趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.114 音楽 由薫 「lullaby」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は音楽 由薫(ユウカ)さんの「lullaby」についてです。
J-WAVEラジオで流れてきて、思わず聴き込んでしまった曲。
lullaby(ララバイ)、「子守唄」という意味。
なんだか壮大なスケールの曲で、静かに始まるけど次第に朗々と歌い上げる。
解説で映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の主題歌と聞いて、
未見ですが歌だけでなく曲調が”一つの世界観”を表現した曲だと思いました。
プロデュースしたのがONE OK ROCKのToruさん、同じようにプロデュースしたmiletさんにも少し曲調が似ていますね。
英語と日本語が全く同じように歌える!
由薫さんって一体誰?
ラジオの解説や後からネットで調べると
2000年沖縄生まれ。幼少期をスイスとアメリカで過ごしたバイリンガル。
15歳でテイラー・スウィストなどに興味を持ち
自分でオリジナルの曲を作り出した。
一括りにするのは悪いですが、完全にZ世代のシンガーソングライター。
才能がある子がパッと出てくる。
英語もでき、作詞もでき、ネットを使ってあらゆる音楽にリーチでき、この世代特有の境界線もなく自由でフラットな感覚。
まさにこの時代らしい歌い手だと思います。
ここからは想像ですが、多分とても頭が良く、育ちも良く、クリエイティブな感性はあり、悩みはあるけど、彼女からまだ”毒”のようなものは見えません。
別になくても良いんです、ない方が幸せです。
これからいろいろな人生を経て、彼女らしさが出てくるともっと魅力的になるかもしれません。
今は何にでもなれる透明感が、何色にも染まれる無限の可能性が見えます。
最初宇宙空間に浮いている彼女が地球に落ちて、変なお爺さんに憑依してダンスする、シュールなMV最高!
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沖縄で歌詞を考えていたんです。“lullaby”という楽曲に大きなテーマには「孤独」というものがあって、自分なりに「孤独」を理解するとき、沖縄の海岸で光ひとつない海の情景が少なからず影響しているのかなと思います。都会にいると、夜でも明るいけど、夜になると暗くなるんだなと改めて実感しましたし、その景色に「孤独」をはらんだ言葉を引き出されたのかなと。
/由薫