しぼりたて
日本酒も頂きました。
薄白く濁っており、微炭酸のお酒です。
爽やかな甘さとキリッとした飲み口で、食事に合わせ易く、飲みやすいお酒でした。
そば焼酎そば湯わり
そば屋ならではのそば焼酎も頂きました。
そば焼酎を更に温かいそば湯で割ったもので、そばの香りが口いっぱいに広がります。
これを飲むと、蕎麦屋で呑んでるという感覚がより強くなります。
特製だし巻き玉子
だし巻き玉子はふんわりとだしを含ませて巻かれています。
箸で分けると、切り口から肉汁、いや、だしが溢れてきます。
こちらよりも小さいサイズの「中」もあります。
生さしみゆば
湯葉刺しも頂きました。
ほんのりと大豆の甘味があり、湯葉の歯触りも心地良く、醤油がなくても美味しいです。
塩をひとつまみかけるくらいでも美味しそうです。
そば岩石あげ
岩石あげはそばがきを揚げだしにしたものです。
一口大に作られたそばがき(蕎麦掻き)に鰹節とネギが掛けられ、だしつゆが染み込んで美味しいです。
そばがきはあまり蕎麦の風味は強くありませんが、餅よりフワフワで、何より特殊な調理道具は必要なく、手軽に作れるそうです。
なすいため
なすいためはだしつゆでなすが炒められています。
勝手になすいためは味噌のイメージでしたが、流石そば屋、そばつゆを活かしてます。
海老天そばずし
海老天が入った蕎麦寿司を頂きました。
海苔の香りが良く、そばの風味もあります。
天麩羅盛合せ
こちらで2人前です。
シシトウ・エビ・ゴボウ・シイタケ・タマネギ等、6種類の盛り合わせでした。
揚げたてなのでもちろん美味しいですが、衣もサクサクですが非常に軽く、酒の肴にも蕎麦のお供にも最高です。
武蔵野(もりそば)
冷たいそばを頂きました。
麺は注文を受けてから、寝かせてある生地を切って茹でられます。
幅広に切られており、喉越しも強く、食べ応えがあります。
かけそば
温かいそばも冷たいそばと同様、注文してから切って茹でられます。
だしが黒く、関東風の温かいそばです。
温かいそばだしに入っているので、そばが柔らかくなっています。
だしも美味しく、ついつい飲み干してしまいたくなるくらいでした。
ぶっかけ天ぷらそば
別日にお昼にぶっかけ天ぷらそばを頂きました。
天ぷらはエビ2本とシイタケ・タマネギ・ナス・ゴボウと5種類も載っています。
おろしとネギを載せて、つゆを上からぶっかけて頂きます。
揚げたてでサクサクの天ぷらが美味しく、また打ちたて切りたて茹でたてのそばの喉越しも良く、ズズズと食べられます。
ぶっかけそばですが、そば湯も頂きました。
まとめ
蕎麦で最初からシメまで呑むというのが初めてでしたが、お店の雰囲気も良かったので、楽しく呑めました。
このようなお店はこの街で後世に残したいなとしみじみ感じます。
店主が関東の方へ修行へ行かれていたそうで、関東風の蕎麦です。
電話や接客がぶっきらぼうに感じることがありますが、直接話すと優しい方です。
手打ちのうどんも気になるので、お昼にも食べに行こうと思います。
宇部の市街地ではこちらのお店とまつずみ旅館が有名です。
市街地以外ではイタリアンレストランのサルワーレがやっている臼も非常に美味しいです。