はじめての

色々なはじめてを覚えていることは愛おしい。
好きなラジオから聞こえてきた。
猛烈に覚えているはじめてについて。

カッコつけてみたが、最近友達に披露したキモエピソードです。
初恋みたいなもん。
全然違います。

当時、借り上げ社宅に住んでいた。
そのマンションには同年代の子供が沢山住んでいた。
特に、隣の部屋の女の子が仲良くしてくれた。

3つか4つ、年上の女の子。
正真正銘正統幼馴染、えりかちゃん。
僕のことを生まれたときから知ってるんじゃないかな。
僕はよく、えりかちゃんの後ろをついて回った。

父親同士の仲がとても良かった。
大学生からの付き合いらしい。
僕の家は共働きだったから、母親が帰ってくるまで預けられることもよくあった。
今思うと相当迷惑だな。
ごめん!
なので、多くの時間を過ごした。

ある日、えりかちゃんの家で2人だった。
始めはポケモンのゲームをしていた。
飽きが来た頃、えりかちゃんがあるものを持ってきた。

えりかちゃんは僕よりも大人だった。

鍵盤ハーモニカを持ってきた。
音楽の授業で練習しているらしい。
ドレミというものを教えてもらう。
音が鳴るとなんとなく面白かった。

ここで!
えりかちゃんは僕にもやってみてと鍵盤ハーモニカを差し出してくれた。

間接キスじゃんとなる。
これ!はじめてのエロです。
鍵盤ハーモニカ間接キスです!
えろ〜。

なんか、3歳とか4歳のガキンチョでもエロという概念が導入されていた。
キスがエロだと知っていた。
嫌なガキだったから間接キスも知っていた。
エロだった。

えりかちゃんにこれはエロなのかを聞くのは良くないなと思い、なんとなく弾いてみる。
僕が弾き終わった後、えりかちゃんはしっかりと吹き口の部分を拭いていた。

この話を友達にしたら、エロが早すぎると言われました。
早くてかっこいー。
なんたって年上の幼馴染が教えてくれたからなー。

また恥をネットの海に投下。
ソソラシドー!

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