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【ジビエ利用拡大コーナー】国産ジビエ認証制度【農林水産省】

休日ハンターをする経営戦略コンサルタントのちょーすです。

ハンターとして気になるワード「国産ジビエ認証制度」についてまとめてみました。

国産ジビエ認証制度

この制度はジビエの品質管理の認証です。

本制度は、食肉処理施設の自主的な衛生管理等を推進するとともに、より安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図ることを目的としており、衛生管理基準及びカットチャートによる流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティの確保等に適切に取り組む食肉処理施設の認証を行うものです。

通常の食肉を扱うための食品衛生法に関連するものではなく、ジビエ独自の認証で、他で処理しているジビエとは違いますよと言った意味合いの認証になります。

認証食肉処理施設

2021年1月17日時点で17施設が認定を受けています。

認証食肉処理施設
京丹波自然工房(京都府京丹波町)
祖谷の地美栄(徳島県三好市)
信州富士見高原ファーム(長野県富士見町)
西米良村ジビエ処理加工施設(宮崎県西米良村)
TAG-KNIGHT(大分県国東市)
宇佐ジビエファクトリー(大分県宇佐市)
わかさ29工房(鳥取県若桜町)
長野市ジビエ加工センター(長野県長野市)
ゆすはらジビエの里(高知県梼原町)
早川町ジビエ処理加工施設(山梨県早川町)
株式会社暁(岡山県岡山市)
東広島市有害獣処理加工施設(広島県東広島市)
清流ジビエフードサービス(岐阜県大野町)
伊豆市食肉加工センター「イズシカ問屋」(静岡県伊豆市)
日田市獣肉処理施設(大分県日田市)
株式会社サロベツベニソン(北海道豊富町)
北海道シュヴルイユ浦臼工場(北海道浦臼町)

徐々に増加しているようですが、まだまだ少ないです。

登録認証機関

2021年1月17日時点で2機関が登録を受けています。

登録認証機関
一般社団法人日本ジビエ振興協会(長野県茅野市)
ジビエラボラトリー株式会社(広島県広島市)

国産ジビエ認証委員会の運営事務局は兵庫県加古川市にある「株式会社一成」が受託しています。

登録認証機関の公募も行っているようで、詳細は要綱に記載されていますが、登録要件もまとめられています。

登録認証機関の登録要件
(1)認証を行う業務が公平かつ公正となるよう業務規程が定められており、その業務規程で手数料が過大となっていないこと。
(2)審査員以外の者が認証に関する決定を実施すること。
(3)認証等の業務に必要な財政的安定性及び経営資源を保持すること。
(4)認証の審査、更新、取消し等の手続を文書で定めること。
(5)情報の機密を保護するための適切な取決めを有すること。
(6)食品衛生監視員の資格要件を満たす者、または食品衛生管理者、獣医師等の資格を保持する者を審査員として確保していること。
(7)(6)の審査員について、別表3に定めるシカ/イノシシ肉処理施設認証制度認証基準(チェックシート)に基づき食肉処理事業者を審査する能力(野生鳥獣肉の解体や衛生管理に関する知識、実務経験、学歴等)を有することを示せること。
(8)食肉処理事業者を審査する体制が整えられていること(審査員が常勤する必要はない)。

新規で参入していくには、6及び7の審査員の要件が厳しいです。

安定的に獲る体制が構築出来れば、安定的に供給出来る体制を構築していきたいです。

ジビエ利用拡大コーナー

農林水産省のホームページ上に「ジビエ利用拡大コーナー」というページがありました。

ここにはジビエに関係する様々な情報が集約されていました。

ブックマークして、また定期的に覗きに来ようかと思います。

まとめ

国産ジビエ認証は何かをするには必要という認証ではないですが、大手の飲食店等に卸そうとすると、取っておいた方が都合が良さそうです。

実際に認証を受けて、そのノウハウを他の団体にコンサルティングするというような展開も可能性がありそうです。