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行政区再編について天竜区の考え方

メールやSNS、メッセージを通じて拡散をお願いしておりました行政区再編に伴う天竜区の考え方について、799名の方のアクセス、268名の方からご回答を頂きました。ありがとうございます。

アンケートの自動集計結果につきましては、こちらのリンクからもご確認いただけます。
https://questant.jp/s/tenryu-ku-hamamatsu

このうち天竜区の方のみ抽出した件数が123件(男性91名・女性32名)を別に集計してまとめました。
考察については様々かと思いますが、私の予想より多い86.2%の方が「特性や独自性に対応した政策を実現するためのビジョンを示し、単独の区として存続させる単独案」を選択されました。

数字だけでなく、自由記述頂いた内容には、大変共感できる回答もたくさん頂き、これまでにヒアリングしてきた声とあわせ、また客観的な市内の皆さんの声や自身の持論も含め、より良き結論が導き出されるよう議論してまいります。

個人的には、天竜区は単独として残し、浜松市民全体がその特性や環境学び、独自の政策や予算投入に対して理解していくことが望ましいと考えています。

天竜区を残すには、人口だけで割り切れない独自の政策や予算が必要です。天竜区の皆さんの思いを受け止め、広大な面積を有する治山事業に要する予算確保には、独自の権限を有する単独区が最適と考えます。
共有しておきたいことは、天竜区の山々の涵養により育まれる水が、川、ダム、用水を通じて、浜松市の生活、産業を支えている水源地としての地政学的な要素です。
森林を守り、天竜地域の環境保全を担って頂く住民の皆さんの営み無くして、浜松市の生活環境は維持できないのです。

先日、春野の魚松さんの大女将に、終戦のお話から春野町の変遷をたくさん伺った話も書きました。また行きたくなる出会いや魅力ある時間が流れる場所ばかりです。この天竜地域のそれぞれの町と天竜区以外の市内各地の地域が、様々なレベルで多様な交流を、これまで以上に促進することが、市民のみなさんの理解と関心を高めるためには必要かと思います。
そういえば、幼少の頃、家業である宿で、毎週のように、龍神の舞を再現したショーが行われいたことを思い出しました。おそらく、当時は祖父が水窪の皆さんとの御縁で企画していたものかと思います。天竜から諏訪にかけて伝わる龍神伝説をはじめ、独特の歌舞伎や神楽などの民族芸能は、地域の皆さんが森や水、火といった自然への信仰により、生活を紡いできた証です。
天竜地域の生活文化を守ることは、天竜の山々の自然環境の保全、それが浜松や浜名湖の力の源泉であることを忘れず、政策実現ができる天竜区のビジョンを示し、交流と活性化、治山事業と林業振興による産業育成、光ファイバー整備によるITと子育て教育環境の整備、空き家活用による移住促進といった具体的な事業プランも提言要望していきたいと思います。

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