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「夫婦共働きが前提」って国からちゃんと言われてないぞと思ったこと。

子どもが3人いる家庭で家計的には何とかやっている。家も欲しくないし、贅沢もしないからだけど。あと、長野県という物価の安い地方での暮らしというのもある。あと、妻がしっかり管理してくれているのも大きい。

でも、一番大きいのが夫婦が共働きしていること。これが大前提で、これが崩れたらあっという間に持たない。たぶん学費と仕送りの捻出が一番難しい。そして、もちろん世の中には共働きじゃない家庭も沢山あるはず。色々な事情があって共働きできなかったり、夫か妻のどちらかが子どもと一緒に暮らしている家庭は珍しくない。

「あれ?」と思ったのです。いつの間にか夫婦共働きじゃないと家庭の運営が困難な社会になっているな…と。その割には「今の社会は夫婦共働きが標準モデルです」と国から言われてないし、子育てや住居や教育などの制度デザインがそうなっているとも思えない。共働きが標準モデルであれば、一人で育てている家庭は当然負荷が高いのだから制度設計は手厚くあるべきだし。あれ?と思ったのです。ぼくが無知なだけで、制度も行政も手厚くなっているということであれば全然いいのですが。

何か国から聞こえてくるのは「家族大事。絆大事。夫婦の同姓大事」みたいなことばかりで。いや、そもそも「今の社会で家族を運営&子育てするには夫婦共働きじゃないと厳しいよ。国もバックアップするから頑張ろうね。いざというときもフォローしますよ」って言いました?と思ってしまいました。なんか、言われた覚えがないんだよなあ。女性は家にいて子どもを育てるもんだ的な雰囲気も未だに年寄な国会議員の発言から感じるしなあ。

性別関係なく生きたいように生きるのが基本だと思うので、あと経済的な自律は精神的な自律に貢献すると思っているので共働きは個人的には好きなのですが、それとこれとは話が違う。あれ?と思っちゃったのです。「夫婦共働きが前提」ってちゃんと言われてないぞと。ぼくの無知ゆえであれば全然いいのですが。どうなのかしら。

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