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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.006 音楽 羊文学「光るとき」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は音楽、羊文学「光るとき」についてです。

今一番好きなアニメ「平家物語」のオープニング曲です。

羊文学のこの曲を聞くために毎週見ていていると言っても良いかもしれません。

アニメの世界観を今の言葉の歌詞で今のサウンドで”平家物語”を語っています。

平家物語といえば琵琶法師の琵琶のイメージがありますが、

このパッと聴いた感じでは相反する今っぽいサウンドですが、

歌詞の内容が、まさに平家物語の諸行無常の世界観。

「あの花が咲いたのは、そこに種が落ちたからで
いつかまた枯れた後で種になって続いてく」

「最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても
今だけはここにあるよ 君のまま光ってゆけよ」

なんなんですか!この文学性は!

塩塚モエカさんが平家物語からこんな歌詞を作るとは。

そして透明感のある美しい声。

重厚感のあるサウンド。

もうこの曲とセットで「平家物語」です。



羊文学との出会いは数年前、

屋上で歌うPVの「あいまいでいいよ」と横移動のPVの「人間だった」です。

最初は、あ、良いなぁとそんな具合だったのですが、じわじわと魅力にはまってきました。

透明感のあるボーカルの声、文学的な歌詞、重厚なサウンド、バンド名が「羊文学」。

もう好きになる条件は全部揃っていました。

それでも一目惚れでないところが、このバンドの奥ゆかしさかもしれません。



今の時代はコロナとウクライナの戦争があり、自分の人生で起こるはずがないと思ってきたものが簡単に現れ。

価値観が完全に覆させられてしまった。

平家物語も平家の天下は安泰だと思っていたらあれよあれよと没落してしまった。

まさに今の時代を映す作品に羊文学が参加したのは、単に旬だけでなく何か運命的なものを感じます。

そして羊文学の曲からはいつも微かな希望を感じます。

今日はここまで。


「いつか」というのはいい言葉だの。明日、あさって・・先のことが少し楽しみになるの」(びわ)

アニメ「平家物語」二話より






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