【地方活性化ホテル】HEYAZUKE【料金部屋付けシステム】
経営コンサルタントのちょーすです。
先日宿泊した別府市のホテルに面白いサービスがありました。
HOTEL AMANEK
宿泊したのは「AMANEK」というホテルで、「地方活性化ホテル」を謳っているホテルブランドです。
別府の他に東京・京都・旭川にも展開しています。
別府には2つのアマネクがあり、新築された「アマネク別府ゆらり」と既存ビジネスホテルをリノベーションした「アマネクイン別府」があり、予約時には注意が必要です。
温泉やプールやリラグゼーションサロン、ジムなどの共有施設は、どちらに宿泊しても利用できます。
HEYAZUKE
世界初カードキーで街のお店でツケ払いができる「HEYAZUKE」システムで、大分市に本社があるザイナスというシステム開発企業が開発されたサービスです。
チェックインの際に受け取るルームキーで、ホテルの外にある飲食店でツケ払いが出来、チェックアウトの際にホテルでまとめて支払えるサービスです。
ルームキーさえ持っていれば、財布も持たずに街を散策して、飲み食いが出来ます。
参加店舗はホテル周辺に30店舗ほどあるようです。
ただ、登録店舗を増やすのではなく、ホテル側がしっかりと店の選定が出来て、ただの店舗紹介ではなく、その魅力・面白さを上手く伝えられるれば、別府の街の魅力を存分に感じることが出来るサービスになるような気がします。
店舗側も「良いお客さん」が来るというメリットもあるため、信頼関係が構築出来れば、優待等も行って差別化が出来そうです。
まとめ
「地方活性化ホテル」という新しいあり方を知り、またそれをシステムでうまく繋がっていくのは面白いと思いました。
「地方活性化ホテル」は、地域と共生する宿泊特化のホテルと定義しています。
これによりホテル内はカフェやダイナーは備えても、寿司や鉄板焼等の飲食店までを備える必要もなく、建築コストも抑えられ、宿泊室に投資を大きく出来るのは事業者としてもメリットがあり、また地域との関係も構築出来るので、まさに一石二鳥となりそうです。
ただ、街自体に魅力があるということが大前提なので、その魅力をどのように引き出して、旅行客・宿泊客に伝えられるかが難しい所だなとも感じます。
その点、別府ではホテルの中だけではなく、その周辺についても手を加えているようなので、抜かりがないなと思います、
地方の減りゆく人口の中で独り勝ちは出来ないので、如何に地域を巻き込んで地域全体で元気を残していくのかが新しい街の魅力となり、これからの日本の地方都市の生き残り方なのかなと感じました。