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本や映画や音楽について

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本や映画や音楽についてのあれこれ
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#漫画

漫画には森羅万象が描かれているからテストにも役に立つ。

一年前の日記をnoteに再録しました。今読み返しても、ぼくの主張は間違っていないと思う。笑 模試でぼやいている中三息子中三息子の模試のお迎え。車に乗った息子が「教科書に載ってないのが出たー」とぼやいている。 ぼく「ん?何が出たの」 息子「キモン」 ぼく「ん?」 息子「昆虫とかのさあ。こんなの教科書に載ってたかなあ」 ぼく「ああ。気門ね」 息子「うん」 ぼく「え!気門知らないの?」 息子「知らないよー」 ぼく「ゲンゴロウとかさ、よく水中で空気をプクプクしてる

知人から「めずらしく漫画喫茶に来ているのだが推薦求む。二時間の予定」とのメールが届く。

5年前の記録ですが、ここに再録しておきます。 * * * * * 女性の知人から「めずらしく漫画喫茶に来ているのだが推薦求む。二時間の予定」とのメールが届く。 これほどぼくのモチベーションを上げるタスクはない。 さっそく走り書いて返事を送る。 選択指針は「凝り過ぎず、読んだ後にいい気分になる漫画」。 -------------- 『すみれファンファーレ』 松島直子(小学館 IKKI COMIX) 小学五年生が主人公のすごーく素敵な世界です。 『ぼくだけが知っている

模試と漫画とゲンゴロウ

中三息子の模試のお迎え。車に乗った息子が「教科書に載ってないのが出たー」とぼやいている。 ぼく「ん?何が出たの」 息子「キモン」 ぼく「ん?」 息子「昆虫とかのさあ。こんなの教科書に載ってたかなあ」 ぼく「ああ。気門ね」 息子「うん」 ぼく「え!気門知らないの?」 息子「知らないよー」 ぼく「ゲンゴロウとかさ、よく水中で空気をプクプクしてるじゃん」 息子「ゲンゴロウって?」 ぼく「ゲンゴロウ知らないの!タガメとかさ」 息子「知らないよ」 ぼく「田んぼに囲まれて暮らしてるのに

高二長女が目を見開いて「ヤバいヤバい」と興奮しながら部屋から出てきた少女漫画。

ニュースを見ていたら、高二長女が目を見開いて「ヤバいヤバい」と興奮しながら部屋から出てきた。 父 どうしたん? 娘 ヤバい。わたし少女漫画に向いていないかも(興奮) (彼女はふだん漫画をほぼ読まない) 父 面白い? 娘 そんなレベルじゃない(興奮) 父 『君に届け』より? 娘 匹敵(興奮) ほほう。 『思い、思われ、ふり、ふられ』

個人的に漫画を見直した話

車両系の顧客と面談してると「整備士の採用がとにかく厳しい」の話によくなる。 そもそも、整備系の専門学校に若者が集まらないらしい。 さらにそもそも、入学を考える「とにかく車が好き」な若者が減る一方らしい。 さもありなん。 もしかして『漫画』って十代の憧れや願望を醸成する重要な役割も持ってたんじゃないかと思った。 いま、車やバイクをメインにした漫画ってほぼないものな。 漫画ってその時代の若者ニーズと表裏一体なのだ。 漫画や映画やドラマやアニメなどのエンターテイメントって、

家族を巻き込む漫画『今日から俺は!』

今日は長男の誕生日。 十三歳になるそうな。おお。 最近の息子はドラマ『今日から俺は!』が楽しみらしい。 ぼくにとっては懐かしい漫画。 「このドラマ、原作が漫画なんだけど、すっごく面白いんだよ。お父さん、高校のときにゲラゲラ笑って読んでた。ちょう面白いよ」と説明して羨ましがらせていたところ、先日、復刻版の文庫の一巻を買ってきた。 ゲラゲラ笑っていました。 なぜか、中三長女も小三末っ子も妻も回し読みしてゲラゲラ笑っていた。 すごいな。 誕生日プレゼントに二巻~五巻を買った

吉田聡がTwitterに登場した。七年ぶりに『七月の骨』を再読する。

よよよよ、吉田聡がTwitterに登場した。 漫画家の。 『ちょっとヨロシク!』の。 『湘南爆走族』の。 『スローニン』の。 『湘南グラフティ』の。 『七月の骨』の。 『そのたくさんが愛のなか。』の。 うわー。 大好きです。 まさかTwitterで日々の呟きを拝見できるなんて。 吉田聡ファンにはたまりません。 吉田聡がツイッターにいることを知って心が騒ぎ、朝から『七月の骨』を再読する。 七年ぶりに読み返したら、一級の青春譚でもありながら、大人から青年へ最大級のエールを

登場人物たちに会いたくなるのはいい漫画。『あやつき』

漫画好きとして「登場人物たちに会いたくなるのはいい漫画」という持論がある(吉田聡作品はそのケースが多い)。 ふとブックオフで買った『あやつき』が正にそういう漫画で、読んでいて彼らを好きになってしょうがなかった。 とにかくいい奴らで。 「この感覚、久しぶりだな。ブックオフには三巻までしかなかったけど、三巻読み終わったらダッシュで続きを買いに行こう」と思いつつ読んでいたら、なんと三巻で完結だった…。 えー! ちょう面白いのに…! もっと彼らに会いたいのに…! 急な別れです

よしながふみ天才論(10作品)

15年前に地方のフリーペーパーを立ち上げた際に完全趣味で本の紹介コラムを連載していた。いろんな本を紹介していたけれど、よしながふみを愛するがあまり、『よしながふみ天才論』のタイトルで集中して10作品を紹介していました。当時、よしながふみは今ほどメジャーではなく、「こんなに天才なのに何で皆もっと読まないんだああ」という気分が連載タイトルに反映されています。笑 今でも大好きです。 『西洋骨董洋菓子店』笑って泣いて。残酷で愛しい人生がここにある。よしながふみに出会って早八年。「