黒い王者

9月18日。
これは、世界のギタリストにとって重要な日だと思う。
1人の王者が、この世を去ったのだ。
Jimi・Hendrix。
ギタリストの中で、最も偉大な男。
音楽、好き嫌いはあれど、彼を蔑む者は見たことがない。
どんな奴も、みんなJimi・Hendrixはギタリストの神様だという。そこにジャンルの壁はなく、ましてや差別など有り得なかった。

彼の残した者は大きすぎた。
圧倒的なギタープレイ。
ギターで持ちうるプレイを全てやり尽くしてしまったのではないか?
其れは、パフォーマンスにも及ぶ。
彼がギターを燃やさなかったら、今のギタリストはギターを燃やしただろうか。
否、燃やしてはいないだろう。(さすがに言い過ぎか笑)

彼は音楽だけでなく、世界の常識さえも変えてしまったのだ。
それは、彼が現れるまでRockというのは白人による白人のための白人の音楽だった。
それまで、黒人がRockをやっても売れなかったんだ。
それを彼はいとも簡単に変えてしまった。
簡単に、と言うと彼の苦労を無かったもののように言ってしまうようで申し訳ないが、それほど黒人差別の壁は高いのだ。
彼は世界に認められた。いや、認められたと言うには少し違うかもしれない。
彼のブルースが、それを世界に認めさせた。
音楽は力だと言う証拠になり得ることだと思う。
音楽は言語であり、世界に訴えるための唯一の手段であるとアタシは思う。
歌う歌詞の言語が違えど、それは世界に響くものだと思う。

人が変わるが、ジョン・レノンのimagineは今年でリリース20周年だそうだ。
彼もまた世界を変えようと、LOVE&Peaceのために歌い続けた、ベッドの上で革命を起こそうとした1人だ。

つまりこの文章で何が言いたいのかといえば、
Jimi・Hendrixは凄いんだぜってこと。
音楽は何かを変えるための手段であり、魂で叫ぶための言語なんだぜってこと。
楽しむためにやるのも音楽だが、世界を変えるために歌うのもいいんじゃないかな。

love&peace

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