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【狩猟日記】ハンター1年目#1【担い手確保研修会(巻き狩り体験)】

休日ハンターの経営戦略コンサルタントのちょーすです。

狩猟者登録を終え、実猟デビューのタイミングを模索しているところで、ちょうど巻き狩り体験のイベントの案内がありましたので、参加してきました。

担い手確保研修会(巻き狩り体験)

ある日、突然自宅のポストに山口県猟友会から封書が届いていました。何も知らなかったので、何事かと思いながら開封してみると、以下のご案内が入っていました。

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12月13日に先日の担い手確保・育成研修会で講師をして頂いた方のご厚意で巻き狩りの体験をさせて頂ける企画が開催されるそうです。

朝8時に最寄りの駅に集合となっています。行った事のない場所ですか、調べると先日研修があった下関国際射撃場から程近い場所で6時30分に出発すれば十分間に合いそうです。

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こちらは当日のスケジュールが記載されていますが、日付が11月13日と誤植がありました。

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解散時刻は狩猟の出来によって変わるようですが、解体まで体験したいので、非常に良い機会になります。

折角の機会ですので、参加申込をしました。

事前準備

準備と言うほどの事でもないですが、使用するかもしれない実包を購入しに行きました。

購入すると、外からは中身が判らない様に紙袋に入れて渡されます。

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購入したのは、レミントンの12番スラッグ弾を10発です。

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興奮して各面を表示の写真を撮っていました。

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税別で1発あたり255円で、10発で税込2,805円でした。

当日

集合時間は8時ですが、移動で1時間半くらい掛かるので、6時過ぎには家を出ました。

0800:JR吉見駅に集合
0840:JR二見駅近隣の集合場所に到着
0900:作戦会議
0920:注意点と心得
0940:猟場へ移動
1000:午前の狩猟開始
1230:昼食
1310:午後の狩猟開始
1530:終了・解散
1700:解散(獲物が捕獲出来ている場合)

集合場所に着くと、今回ご一緒させて頂く田中さんのチームの皆様がいらっしゃいました。

私はまだ狩猟車がないので、ベースとなる場所まで自家用車で行き、先輩猟師の狩猟車に乗せて頂き、猟場へ向かいました。

午前の出猟

午前中には2回山へ入りました。

最初の山では、特に獲物も現れず、次へ移動しました。

2つ目の山では、猟犬に追われて、遠くを鹿の群れが全力疾走で走り抜けて行ったのが見え、1発発砲したのですが、当たらずにそのまま通り過ぎて行きました。

一緒に行った方によると、おそらくシガキを形成しているのがバレてしまっており、シガキの合間を上手く擦り抜けられました。

昼休憩

昼休憩は車を停めている場所で、全員で車座になって座り、軽く喋りながら持参した食べ物をそれぞれ食べました。

午後の出猟

※注意※
以下より出血等の写真があります。

昼食後、また新たな山へ移動し、シガキを形成します。

暫く待っていると、落ちている枝が折れる音がしたと思い、その方向を見ていると、牡鹿がひょこっと出てきました。出てきたと思ったら、一瞬の間、停止していました。

私が待機していた場所ではその停止した場所が木の幹で隠れており、また安全装置を解除するのにもたついている間に隣の先輩猟師の方が発砲した弾が命中し、坂(というかほぼ崖)を転げ落ちていきました。

撃った先輩猟師の方が止め矢を刺しに転げ落ちた獲物に向かっていきましたが、獲物は転げ落ちた後の起き上がり、よろよろと歩き出したそうです。

その際には当然出血しており、周辺の木々や岩等に当たりながら、川辺へ歩いて行ったそうです。

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川辺に着いた際に丁度息絶えたようです。

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立派な牡鹿でした。

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新人を含む若手が中心となって獲物を引き上げていきます。

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獲物をトラックに乗せて、猟場を後にしました。

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私は撃てなかったですが、目の前で狩猟が行われたのにとても興奮した感覚が忘れられません。

解体

今回、解体を見学したいと希望していたため、ベースに前日に仕留めて頂いていた鹿も2頭が水の中で冷やされていました。

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内臓を取り出します。

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その後、解体場へ移動し、解体を進めていきます。

解体の際の写真はかなりリアリティのあるものだったので1枚しか載せませんが、かなり手際よく捌かれていきました。

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3体の鹿がありましたが、30分程度で主要な肉は取り出されて、あとは一緒に頑張って貰った猟犬達のご飯となったようです。

写真を撮り忘れましたが、最終的にはよく見る形のブロック肉に分けてもらい、お土産として持って帰らせて頂きました。

今回は獲れませんでしたが、以前このチームで獲られたという猪もお土産として頂きました。

その後

持って帰ったお肉はシカ肉はそのまま焼いて頂いたり、オススメされた味噌漬けにして頂いたりして食べました。

1番美味しく頂けたのは、妻が作ってくれたロースト(ディアー)でした。

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シシ肉は写真はありませんが、牡丹鍋で頂きました。

やはり血抜までの時間やその後の仕事の丁寧さもあり、獣臭さは全くなく、非常に美味しく頂きました。

まとめ

初めて巻き狩りに参加しましたが、目の前を獲物が通る経験、目の前で獲物に弾が命中し、転げ落ちていく様子を見ることが出来ました。

また射撃場以外での発砲も経験する事が出来ました。

あとは獲物に命中し、初捕物となるよう、据銃やクレー射撃の練習を重ねていこうと思います。

つづく