澄んだ人と暮らす

澄んだ人と暮らすと、幸せな気持ちの中にどこまでも潜っていける。
今、隣でいびきをかいている人は、幼い頃の弟以来の「その人」だ。

当時、私は、弟の澄んだ水面に映るみすぼらしい何かに過ぎず
どうしたら自分を着替えられるかと周りを窺い
澄んだ人にあこがれ、無邪気な人に嫉妬した。

生まれて数年目からずっと、気持ちの苦労を拾って歩く40年。

今はどうだ。
映る自分が気にならず、一緒にただもぐる。
際限なく遠慮なく無邪気だ。


弟と、この人と。その間に何があったか、書いてみるのはどうだろう。

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