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【(7172)JIA】

【事業内容】

航空機のオペリースが主力。
中堅・中小企業の支援事業も展開。

事業の一覧は以下の通りです。
・オペレーティング・リース事業
・パーツアウト・コンバージョン事業
・環境エネルギー事業
・アグリ&バイオ事業
・不動産事業
・メディア事業
・IRアドバイザリー事業
・上場支援事業
・人材紹介事業
・プライベートエクイティ投資事業
・M&Aアドバイザリー事業
・保険代理店事業

【適時開示】

以下は適時開示を基にハム山が検討した結果を記載いたします。

☆要確認ポイント
★貸借対照表
航空機購入から投資家へ販売されるまでの金銭の動きは以下の通りとなる。
 「前渡金」→「商品出資金」→「立替金」

・商品出資金
オペレーティング・リース事業における今後販売予定の匿名組合出資金

・前渡金
主に組成前に購入した航空機代金
→組成後に「商品出資金」へ振替られる。
 ※振替られずに売却される場合もある。

・立替金
オペレーティング・リース事業、環境エネルギー事業における、投資家へ販売する前の一時的な立替金

【2021年12月期 第3Q】

★業績
・経常利益進捗率は82.4%
10月終値で114.023円となり、先月から4円近く円安に傾いています。
それが為替差益に寄与したものと思われます。

・環境エネルギー事業の売上高が293.7%増
・パーツアウト・コンバージョン事業の売上高が421.1%増
上記の2点でSDGs関連の業績が伸びてるように感じます。
個人的にはパーツアウト・コンバージョン事業は航空機の購入リスク低減や環境に優しいことの期待から、今後も成長が見込めるのでは?と考えています。
とはいえ、この2つの事業規模は全体の15%にも満たないので長い目で見る必要はありますが。

★状況
・組成
10月に308億円の組成したが、9月の決算に間に合わなかったようですね。
3Qの実績を加算すると836億円となり、前年度通期との差額は120億円で4Qでの挽回も難しくはなさそうです。
・販売額・残高
10月には商品出資残高に160億円の追加が確定してるようですね。
前渡金の160億円まるまる移動できたみたいですね🤔

★損益計算書
・営業外収益
円安効果で為替差益が789百万円出ていますね!
コロナ禍での損失に比べれば微々たるもんですが😓

★貸借対照表
パーツアウト・コンバージョン事業の資金調達のために社債を29億円ほど発行してます!
これには少し期待ですね♪
どんな結果がでるかな☺️

★配当・株主優待
・配当
前期と同額の配当を予定

・株主優待
2年未満の株主に対して、QUOカードが減額されました。
長期保有を促す目的だそうです。
株価的にも、さほど影響は無かったものと見てます🤔

★その他
・11月24日に株式会社サイエンスアーツが上場
PE事業での2社目の上場企業となります!
JIAも航空関連ですし、新たなシナジーが生まれるかが期待されますね♪

下記資料を基に本項を記載しております。

決算説明資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7172/tdnet/2037160/00.pdf

決算短信
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7172/tdnet/2037158/00.pdf

株主優待
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7172/tdnet/2037604/00.pdf

【2021年12月期 第2Q】

★業績
・経常利益の進捗率59%
円安による為替差益によって、営業利益の減益幅に比べて縮小
→1月以降は円安傾向にあるため、為替は長期的に有利に働きそうに思われる。

・コロナ禍で主力のオペリースが低迷
第1Qで第2・3Qは手薄と事前に発表しているため、想定内の印象。

★状況
・組成
航空機は第1Qから6件200億円増ではあるものの、単価は1/3になっています。
コロナ禍で売り易いように案件の小型化が行われているように受け取りました。
ただし、業績の項目にあるように第3Qは横ばいになると思われます。

第4Q以降は第3Qの決算次第。
ただし、三京証券を吸収分割してるので、組成さえしてしまえば、売り易い下地が出来たのかなと考えています。

・販売額・残高
商品出資金推移を確認すると第1Qで底打ちして回復の兆しが見受けられます🤔
第3Qで210億円を超えられれば、少し安心できますね。

★損益計算書
・売上高
特筆すべきは原価率ですね!
以下のように前年同期比で17%改善しています。
 2020年:38%
 2021年:21%
売上が下がったことが影響してるかは不明ですが、第3Qでの要チェック項目と考えています。

★貸借対照表
商品出資金と前渡金の合計は280億円となり、20年期末(440億円)の6割程度となっています。
リスクオフに動いてることが見て取れます。
コロナ禍で航空機が売れない現状では手堅い経営だと思います。
とはいえ、第3Qの売上は期待できず、株価にプラスの影響はないでしょう。

★配当・株主優待
・配当
前期と同額の配当を予定

・株主優待
変更なし

★その他
・三京証券の子会社化(吸収分割)

下記資料を基に本項を記載しております。

決算説明資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7172/tdnet/2005845/00.pdf

決算短信
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7172/tdnet/2006370/00.pdf

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