マクロスでホモソーシャル考えたい 第一回

大学の講義でホモソーシャルを取り扱うので、こちらでも書いていきたいとおもう。

というのも、マクロスはわたしの大好きな作品であり、音楽をやっていく上でかなり大きな影響を受けたシリーズなので、ちゃんと考えて、発信していきつつ、マクロスの良さも含め語りたいだけなのだけれど。

講義では、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』を取り扱いたいなと考えているけれど、ちょっと安直すぎて逆に難しい。

まず、ホモソーシャルと言われるにはどうするか、ということにも疑問があり、その上この、言葉への解釈が不十分なため、この作品を「ホモソーシャルである。」とは断言しにくい。

ホモソーシャルとは、女性及び、同性愛を排除することで成立する、男性間の緊密な結びつきや関係性を意味する社会用語

一般的に言われる意味としてはこうなるらしい。
わたしとしては、どうも腑に落ちない説明である。
まず、「ホモ」という言葉がかなり鼻につく。
世間でもよくこの用法で使われるが、そもそも「ホモ」という言葉は男性同士の同性愛に限定された言葉では無いだろう。

“homo”という単語はラテン語のひとつであり、人、人類、均質化、と言った意味が持たれる。
セクシャル的な意味で捉えるならば本来、同性愛者という意味でホモセクシャルという言葉が使われる。

これが本来の用法であり、何も男性同士の話を言う訳では無い。男性同士ならばゲイだろう。
ココが気になって気になって仕方がないので、ホモソーシャルを男性同士の話として片付けたくは無い。

なので、わたしの考えでは、ホモソーシャルという言葉を用いる場合、性別に関わらず異性を排除することによって成立する同性同士の関係性を意味する言葉であると言いたい。

これを踏まえた上で、マクロスのホモソーシャルを考えたいとおもう。

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