歴史的な日に立ち会った選手たち
2022年5月14日(土)
INAC神戸のホームゲームとして国立競技場で行われたWEリーグ
「INAC神戸レオネッサ vs 三菱重工浦和レッズレディース」
WEリーグ初のナショナルスタジアム開催、そして12,000人以上の観客を集めた記念すべきこのゲームのフラッグペアラーとボールパーソンを、INAC東京フェミーナの選手達が務めました。
私(くぼた)は選手達を集合させ、関係者入口まで引率したところでお仕事終了。そのまま一緒に入って国立競技場の内部とか見たかったなぁ。選手達が羨ましい(泣)
セレモニー(TUBE・春畑道哉さんの生ギター演奏)時のフラッグペアラーは全員で務め、そしてそのままボールパーソンの仕事をした子達と、その後はスタンドで試合観戦となった子達とで分かれました。
試合観戦した子達は、何とメインスタンドの記者席で観せてもらったとか。めっちゃ特等席!羨ましい⋯
選手達を送り届けた後はスタジアムのコンコースでしばらく時間を潰していたのですが、キックオフまでまだ時間があるのに、駅方面から観客の方達が続々と。人で溢れかえるコンコースの風景を見て、少し感慨に耽ってました。
「日本女子サッカー界にとって、歴史的な日になるかもしれない」って。
この試合に向けて、INAC神戸の関係者の方々は本当に多方面に向けて必死に集客活動や営業、その他地道な作業をしてきたことだろうと思います。
2万人という大きな目標には届かなかったものの、WEリーグ史上最多となる12,000人以上の観客動員。
そして代表戦以外では初となる、ナショナルスタジアムでの開催。
間違いなく、歴史的な日でした。
この日、スタンドにはサッカーをしているであろう女子選手達がたくさん。それこそ、小学生から高校生、いや大学生までも。
しかし、明らかに「サッカーとは縁遠いっぽい」感じの女性も、たくさん観に来てたんですよね。
そのことが、個人的には一番印象的でした。
この日が歴史的な日になったことは間違いないけれど、でもこれで終わりでもなく、一発の花火でもなく。
これを始まりとして、この日初めてサッカーを観に来た多くの「イチゲンさん」をリピーターにさせ、またスタジアムに来てもらうことが、女子サッカーに関わる我々にとっての大きな使命なのだと思います。
育成の現場に立つ僕らがまずやることは、サッカー好きな女子をたくさん増やすこと。サッカー好きだ!サッカーやって良かった!という状態で選手生活を終えてもらうこと。そして、女子サッカーにまつわるあらゆる環境を、さらに整備していくこと。めっちゃ頑張ります。
夢のようなこの日
ボールパーソンをしながら、そして特等席から。それぞれの場所から見た憧れの選手達のプレーに、きっと未来の自分を重ねた子も多かっただろうと思います。
未来といっても、きっとそれはほんの数年後。
なりたい自分になるために、こんな素敵な機会をキッカケにしてまたフレッシュな気持ちでサッカーに取り組んでくれたら嬉しいです!
開催に尽力された関係者の皆さん、両チームの選手達、お疲れさまでした。
これを撮っている時、後ろにいたご夫婦?カップル?の男の人が
「お、INAC。将来プロになる子達だね」って女性に言ってました。
みんな、世間からはこう見られてるぞ。めっちゃがんばれ\(^o^)/
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